実録・超初心者が行く富士登山。ご来光を無事に見るための重要ポイント7つ。

2017年9月6日

スポンサーリンク

9月の始め、富士山登山に行って来た。登山の経験ゼロの超初心者だったが、無事にご来光を眺めて帰ってくることが出来て何よりである。

初の富士山登山を快適にするには、どんなことに気をつければ良いのか。私が心がけたポイントを紹介してみたい。

スポンサーリンク

とにかく怖いのは高山病

富士山に限らず、高い山に登るとき怖いのが高山病だ。初心者に限らず、山登りに慣れた人でもなるときはなるという話を聞いた。

初富士山で日頃から運動不足の私も、高山病が一番心配だった。幸いにして具合が悪くなることは無かったが、やはり途中でバテてしまう人も目撃している。

運動してないからダメとか経験者だから大丈夫とか、そんな問題でもないらしい。高山病も含め、体調を崩さないよう登山中気をつけたことが以下だ。

1.初の富士山はツアーがおすすめ

今回は始めての富士山ということで、ツアーで参加した。ツアーなら大勢が参加しているし登山ガイドさんが付くしで、山を全く知らないド素人でも安心して富士山に登ることができる。

ツアーだと自分のペースで登ることが出来ないが、代わりに余裕を持ってゆっくり登れる。そのため高い場所に身体を少しづつ慣らし、高山病の予防もしやすくなる気がした。

しかし逆に、ツアーのペースだとキツいという声もあった。私が参加したのは1泊の駆け足ツアーだったので、もっとゆっくり登りたい人は2泊のツアーが良いかもしれない。

私が参加したツアーはこちら↓
【新宿発】バスで行く!富士登山ツアー

2.前日にしっかり寝ておく

高速バスの時間が朝の7時半とということもあり、富士山の前日は夜の9時に寝た。これは山登りだけじゃなく、乗り物酔いも考えてのことだ。

スタート地点である富士山の5合目に付くまで、バスで4~5時間はかかる。その間に気持ち悪くなったら、山登りの前にリタイアしかねない。

バスの中で眠れば良いやと考える人もいると思うが、高山病対策のために「寝るな」と言われるので注意。また登山中も、山小屋での数時間の仮眠以外はほとんど寝られなかった。

普段は徹夜が平気な人でも、山では命取りになりかねない。やはり前日は、寝すぎるくらい寝ておいた方が良いと思う。

3.呼吸は「思い切り吐く」

これはガイドさんから教えてもらったコツだが、高い山では「呼吸はとにかく吐くこと」が大事だ。

ガイドさんが言っていたポイントとしては、

・口をすぼめる

・風船が膨らむ勢いで吐く

・一歩づつ歩くごとに吐く

という感じだった。

山頂に近くなればなるほど、空気は薄くなって息切れする。空気を吸おうにも、吸う酸素が無いのだ。そのため呼吸が浅くなり、酸素不足で高山病になってしまう。

しかし最初に思い切り息を吐くと、その分吸いやすくなる。呼吸が苦しいときほど、「息を思い切り吐く」ことを意識すると多少は楽だ。

私はこの言葉を信じてひたすら息を吐き続けていたが、高山病にならなかったのはそのおかげかもしれない。呼吸は、登山の生命線だと学んだ。

4.水分・食料は小分けに摂る

さらにガイドさんが言っていたのが、水分や食料は一度に飲み食いしすぎないということだった。一気に食べると、その後気持ち悪くなって吐いてしまうからだ。

一度気持ち悪くなると、胃の中身を全部吐き切るまで元に戻らないという。実際、登山の途中や山小屋に付いた後で吐いていた人は何人かいた。

私は休憩の度、水や食料をひと口ふた口摂るようにしていた。登山中はあまりお腹が空かなかったので、これでもちょうど良いくらいだった。

逆に何も食べない・飲まないというのも、エネルギー切れを起こしやすく危険だ。喉が渇いてない・お腹が空いてないと感じても、マメに摂っておくと安心かと思う。

5.荷物は軽くする

登山は荷物が思いと、それだけ体力を使う。ピクニックのような荷物と格好で行くのは論外だが、逆に重装備すぎてもキツくなる。

私は最低限の食料と水に着替えなどを持っていき、山登り用の装備はレンタルした。レンタルは必要最低限のものがしっかり揃っているので、初心者でも安心だった。

実際どんなものを持っていったかなど、詳しくは後日の記事で紹介したい。

6.休むときはなるべく座らない

ツアー中はこまめに休憩があるが、そのとき注意されたのが「休むときは座らない方が良い」ということだった。ガイドさんいわく「休みすぎると余計に辛くなる」とのことだ。

いったん座ってしまうと、次立ち上がって歩くときに余計にエネルギーを使うことになる。これはいったん止まった車が動き出すとき、加速するのに時間がかかるのと一緒だ。

もし座りたくなっても、山小屋のベンチにたどり着くまでは我慢した方が良いと思う。道の途中では平らな場所もあるが、そこでは軽く立ち止まるだけにしておくのが安全だ。

7.防寒着は必須

富士山は、山頂が近づくほど寒い。特にご来光を眺める10合目は、体感温度が-10℃くらいにまで下がる。

ちなみにご来光は、朝の4時~5時半くらい。1日のなかでも一番寒い時間だ。

(ご来光に備えて山小屋で休んだが、そこもスキマ風がとてつもなく寒かった)

私はレンタルした防寒着とレインスーツでもまだ寒く、さらに山小屋でフリースのパンツをレンタルした。タイツ・レインスーツ・フリースの三昧重ねだったが、これでちょうど良いくらいだった。

逆に準備してなくて後悔したのが、手袋だ。とにかく手がかじかんで、スマホで写真を撮るのも辛かった。

寒さに強いという人でも、最低限

・防寒着

・レインスーツ

・手袋

の3つは準備しておくことを、強くおすすめしたい。

番外.普段から運動しておくと楽?

何とか無事に登りきれたものの、やはり日頃からの運動不足を痛感。特に下山のときは膝が痛くて、足がガクガクになった。今は、足と腕が筋肉痛だ。

富士山に登る予定があれば、前もってウォーキングくらいしておくと安心なんじゃなかろうか。また、山登りは足が命なので、スクワットなども良いと思う。

もし余裕があれば、富士山以外の山で訓練しておくともっと安心かもしれない。

どうなることかと心配だった富士山の登山だが、何事もなく帰ってくることが出来た。途中キツいこともあったが、良い思い出だ。

もし富士山に登りたいというときは、参考にしてみてください。

スポンサーリンク

Posted by yayoi