家にヤツを近づけるな。ハッカ油スプレーでゴキブリ対策するときのポイント
夏、それはゴキブリの季節だ。今回は我が家のゴキブリ対策に欠かせない、ハッカ油スプレーの話をしたい。
巷では「効果バツグン!」「全然効かない」という両方の声があるが、我が家ではハッカ油を使った対策は効果が出ている。ハッカ油を効果的に使えるかどうかが、安心安全な夏への分かれ道だ。
ハッカ油はスプレーで使うのがおすすめ
まずハッカ油をG対策に使うときは、ハッカ油スプレーがおすすめだ。アルコールとハッカ油があれば簡単に作れて、どこにでも撒ける。なにより、「これなら虫も寄ってこまい」というくらいハッカ油の香りが強くていい。
私が作っているハッカ油スプレーのレシピはこちら↓
ハッカ油スプレーの作り方
ハッカ油スプレーの材料
・スプレーボトル(100均のものでOK)
・ハッカ油…8~10滴
・無水アルコール…50~100ml
・水…50~100ml
アルコールを使うのは、ハッカ油と水を混ざりやすくするためだ。水だけだとハッカ油が混ざらず、効果が薄くなってしまう。
もし水だけでハッカ油スプレーを作るときは使う前にボトルを振って、水とハッカ油をよく混ぜよう。
ハッカ油スプレーの作り方
1.スプレーボトルに「無水アルコール:水=1:1」の割り合いで入れる
2.アルコールと水を入れたボトルにハッカ油を適量垂らす
3.よく振って完成
一度に作る量は、使い切りできる少なめがいい。なるべく鮮度の高いものの方が効果も高いように感じる。
おすすめのハッカ油と無水アルコール
ハッカ油とアルコールは薬局などにもあるが、都合よく近所にあるとは限らない。こういうときはやはり、ネット通販が便利だ。
私が買っているハッカ油と無水アルコールはこちら↓
ガレージ・ゼロというお店で、ハッカ油をアルコールをまとめて買えるのがいい。商品自体の値段もお手頃だ。
ハッカ油スプレーを使うときのポイント
ハッカ油スプレーは強力だが、「揮発性が高くて持ちが悪い」という弱点を持つ。これを踏まえつつ、ハッカ油スプレーを使うときのポイントを以下からみていく。
ピンポイントで使おう
ハッカ油は全体的に撒くより、狙った場所を重点的にスプレーするのが効果的。私は、Gの出現率が高いキッチン下の戸棚をメインに撒いている↓
どうも我が家には、キッチン裏にGの侵入経路があると思われる。それ以外の場所では見かけないので、キッチン以外の場所にはほとんど使わない。
団地に住んでいたときも、キッチンを中心にスプレーしていた。場所はこんな感じ↓
・キッチンと冷蔵庫の間
・キッチン下の左右の棚
・台所と窓の間のすき間
・ガスコンロ脇の台所の隅
・エアコン用コンセントの下の隅
・トイレの便器の裏
・脱衣所のすき間
etc……
奴らは水回りによく出るので、キッチン・トイレ・お風呂場を重点的にスプレー。掃除のついでに撒くと、忘れずに済む。
もし「ベランダに出やすい」「窓際でよく見かける」ときは、網戸や窓を中心に撒く。Gが出やすい場所の見極めが大事だ。
小まめにスプレーしよう
ハッカ油の効果は、せいぜい数時間ほど。1日に何回かスプレーしないと、すぐ香りが消えてしまう。
一度スプレーを数日サボったことがあるが、その結果Gがキッチン戸棚の中に出現。それ以来、毎日欠かさずスプレーしている。
私が毎日スプレーするタイミングは以下だ↓
・朝起きたとき
・夕飯を作る前
・夜寝る前
・その他、気づいたときに
とにかく、気になったらそのつど撒くように。そのおかげか、ここ最近はGの気配を感じずに済んでいる。
とくに夏から秋にかけては、Gが出やすい。その時期だけ、力を入れてスプレーするというのも有りだ。
殺虫効果はないので注意
ハッカ油は虫よけ効果はあっても、殺虫効果は薄い。子バエはハッカ油スプレーを吹き付けると慌てふためくが、Gはハッカ油スプレーにもほとんど動じなかった。
すでに家の中にGが住み着いているときは、ハッカ油対策と合わせてG退治も忘れちゃいけない。おすすめはブラックキャップなどの毒エサ作戦だ。
お掃除スプレーとしてもおすすめ
直接的なG対策ではないが、ハッカ油スプレーはお掃除スプレーとしても使える。私はいつも、乾いた雑巾にハッカ油スプレーを吹き付けて床掃除している。アルコールも入っているので、ちゃんと汚れも取れるのだ。
ハッカの香りを家中に撒くことはもちろん、部屋の掃除そのものがG対策になる。掃除の後は、心なしか空気がキレイになったように感じるから不思議だ。
芳香剤として使うときは?
ハッカ油スプレーは効果が短いのでマメに作らねばならず、ハッカ油がすぐに減る。コスパ的にもうちょっと長い効果がほしいときは、ハッカ油を使った芳香剤がおすすめだ。
作り方はハッカ油スプレーよりも簡単↓
ハッカ芳香剤の作り方
ハッカ芳香剤の材料
・小さめの入れ物
・重曹or塩…適量
・ハッカ油…8~10適
ハッカ芳香剤の作り方
・入れ物に重曹or塩をIN
・入れた重曹or塩にハッカ油を垂らして完成
入れ物は小鉢以下のサイズがおすすめ。もしお茶パックがあるならそこ重曹などを入れて、ハッカ油を垂らしてもいい。
効果は3~4日、長くて1週間ほどだ。香りが無くなったら、またハッカ油を垂らして再利用できる。
芳香剤を置く場所は、なるべく閉じられた狭い空間がいい。キッチン戸棚の隅っこや、トイレの隅などだ。
夏場はやはりスプレーがほしい
しかし瞬間的な効果は、やはりスプレーの方が高い。Gが活発になる夏場などは、芳香剤と合わせてスプレーすることもおすすめしたい。
ハッカ結晶はどう?
ハッカ油以外の対策グッズとして知られているのが、「ハッカ脳(ハッカ結晶)」だ。文字通りハッカの結晶で、こちらも虫除けに効果があると言われている。
私は結晶を試したことはないのだが、ネットでは「結晶を置いた横にGが出た」という情報が。結晶そのものを置くだけでは、あまり効果はなさそうだ。
結晶を使うときは、やはり水に溶かしてスプレーにするといい。コスパはハッカ油よりもいいので、たくさんスプレーしたい人にはうってつけだ。
今年はGを見たくないという人は、ハッカ油を使った対策を試してみてほしい。Gが忍び込みやすい場所に撒けば、姿を見せなくなるはずだ。私も夏の間は、毎日シュッシュするとしよう。