お金がなくてもできる、ミニマルな節約ストレス解消法
今回はお金がなくても実践できる、節約ストレス解消法をお話しします。ストレスを解消するには、レジャーなど特別な息抜き方法よりも毎日の生活の中で気軽にできるものの方が良いのではないかと思います。
仲の良い友人とワイワイ騒ぐのも楽しいですが、1人の時間をゆっくり過ごすのも疲れを取るのには有効です。日々の喧騒から離れて、身体と心を休める機会を作ってはどうでしょうか。
お風呂にゆっくり入る
まずは王道の、湯船にゆっくり浸かる方法。40℃前後のぬるめのお湯に、10~20分ほどゆったりと浸かります。そうして何も考えずにボーッとすることが、私にとっても貴重なリラックスタイムとなっています。
長い時間お風呂に浸かるときは、身体に負担をかけない半身浴がおすすめです⇒お風呂の水道代節約にも効果的な、真冬でも風邪をひかない半身浴のやり方とは
何か嫌なことがあったときは、とにかく静かに湯船に浸かり続けます。このとき、心の表面に付いた汚れをお湯の中に洗い流すイメージを想像すると、よりストレス解消の効果が高いように思います。
これは、以前カウンセラーの先生に言われたことを参考に実践していることです。先生は「不満があるときは、ツボに閉じ込めて湖に沈めるイメージや水に流すイメージを想像して下さい」とアドバイスをくれました。
普段の生活だと上手く想像できなかったのですが、お風呂に入っているときは「水に流す」というイメージがすぐに浮かんできました。体内の汚れが、湯船やシャワーで洗い流されていくようなイメージです。
その後先生にこの話をしたところ、「それは良いイメージ法ですね」と言ってもらえました。それ以来、お風呂に入るときは「洗い流すイメージ」を頭に浮かべるようにしています。
とにかく寝る
頭が疲れたときは、たっぷり寝るとスッキリします。寝不足だと集中力も途切れがちになるので、仕事中をするときも定期的に睡眠をとる方が作業がはかどります。
私の場合、睡眠不足だと余計なところに考えが散って目の前に作業が進まなくなります⇒集中力を高める6つの方法。仕事や家事を、短時間で効率的に済ませる秘訣とは?
また、睡眠不足が続くと脳がうつ状態になるという研究もあります。私も寝不足のときは気分が憂うつでやる気が起きなくなるので、これはあながち間違っていないのではと思います。
理想は夜に十分な睡眠をとることですが、日中に眠くなったときは昼寝をするのも有効です。眠くなったとき少し寝ると、随分と頭がスッキリとします。
ただ、睡眠時間が長過ぎるとかえって頭がボーッとするので、時間は10~30分程度に抑えるのがおすすめです。横になって昼寝するときは、枕を使わいようにすると「寝すぎ」を防ぐことができますよ。
静かな場所に行く
周りが騒々しいと、脳に色々な情報が入ってきてリラックスすることができません。ゆっくり休みたいときは、余計な音楽などがないところの方が気分が落ち着きます。
個人的なおすすめスポットは、地元の図書館です。無料で本や雑誌が読めるし、午前中などは人が少ないのでとても静かなのです。それ以外では、音楽のかかっていない喫茶店なども良いかもしれません。
自宅にいるときは、テレビを消すと脳が休まります。私も最近は、1人のときはテレビを付けないで過ごしています。耳から入ってくる音がないと、気分もゆったりして心に余裕が出てくるように思います。
最初は静かな状態がもの足りなかったのですが、今では逆にテレビの音をうるさく感じます。特にお風呂上がりから寝るまでの間の時間は、テレビを付けないで過ごした方がぐっすり寝られます。
自然と触れ合う
日頃からパソコンやスマホの画面ばかり見ていると、目から疲れが溜まっていきます。そんなときは、近所を歩いて自然に触れると心がホッとします。
公園の緑を見ながら散歩したり、日の当たる道をのんびりあるいたり、窓を開けて新鮮な空気を思い切り吸い込んだり。室内に閉じこもって頭が煮詰まってきたときは、一度外に出ると頭の中をリセットできます。
最近の研究でも、「森林浴」がストレス解消になることが分かっています。森の中を40分歩いてデータを取ったところ、普通の場所を歩くよりもストレスホルモンの「コルチゾール」が減ったという結果が出たのです。
また、森林浴の後は免疫力が上がり、脳からはリラックス状態を示す「アルファ波」が多く出ているというデータもあります。
これは森の植物から出る「テルペン類」を吸い込み、自律神経の働きが整えられたことが理由と考えられています。テルペン類は身近なものだと、レモンなどの柑橘類にも多く含まれる物質のようです。
森林浴は山へハイキングに行っても、近所の公園へ行っても効果があるようです。時間がないときは、身近な自然スポットで休憩するのもストレス解消には良いかと思います。
いらないものを断捨離する
家の中の荷物を断捨離するのも、ストレス解消には効果があります。いらない荷物が目に入ると、その分余計な情報が増えて脳に負担をかけてしまうのです。
また、部屋や収納スペースが散らかった状態というのは、それだけで人をイライラさせる力があります。そのイライラが、無駄遣いをさせたり暴飲暴食を招くのかもしれません。
クローゼットがパンパンな場合、そこを片付けるだけでも心が晴れやかになります⇒クローゼットの洋服を断捨離すると、毎日が充実する理由
家の中にいても気分が休まらないときは、散らかった荷物を片付けたり、不要品を処分してみてください。適度な運動にもなって、気分をリフレッシュするにはもってこいですよ。
買い物や外食などで気分転換するのも楽しいですが、何かを足し算するストレス解消法はお金もかかるし「もっと、もっと」となってキリがなくなってしまいます。
色々なものや情報に囲まれて疲れてしまったときは、余計なものをシャットアウトする「引き算式のストレス解消法」をお試し下さい。