Eikoさん著「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法」感想

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ヨガインストラクターEikoさん著「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法」を読んだので感想を紹介したい。

私も含め、180°開脚の実現は誰もが一度は夢見るんじゃなかろうか。果たしてこの本で長年の野望がかなうのか、1ヶ月実践した結果もお話する。

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足は開くようになるが……

結論から言うと、1ヶ月間で180°開脚は無理だった。股関節は多少柔らかくなったが、90°だったのが110°くらい開くようになった程度だ。

そもそも本のなかの開脚の定義が「足をピンと伸ばして開いた状態で肘が付くこと」なので、表紙のような180°開脚とは程遠いものだ。ベターッとした開脚を目指す人は、高確率で拍子抜けするので注意したい。

本の最初の方には180°開脚体験談もあるが、あれはスタジオで猛特訓したか時間をかけて柔らかくした成果だと思う。短期間で本気の開脚を目指すなら、スタジオのレッスンを受けてねということなのかもしれない。

内容は超シンプル

気になる開脚メソッドだが、基本は股関節を柔らかくするヨガが紹介されている。ネットなどで見かけるポーズも多いので、独自の開脚メソッドというものはないようだ。

講師のEikoさんは開脚動画もアップしていて、本の内容も動画に沿っている。本を買う前に動画をチェックするのもおすすめだ↓

Eikoさんの開脚動画

そして開脚メソッドの実践方法は、

・基本のポーズ×2

・1週間ごとに変わる1ポーズ×4

という構成。1日3つのポーズを、各1~2分こなしていく。

開脚メソッド自体がシンプルなので、それを紹介する本のなかみも超シンプルだ。実践するポーズを紹介したあとは、ずっと体験談などが続いている。

シンプルななかみの方が覚えやすくていいが、開脚は無理をするとケガなどもしかねない。その辺りの注意点や開脚で変わる変化などを、もっと詳しく紹介してもよかったんじゃないかと思う。

本で開脚メソッドを実践するメリットは、写真を見ながらじっくり覚えられるという点だろうか。ヨガをやりながらでもポーズがチェックできるよう、本が開きやすい親切設計になっている。

図書館でも借りられるが、人気のため半年以上待たないと順番が回ってこない。早く開脚メソッドを試したいという人は、やはり動画でチェックか本を買うかのどちらかをおすすめしたい。

本はこちらから↓

家によってはポーズができないことも……

開脚メソッドのなかには、イスや扉を使うポーズがある。家によっては、道具を使うポーズができないので注意だ。我が家にはイスも適当な扉もなかったので、これは地味に困った。

扉を使うポーズは、救済策として道具なしでできるポーズを代わりに紹介してくれている。だがイスを使うメソッドは本に代わりのポーズが紹介されていなかったので、ネットでポーズを見つけて実践した。

だが道具なしとありとでは、やはり道具を使う方が筋肉が伸びやすい。少なくとも背もたれ付きのイスはあった方がいい。

身体が柔らかくなって実感した変化

しかし身体が柔らかくなったことで変わったこともある。私がとくに効果を実感しているのは以下だ↓

ヨガがやりやすくなった

毎日の生理対策ヨガをやるときに、股関節周りを開きやすくなった。以前は腰を落としきれなかったポーズも、今なら太ももと床が平行になるところまで落とせるようになった。ヨガのおかげで身体は柔らかくなったと思っていたが、まだまだだったようだ。

股関節や骨盤は開脚のためだけでなく、生理のときにも重要な働きをする。骨盤周りが動かしやすいかどうかで、生理の軽い重いは決まってしまう。

開脚メソッドは股関節を重点的にストレッチするのに加え、即効性もある。生理が重い人は、開脚のついでに生理の改善効果までついてくるかもしれない。

大股で歩けるようになった

また、ウォーキングのときより大股で歩けるようになった。足を開きやすくなったおかげで、力を入れずとも大きく一歩を踏み出せる。

以前スキージャンプ選手である葛西さんの本を読んだとき、「老化は下半身の筋肉が固くなることから始まる」とあった。確かに股関節が固くなると、その分動きづらくなってよけいに動く気がなくなる。開脚メソッド後に歩きやすさを実感すると、この考えにも納得である。

葛西さんの本の感想はこちらから⇒

身体を動かすには筋力も大事だが、それ以上に筋肉の柔軟性が大事だということがよく分かった。最近身体を動かしづらいという人は、ぜひ開脚メソッドを取り入れてみてほしい。

開脚メソッドの注意点

だが、開脚メソッドに無理は禁物だ。私が実際やってみて、ここは気をつけたほうがいいと言うポイントも紹介する↓

伸ばしすぎない

開脚メソッドは1ヶ月の短期集中ということもあり、早く柔らかくしようとつい張り切ってしまう。だが無理に伸ばすのは厳禁だ。無理やり股関節を広げると逆に痛めてしまう。さらに筋を痛めると筋肉が緊張し、かえって固くなる。

本にも書いてあるのだが、伸ばすときは「痛気持ちいい」ていどに留めるのがコツだ。痛みをガマンしてストレッチしていると、それ自体がストレスになって続けたくなくなってくる。1ヶ月で180°開脚はほぼ無理なので、焦らずじっくり取り組むのがいい。

じっさいストレッチをやるときも、力技で股関節を開くのではなく開くままに任せるのがコツだという。むしろ、疲れた筋肉をほぐすくらいの気持ちでやるのがいいのかもしれない。

呼吸を忘れずに

力技で股関節を伸ばそうとすると、呼吸を忘れることが多い。呼吸が止まると身体に力が入って固くなるので、ストレッチの最中は吸って吐くのを意識したい。

とくに「息を吐ききること」を意識すると、呼吸が深くなってリラックスしやすい。呼吸のコツは、吸うことより吐くことだ。

1日1分でいいから続ける

ヨガが習慣になると分かるが、ストレッチを1日サボると身体はすぐ固くなる。どんなに面倒でも、1日1分は身体を伸ばしたい。

開脚メソッドで挫折する理由の1つも、やったりやらなかったりで効果が実感できないことがある。まずは1ヶ月、無心で挑戦するのがいい。

開脚メソッドチャレンジから1ヶ月、理想には程遠いものの身体は着実に柔らかくなっている。ここで止めるのはもったいないので、今後もコツコツと開脚メソッドは続けていくつもりだ。

ネットで調べてみると開脚メソッドのストレッチは実に多く、本に書いてあるのはほんの基礎だということが分かる。まずは、今年中にどこまで柔らかくなるか確かめてみよう。

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Posted by yayoi