自分のやりたいことなのに、「いつか」と先延ばしにしてしまう理由とは?
「これをやってみたい」「あれを試してみたい」。そういうものを、誰しも1つや2つは持っているのではないでしょうか。しかし、それを実行に移せない人が多いのも事実です。
自分のやりたいことなのに、なぜ先延ばしにしてしまうのか?やりたいことが自由にできない理由を考えました。
何でも「足りない」と思っている
できないときに最も良く出てくる理由は、「ない」です。「時間がない」「お金がない」。それをできるだけの余裕がないという人は、たくさんいると思います。
本当にお金や時間がなくて大変な場合もあります。が、この2つは「ない、ない」と言っていると、本当に無くなってしまう怖い性質を持っています。
あるところには、実はある
時間もお金も、あるところにはあります。ただ私たちが、それに目をやるかやらないかの違いです。
私もよく「お金がないお金がない」と悩んでいます。一人暮らしの準備で貯金は激減。ライターとして1年近くになるのに、未だ赤字家計から抜け出せません。
しかし実際は、1日3食ご飯は食べられるしお風呂にも入れるし、雨風をしのいでゆっくり寝られる部屋もあります。每日こうしてブログも書けて、平和に過ごすことはできているのです。
少なくとも今年いっぱいは、このまま鳴かず飛ばずでも今までの暮らしを維持できる余力は残っています。見方を変えれば、お金はあるのです。
特に一人暮らしの勤め人であれば、黒字の家計が大半だと思います。毎月お金が余っているのに「お金がない」というのも、妙といえば妙な話です。
時間にしても同じです。忙しい忙しいと言っても、テレビを見てくつろいだりスマホをチェックする時間は誰しも持っています。
一説によれば、人はテレビやスマホで1日5時間は損をしているとも言われています⇒1日5時間の自由を作れる、生活の中の無駄をなくす秘訣とは
朝起き抜けにスマホのメールを見る時間、ご飯を食べ終わった後一服する時間、買い物でダラダラ店内をうろついてしまう時間……。私自身、日々の暮らしを振り返っても無駄な時間がまだまだ多いと感じます。
文章執筆の間ですら、誘惑を意識的に断たないと集中できません⇒勉強や仕事の途中で気が散らないための、集中力を高めるコツ
見ようによってはまだお金はあるし、1つ1つの作業をパパっとこなせば空き時間は作れるはずです。足りないと思ううちは、目の前にあっても活用できないのがお金と時間だと思います。
条件が整うのを漠然と待っている
何かを始めるとき、あえて「機が熟すのを待つ」ということもあります。しかしこれは、ただぼんやりと条件が整うのを待つことではないと思います。
チャンスが巡ってくるまでの間にも準備を進めるなり何なり、できることはあります。そうして周到に用意して始めて、チャンスはモノにできるのではないでしょうか。
「この仕事が一段落ついたら部屋を片付けよう」「痩せたら色々なところへ遊びに行こう」。しかし残念なことに、今できないことは状況が変わっても大体できません。
そのときになったらなったで、また新たな障害が立ちふさがります。その度に「これが済んだら」と言っていては、いつまでも行動に移すことはできません。
条件が自然に整うことは絶対にない
もし条件が整っていないと思うなら、自分から整えに行く。自然に条件が整うことは、相当の幸運に恵まれないとあり得ないからです。
お金がないなら節約して貯める。遊ぶ時間を減らして準備に割く。やる気さえあれば、今できることは色々考えられると思います。
人間、やるとなったらどんな状況でもやります。まずは、「今なら何ができそうか?」を考えるところから始めてはどうでしょうか。
先回りしてアレコレ心配している
未知の領域に足を踏み入れるのは、誰しも不安です。「失敗したらどうしよう」と考えると、二の足を踏みたくなる気持ちはよく分かります。
しかし実際問題、やってみないとどうなるかは分かりません。足踏み状態で何もしなければ、そのまま時間だけが過ぎていってしまいます。
飛んでから考える
以前、「何か迷ったときは飛んでから考えてみては?」とアドバイスをもらったことがあります。取りあえず飛んでみて、そこから試行錯誤すれば良いではないか、と。
飛んでみた結果、失敗することもあります。けれどこれも、「失敗した」という経験のうちです。とにかく最初は、経験値を積まないことには始まらないのだと思います。
命を賭けるだとかよほどの大金をはたくのでない限り、失敗しても人生は終わりません。最初は失敗しても良いから、どんどんチャレンジしてみる方が良いんだろうと考えています。
やりたいことを自由にできないのは、心がモヤモヤしてはこないでしょうか。先延ばしにせず、エイヤッと飛び出す気概もときには要ります。
動き出せばその分、何がしかは変わると思います。あまりグチャグチャと悩まず、とにかく身体を動かしてみることです。