質素に暮らすコツとは?倹約生活を始めるための7つの心構え。
お金を使わない、質素な倹約生活を始めるときの心構えを紹介します。
支出が減れば、その分少ないお金で暮らせます。質素な生活に慣れれば、もっとゆとりを持てるようになるんじゃないでしょうか。
収入が今のままでも、暮らしにゆとりを持つコツとは?詳しくは以下からどうぞ。
1.「不便」に慣れる
質素な暮らしは、やはり不便が多くなります。倹約生活では、ある程度の不便とは上手く付き合っていくのがコツです。
この「ある程度」というのは、自分がどういう不便なら許せるかによります。例えば、
・テレビは普段見られなくても大丈夫
・洗濯は手洗いもできそう
・エアコンは使わなくても夏はイケそう
・電車通勤を止めて自転車通勤ならできる
・服は大好きだから、広い収納は譲れない
・料理が好きだから、キッチングッズにはこだわりたい
など。あなたの生活スタイルや考え方によって、耐えられる不便は変わってくるはずです。
ちなみに私は、テレビなし・洗濯機なし・エアコンは未使用です。歩けるところへはなるべく歩いて、電車賃を浮かすようにもしています。
ただその一方で、パソコン・スマホ・ゲーム機などの電子機器は大好きです。生活家電は断捨離できても、最新ガジェットは手放せません。
私が己のサバイバル生活に必要だと思う、10個の物も紹介中です⇒一人暮らしミニマリスト女の持ち物リスト、最低限生活できそうな厳選10個。
何でもかんでも削る必要はないですが、削れるところは徹底的に削った方が良いです。質素な暮らしはALL or NOTHINGではなく、メリハリが大事だと思います。
2.タダで済ませられないか考えてみる
何か困ったことがあるときは、「お金を使わずに済ませられないか?」を真っ先に考えます。もしくは、なるべくお金をかけずに済ませる方法です。
簡単な例ですが、私は本を読むのによく図書館を使います。大抵の本はリクエストで借りられるうえ、いくら読んでも無料。貧乏人にとっては強い味方です。
私の図書館の活用術はこちらでも紹介しています⇒節約の大きな味方。図書館を便利に使う活用術
日々の運動不足を解消するときなども、スポーツジムに通わずとも自分で運動はできます。一人暮らしの部屋でエクササイズする分には、スポーツシューズやユニフォームなども買う必要はありません。
私がおすすめのエクササイズはこちらから⇒1日15分のクロスフィットトレーニング、自宅でできるインドア派におすすめのメニュー。
今はネットがあるので、お金のかからない解決方法というのは意外と見つかります。お金を使うのは、タダの方法を試してからでも遅くはありません。
しかしこんなことを言いつつ、私は鳩よけ対策と害虫対策でかなりの大金を使いました。今考えると、かなり思い切ったことをしたなあと思います。
鳩よけネットを付けた話しはこちら⇒ベランダの鳩対策に本気を出す。私と野鳥との仁義なき闘い(4)
害虫対策の話はこちら⇒枯れ女ミニマリスト、部屋のゴキブリ対策にプロの業者を頼む
当時はとにかく問題を早く解決しようと、切羽詰まっていました。お金を使わずに済ませるには、焦らない精神力が大事なのかもしれません。
3.まずは自力でやってみる
私も色々なサービスに頼った人間ですが、質素な暮らしには自力でやってみる精神も大事です。
毎月の美容院代も高いので、前髪などはセルフカットしています。やろうと思えば、後ろの髪も案外カットできるものです。
私がやっているセルフカットの方法はこちら⇒美容院代0円で大幅節約も夢じゃない。自分の髪を上手にセルフカットするコツ
その他手洗い洗濯や、炊飯器を使わない炊飯も続けています。取りあえず機械に任せていたことは、自力でできないか試してみると良いです。
または、「100円ショップの便利グッズは使わない」というルールを作るのもあり。便利グッズでできることは、たいてい自力で何とかなるからです。
「あれば便利」は、無くても平気とも言えます。
4.チャレンジ精神で楽しむ
自分にはどんな質素な暮らしが合っているのかは、やってみないと分かりません。「取りあえずやってみる」精神は、倹約生活では大事です。
色々なことを試すには、その実験自体を楽しむことが一番。「絶対に上手くやろう」というような、効率を求めるとなかなか動けないのです。
私も最初フライパン炊飯に挑戦したときは、見事に失敗しました。詳しくはこちら⇒ご飯を炒めたら、おこげだらけの謎チャーハンができた話。~実録・一人暮らしの節約料理(1)~
仕事や試験でやっているワケじゃないので、いくら失敗してもダメージはありません。トライ&エラーで、失敗も軽く流しつつやってみてください。
そのうえで「どうしても無理だ」と思ったら、止める自由もあります。「~しなきゃいけない」というルールもないので、自分が好きなようにやることも大事です。
5.それは「必要」か「欲しい」か?
買い物をするとき、「それが必要かどうか?」を買う前に考えているでしょうか。必要だと思っているものでも、単に「欲しい」だけのものというのは多いです。
私の場合、20代の頃は「一人暮らししたら、ソファやベッドが欲しい」と思ってました。が、実際に何もない暮らしを始めてみると、自分の暮らしに家具はあまり必要ないなと分かったのです。
ちなみに今は、こんな部屋で暮らしています⇒「理想の女子部屋」記事を見たので、一人暮らし女子の実際の部屋を公開してみる。
逆に「節約のために我慢しなきゃ」と思っていることでも、実は必要なものがあるかもしれません。何でもかんでも買わないのは、単なるケチです。
私が購入を迷って、最終的に買ったものの中には、網戸があります。夏の間、窓を締め切るのは危険だと思ったからです。
網戸を取り付けた話しはこちら⇒夏の暑さ対策に、部屋の窓に網戸を取り付けたら驚くほど快適になった。
網戸のおかげで、真夏でも割りと涼しく過ごせました。特に健康に関する部分は、ケチらない方が良いなと思っています。入院沙汰になったら、それこそ治療費がかかってしょうがありません。
6.ストレスの溜め過ぎに注意
とはいえ、欲しいものを100%我慢するとストレスが溜まるのも事実。たまにはガス抜きしないと、質素な暮らしが嫌になってきます。
月に1回は映画を観るでも、レストランで美味しいものを食べるでも良いと思います。お金を使わないなら、1日ゴロゴロする日を作るのもありです。ちなみに私は、ベーカリーでパンを買うのが楽しみの1つです。
どうにもストレスが止まらないという場合、今の生活スタイルがあなたに合っていないのかもしれません。質素な暮らしにも「こうあるべき」という正解があるワケじゃなし、もっと自由に考えてみてください。
私は丁寧に暮らすよりも、楽に暮らすほうが合ってました。詳しくはこちら⇒実は丁寧な暮らしが嫌い?自分の理想は「楽な生活」だと知った。
7.家族を巻き込まない
自分が質素な暮らしをしたいからといって、家族も同じ思いだとは限りません。家族がいる場合、一人で勝手に進めるのは絶対にダメです。
私が洗濯機やテレビを断捨離したり、家具を持たずに済んでいるのは、一人暮らしで自由にできるからです。もし同居人がいたら、自分の部屋だけ質素にするなどの対策をすると思います。
ミニマリスト暮らしや断捨離に目覚めたとき、家族と揉めるという話はよく聞きます。これはどちらが正しいという問題じゃなく、家族同士のコミュニケーション不足から起こることです。
もし家族から反対された場合は、お互いの妥協点を探る必要があると思います。「どうして分かってくれないの」とイライラするのでなく、相手の言い分も聞くようにしてみてください。
収入を増やすとともに、お金をなるべく使わない方向でも生活を変えられると良いです。その分は貯金に回して、老後に備えます。
お給料も少なくて先行きが不安だと言う場合、まずは暮らしをシンプル・質素にすることから考えてみるのはどうでしょうか。