若芽の挿し木でトマトを再生できるか?水耕栽培キット・ポットランド観察記(10)
室内で野菜を育てる水耕栽培キット、ポットンランド観察記をご覧いただきたい。
夏が本格化し、これからがトマトの季節だ。我が家のトマトは、2年目も収穫までできるだろうか?
枯れ具合がひどいが……
だが我が家のトマトは、春になっても緑が生い茂らない。トマトの実を収穫した後は、もはや枯れ木寸前の状態であった。
2回めのトマト収穫の話はこちら⇒春を迎え、トマト2回めの収穫なるか?水耕栽培キット・ポットランド観察記(9)
このままでは、いくら暖かくなっても収穫の望みは薄い。これはもう、新たに種を植えて育て直すしかないと思っていたのだが……。
しばらく様子を見ていると、若芽が大きく成長してきた↓
ギリギリだが、トマトはまだ生きている。この若芽を活かせば、今年もトマトの収穫ができるんじゃないかと思った。
元気な若芽を挿し木
このまま若芽を枯れ木に付けておくより、若芽だけ切り離して育てる方がいいのでは?そう考え、元気な若芽を別に挿し木することにした。
まずは挿し木する場所の準備から。ポットランドと同じ要領で、土台とペットボトル容器を用意することにした。
土台は、家にあった食器洗い用スポンジを利用↓
適当な大きさにカットして、スポンジ部分だけ切り取る↓
スポンジの土台に穴を開け……↓
切り取った若芽を刺す↓
水を満タンにしたペットボトルに、土台付きの若芽をセッティング↓
これで準備は整った。後は、この若芽が自力で育つことを祈るのみだ。
数日後、根っこが!
ネットで調べたところによると、挿し木した後はしばらく日陰に置き、水に付けた幹から根っこが出てくるのを待つんだという。このまま枯れやしないかと心配しつつ、根っこが生えるよう見守った。
そして数日後、短いながら根っこが生えてきた↓
これなら、若芽の挿し木も大きくなってくれそうだ。
数日後、根っこはさらに伸びる↓
元の木は枯れ木に……
元の木は残念ながら、枯れ木になってしまった↓
元気な葉っぱを切り取ってしまったので、当たり前っちゃ当たり前だ。1シーズンで枯らしてしまい、申し訳ない。今後は若芽を2代目トマトとして大事に育てよう。
寒さ&日光対策が必須
初代トマトを枯れ木にしてしまったことで、反省すべき点が見えてきた。それは「冬の寒さをどう乗り切るか?」ということだ。
初代トマトは、冬に入ってから急激にしぼんでいった。まちがいなく我が家の異常な寒さのせいだ。
24時間室内でエアコンを付けられればいいが、我が家の経済的にそれは無理だ。なんとか温室のようなものを作って、寒さをしのぐしかないか。
さらにもう1つ、我が家は日当たりがいまいち良くないという問題もある。なるべく窓際にトマトを置くようにしているが、1日数時間しか日が当たらないので不十分だ。
日光問題は室内用ライトを買うか、南向きの窓がある物件に引っ越すしかないか。
2年目のトマト収穫は、2代目に引き継がれた。植物の生命力には関心させられる。
もっと挿し木を増やせば、その分トマトの収穫量も上がるだろうか?