電気代を節約するならこれ下げろ。一人暮らしのアンペア数の目安とは

2018年1月6日

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一人暮らし電気代を、かに節約するか?今回は快適に暮らすためのアンペア数目安の話をしたい。

一人暮らしを始めてから、アンペア数を見直したことがない人も多いんじゃなかろうか。だが多過ぎるアンペアを減らすことで、楽に電気代を安くできるかもしれないのだ。

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そもそもアンペア数って?

アンペア(A)とは、電流の単位のことだ。自分の家でどれくらいの家電を使えるかは、このアンペア数で決まってくる。

アンペアは、家電などによく書かれている電力(ワット:W)とも深く関わってくる。家電を動かすのにどれくらいアンペアがいるかは、こんな感じで求めるからだ↓

電力(A)=電力(W)/電圧(V)

この数式は、どれくらい電気代がかかるを計算するとき大事になってくる。理科が苦手だった人も、覚えておいて損はない。

自分の家のアンペア数を知るには、電気料金表をチェックすると分かる↓

契約アンペアに限らず、どれくらい電気を使っているかなど節約の参考になる情報がてんこ盛りだ。すぐに捨てず、じっくり眺めるのも面白い。

アンペアごとの料金はいくら?

アンペア数は、世帯にごとに契約して決めるものだ。東京電力だと、アンペアごとの料金はこうなっている↓

・従量電灯Bの電気料金

10A…280円80銭
15A…421円20銭
20A…561円60銭
30A…842円40銭
40A…1,123円20銭
50A…1,404円00銭
60A…1,684円80銭

アンペアが大きいほど電気料金が高くなり、一番高いと1,600円を超える。逆に一番安いと300円以下というリーズナブルさだ。

一人暮らしのアンペアの目安

電気代を節約するにはアンペア数を下げればいいのだが、話はそう簡単じゃない。あまりにアンペアが低いと、ちょっと家電を使っただけでブレーカーが落ちてしまうからだ。

電子レンジやドライヤーなどは、オンにしている間かなりの電気を使う。アンペアが低いと、これらを同時に使えなくなってしまう。

例えばアイリスオーヤマの単機能電子レンジヤザワのマイナスイオンドライヤーが使うアンペアは、こんな感じになる↓

・レンジ(消費電力1150W)、

A=1150/100=11.5

・ドライヤー(強温の消費電力1200W)

A=1200/100=12

・アンペアの合計

11.5+12=23.5

普通の家のコンセントは電圧100Vなので、電力を100で割ればアンペアは求められる。このレンジとドライヤーを同時に使うと、23.5Aの電流が必要になる。もし家の契約アンペアが20Aだと、停電してしまうのだ。

一人暮らしのアンペアも、家電が快適に使える30Aが目安となっていることが多い。まずは30Aから始めて、自分が家電をどれだけ使うか見極めるのが安全だ。

20Aでも十分暮らせた

私も最初は30Aから始めたが、もともと家電が少ないのでそこまで電気を使わなかった。これならもっと低いアンペアでも十分そうだったので、20Aに下げることにした。

アンペアを下げた話はこちらでも⇒一人暮らし女性必見。電気代を月1000円に節約できる6つの方法。

前に紹介した料金表をみると分かるのだが、30Aと20Aだと280円も違う。鶏むね肉が1パック買えることを考えると、無視できない金額だ。

なかには10Aで暮らす強者もいるようだが、私の今の暮らしでは15Aでもキツい気がする。手持ちのドライヤーや電気ケトルなどを断捨離しないと、このレベルは無理だろう。

アンペアを節約するには?

アンペアを節約するには、どんな家電をいかに使うかがカギになってくる。アンペアをくう家電さえ無ければ、停電もなく快適に暮らせるはずだ。

私が持っているなかで、アンペアをくいそうな家電はこちら↓

・電気ケトル

・ドライヤー

・布団乾燥機

・エアコン

・IHヒーター

これらを同時に使うときは、このうちの1~2つだけ動かすようにしている。IHヒーターで料理をしているときは、ドライヤーと電気ケトルのどちらかだけ使うといった具合だ。

めんどくさくもあるが、1回に使う時間がそれほど長くないものばかりだ。暮らしが成り立たなくなるほどの不便さはない。

省エネ家電に買い換えるのも手

また、古い家電は大きい電力を使うものが多い。省エネ性能の高い家電を選ぶのも、アンペア節約のコツだ。

私もドライヤーは、低温ドライヤーを使っている。詳しくはこちら⇒髪の毛のケアと電気代節約を考えた結果、低温エコドライヤーにたどり着いた話

とくに冷蔵庫など、常に動かしている家電の消費電力量は大事だ。もし買い換えるときは、そのあたりもチェックしてみてほしい。

アンペアを変えるには

もし今より低いアンペアでも大丈夫そうだというときは、電力会社に頼めば契約アンペアを下げられる。東京電力の場合は、契約アンペアの変更ページから手続きすればOKだ。ネットに限らず、電話でも手続きはできる。

手続きしてから数日くらいで、電力会社の人がやってきてアンペアを変えてくれる。工事自体は10~20分もあれば終わる、アッサリしたものだった。

アンペアを変えている間は電気が使えなくなるので、その点だけは気を付けたい。なるべく電気を使わない昼間の方がいいんじゃなかろうか。

ついでにブレーカーの交換をされる

もし自宅の電力メーターがスマートメーターの場合、アンペアブレーカーが必要なくなる。そのためアンペアを変えるついでに、ブレーカーの交換もされる。

ブレーカーの交換は10分くらいで終わるので、そこまで面倒じゃない。むしろその後のアンペア変更などが楽になる、便利な代物だ。

ただ新しいブレーカーは、短い間に停電が4回続くと自動で復旧しなくなってしまう。あまりアンペアを低くするのも気を付けたい。

電気代の節約には、基本料金の見直しも欠かせない。契約中のアンペア見直しは、電気代が一気に安くなるチャンスだ。今までアンペアを気にしてこなかった人は、一度チェックしてみてほしい。

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Posted by yayoi