鯖の味噌煮の煮汁を再利用した炊き込みご飯~実録・一人暮らしの節約料理(24)~
一人暮らしの節約料理、今回は鯖の味噌煮の煮汁で炊き込みご飯を作りました。味噌煮を作ると余る、大量の煮汁。ただ捨てるのはもったいなく感じます。
そんなときは炊き込みご飯に使えば、煮汁をフルに再利用できます。ご飯を炊くとき煮汁を混ぜるだけなので、特別な手間もいりません。
材料
今回、炊き込みご飯に使った材料がこちらです。
・鯖の味噌煮の煮汁…200ml
・米…3合(540ml)
・鶏むね肉…150g
・にんじん…半分
・もやし…半袋
・えのき…半分
・しょうゆ…大さじ1
煮汁だけだと薄味かもしれないので、念のためしょうゆも用意。具材は、冷蔵の中身を総動員させました。
私は安い食材を買ってから使い道を考えるので、普通のレシピ通りの材料が揃うことはまずありません。作る日によって使う食材も変わるので、調味料などの微調整が欠かせません。
鯖の味噌煮では、余ったもやしを使って少し失敗しました⇒鯖の味噌煮は、まとめて作った方が良い~実録・一人暮らしの節約料理(23)~
調理開始
早速調理開始です。今回は、新たに加わった調理器具を使ってご飯を炊きます↓
実家からもらった炊飯器です。今までフライパンで炊飯していましたが、これでまた調理がはかどりそうです。
最初に作った炊き込みご飯も、フライパンで炊きました⇒ピラフを参考に作る、フライパンの炊き込みご飯~実録・一人暮らしの節約料理(21)~
材料をカット
まずはにんじん、鶏肉を食べやすいサイズにカット。にんじんは細切りに、とり肉はさいの目状に切りました。
とり肉を切るときは、半解凍のフローズン状態くらいだと切りやすいです。切る前に皮を取っておくと、さらに作業が簡単になります。
えのきも、半分から1/3の長さに切る方が食べやすくなります。もやしはそのままでも、細かくしてもどちらでも大丈夫です。
炊飯器にお米と液体をIN
下準備が済んだらいよいよ炊飯です。ご飯3合と、煮汁・しょうゆ・水を、炊飯器の中に投下します。
悩みどころだったのは、「しょうゆはどれくらい足すべきか?」ということ。普通の炊き込みご飯なら、しょうゆに加え、料理酒、ダシなどを大さじ2くらい入れるところです。
けれど私が使うのは、200mlもの煮汁。かなり濃い目の味付けです。さらに足りない分は普通の水で補うので、余計に味加減が読めません。
試しに味見をすると、やや薄めの印象。迷いに迷い、しょうゆは大さじ1で抑えることにしました。もし薄味なら、後から塩などをかけてカバーすれば良いと思いました。
自炊に失敗しないコツは、薄味路線で行くことです⇒一人暮らしの料理初心者でも、自炊でおいしい食事を確実に作るコツ
具材の敷き詰め、スイッチオン
米と液体を入れた上に、カットした具材を敷き詰めていきます。
偏りが出ないよう、米の上にまんべんなく広げます。これだけ見ると、至って普通の炊き込みご飯です。
全部の材料を入れたら、炊き込みご飯のモードを選んでスイッチオン。ここで普通モードを選ぶと、ベチャッとした仕上がりになるようです。
フライパンで炊飯していた頃は、ここからが大変でした。炊飯器はスイッチ1つで確実に美味しいご飯が炊けて、改めてその便利さを噛み締めました。
実食
しばらくすると、炊飯完了のアラームが。炊きあがりはこうなりました↓
当たり前ですが、具材には熱が通っていて一安心。炊飯器はやはり優秀です。しゃもじでかき混ぜ、具を全体にいき渡らせます。
お茶碗によそうと、こんな感じです↓
普通の炊き込みご飯と比べ、やや色が薄めです。いざ実食。
味も、普通より薄い。
煮汁に対し、水の量が多かったようです。これなら、しょうゆは大さじ2くらい入れても良かったかもしれません。鯖の生臭さなどはなく、美味しく食べることができました。
薄味以外に気になる点は、ご飯がベタッとしていたところ。水はやや少なめでも大丈夫なようです。もし次の機会があれば、この点は気をつけようと思います。
長期保存は注意
残ったご飯は、お釜ごと冷蔵庫にIN。フライパンのフタをして、乾燥を防ぎました。
それでも数日経つと、鶏肉がパサパサしてきます。最後まで美味しく食べるなら、「ラップに包んで冷凍保存→レンジでチン」の方が良さそうです。
我が家にはレンジがないので、料理の温め直しも全てフライパン。ご飯は水を少し入れて温めると柔らかくなりますが、パサついた鶏肉までは元に戻りませんでした。
煮汁を再利用した炊き込みご飯。水加減や味付けを気を付ければ、美味しく炊き上げることは十分できそうです。
鯖の味噌煮以外にも、煮物で余った煮汁があれば何でも使えます。煮汁は捨てずに、いったん取っておくのもありではないでしょうか。