質素なミニマリストが実践中。炊飯器を使わないで楽に一人分のご飯を炊くコツ。
一人分のご飯を炊くのに、炊飯器を使うのは少々面倒です。炊飯器を使わず、楽にご飯を炊くコツを紹介します。
自力で炊飯ができると、いざというときにも便利。水と米と火さえあれば、どこでも温かいご飯が食べられるようになるのです。
我が家にも今は炊飯器が無いので、鍋での炊飯です。慣れるまでコツが入りますが、こんなところに気を付ければ美味しいご飯が炊けるんじゃないでしょうか。
上手に炊ける米と水の分量とは?
美味しいご飯を炊くには、米と水の分量のバランスが命です。基本の炊飯では、
水:米=1:1
で炊くと、美味しいご飯になります。
しかしこの場合は、予め米に水を吸わせることが必要です。その上で、米の量と同じ水を入れることになります。
もし水を吸わせる時間がないときは、
水:米=1.5~2:1
くらいが理想。米よりも水の量を多くして、炊飯と同時に水分を吸わせるようにします。
水が少ないと、米が固すぎたり、最悪お焦げが多くなりすぎたりします。水が少ないくらいなら、多すぎる方がまだ安心です。
私はよく外の食材も一緒に炊くので、それに合わせて水の量も調節します。
もやしなど水分が多めの野菜を入れるときは、水は少なめでも良し。逆に肉などを入れるときは、もうちょっと水を多めに入れます。
鍋の大きさがポイント
鍋やフライパンで炊飯をするときは、米の量に合った大きさのものを使うと美味しく炊けます。大きさが合わないと、失敗が多いのです。
私は炊飯器を断捨離後、鍋で炊飯をしています。しかし手持ちの寸胴鍋では、1人分の米だと大き過ぎます。私は普段0.5合しかご飯を炊かないので、尚さらです。
大きい鍋で少ないご飯を炊くと、どうしても熱くなり過ぎます。先に水が蒸発してしまい、米が焦げることもしばしばです。
鍋を使うにしても、雪平などのちょうどよい大きさで炊くと良いです。もし大鍋を使うときは2~3人分を一気に炊いて、冷凍庫などに入れておくことをおすすめします。
電子レンジが無いときに、美味しくご飯を解凍する方法も紹介中です⇒冷凍ご飯の解凍方法と温め方。レンジなしでもフライパンで美味しくできる。
失敗しにくい火加減
水の量とともに、火加減も無視できません。ガスを使うときは、以下のような火加減で炊くと成功しやすいです↓
1.沸騰するまでは中火
2.沸騰したら弱火
3.パチパチ音がしてきたら強火で10秒
4.火を止めて2~3分蒸らす
ずっと同じ火加減だと、お焦げが増えます。沸騰した後はじっくり火を通すのがコツです。
さらに詳しい方法はこちらから⇒炊飯器なし。フライパンでご飯を炊くことに挑戦~実録・一人暮らしの節約料理(4)~
しかしこれが、IHヒーターになるとちょっと事情が変わってくるのです。
私がIHヒーターを使ってご飯を炊くときは、以下のように調節しています↓
1.沸騰するまでは火力3~4くらい
2.沸騰したら火力1~2まで下げる
3.パチパチと音がしてきたら火を止める
IHヒーターは思いのほか火力が強く、中くらいの威力でもかなり熱いです。なので沸騰後はは、火力1~2でも十分炊けます。
私はご飯を炊く間にシャワーを浴びることがあるので、そのときは一番弱い火力1で調理しています。それでも油断すると、米が焦げることも。あまり長風呂はできません。
さらにご飯を炊く間は、あまりフタを開けない方が良いです。熱が逃げてしまい、ご飯がふっくら炊けなくなります。
いざというときの確実な対処法
鍋の大きさや慣れないIHヒーターのせいか、ちょいちょいご飯を炊き損ねます。もし怪しい気配がしてきたときは、水を多めに入れておかゆにしてしまうのが良いです。
米から作るおかゆは、初心者でも安心して作れるレシピです。詳しくはこちら⇒自炊初心者にも簡単にできる、フライパンで作るおかゆ。~実録・一人暮らしの節約料理(3)~
最近は私も面倒になってきて、ご飯よりもおじや・お粥に近い米を食べることが多くなりました。元々米を炊く量が少ないので、むしろお粥にした方がかさ増し効果で満足できるというのもあります。
お粥は消化も良いし、そこまで味が変わるというわけでもありません。ご飯がどうしても上手く炊けないときは、お粥や雑炊を中心に作ると美味しい食卓になるんじゃないでしょうか。
一人分のご飯を炊くのは、地味に悩みどころです。専用のグッズなどもありますが、電子レンジが必要だったりするのが難です。
鍋だけでご飯を炊くことができれば、一人分でも数日分のまとめ炊きでも自由自在です。炊飯器や電子レンジに頼らない炊飯方法、一度試してみて下さい。