人付き合いの苦手意識を克服する方法。コミュ障のカレジョがやったこと。
人付き合いが苦手な私が、コミュ障を克服するために実践している方法を紹介します。
今でも苦手意識はあるものの、ひと昔前に比べればマシになりました。
昔は初対面の人の前では自分を取り繕うことに必死で緊張していましたが、今はもう少しリラックスして話しが出来るように。すると、人の集まりに参加することが少し楽しくなってきました。
人付き合いに苦手意識のある人は、参考にしてみてください。
1.まずは人の輪に入るところから
とにかくもまずは、人の輪に入るところからです。特にリアルな場で大勢の人と会うと、脳みそがリフレッシュする感覚があります。
昨今コミュニケーションはSNS上でも出来ますが、やはりネットだけの付き合いというのは率直な思いが聞けないものです。最初はネットだけでも、そこから実際に会う段取りを付けられるのが良いと思います。
1体1の方が落ち着いて話せるとも思えますが、コミュ障がいきなり深い付き合いをするのは火傷の元。相手との距離のとり方が分からないがゆえに、急に馴れ馴れしくなってしまう危険性もあるのです。
なので最初は、3人以上が集まる場所の方が逆に安全かと思います。色々な人と広く浅く話してみて、気の合いそうな人がいたら徐々に距離を詰めていくのが良いんじゃないでしょうか。
人付き合いが苦手な人の特徴はこちらで紹介中⇒人付き合いの苦手意識を克服する方法。コミュ障のカレジョがやったこと。
2.自分と似たような境遇の人と会う
しかし人の輪に入ると言っても、私にとってはどの輪に入るかが一番の悩みどころでした。私が求める「同性と気楽に話す」という集まりが、意外とありそうでなかったのです。
そんなときに興味を持ったのが、ひきこもり女子会の集まり。ひきこもり女子会では生きづらさを抱えた女性達が集まり、色々なテーマでざっくばらんに語り合うという会です。
ひきこもり女子会の詳しい紹介はこちら⇒引きこもり女性の憩いの場、ひきこもり女子会に参加した感想。
私もいわゆる普通の働き方になじめず、社会に対してつまはじき感を感じている人間です。同じような思いを抱えている人とならば、気構えず話せるのではないかと思いました。
実際に女子会に参加すると、これまで他の人には話せなかったような悩みや不安などを外に出すことが出来ました。逆に他の人の悩みも、共感しながら聞けました。
ひきこもり女子会以外にも、ミニマリストの集いや文章で稼ぎたいブロガーの集いにも参加しています。どちらも、元々共有する考え方があるので馴染みやすかったです。
これが仕事の同僚たちとお酒を飲むような集まりだと、私はひたすらおつまみを口に運ぶことになります。これは、バイトの同僚や仕事のことに興味が全く無かったせいかもしれません。
この経験からも、ただ集まりに参加すれば誰かと仲良くなれるワケじゃないなと実感しています。集まりを探すときは、自分に近い人が集まりそうな場をじっくり探すことが大事です。
3.「出かける前にやること」リストを作る
出かける当日は、玄関ドアを出るまでにやるべきことをリスト化しておくと良いです。目の前にある「やること」に、集中するようにしてみてください。
そうして集まりに参加することを決めても、まだハードルがあります。集まりの当日になって、急に怖気づいてしまうことがあるのです。
直前で不安になるのは、
・話しが弾まなかったらどうしよう
・誰にも相手にされなかったらどうしよう
・道に迷ったらどうしよう
と、余計なことを色々考えてしまうため。余計なことを考えないためには、とにかく身体を動かすことが効果的なのです。
私はやることリストは特に作りませんが、出かける直前にやることは大体決まっています。主にやることは以下です↓
・googleカレンダーに予定を記録しておく
・自宅から目的地への乗換情報などを調べる
・財布や鍵など必需品以外の持ち物(ノートやペンなど)を準備しておく
・服の準備
人によってはお化粧だったり、夕飯の準備を済ませておくなどがあるかもしれません。
一番不安になりやすいのが朝起きた直後なので、枕元にやることリストを置いておくと安心。目が覚めたら余計な考えが入ってくる前に、リストをチェックして作業のことだけ考えるのがおすすめです。
4.無理に喋る必要なし
人付き合いに苦手意識があるのは、上手いことを喋ろうと意気込んでいるからじゃないでしょうか。しかし最初のうちは、ただ話を聞くだけでも良いです。
聞き役に徹する話はこちらでも⇒会話が下手でも大丈夫。人見知りコミュ障が考える、人とのうまい話し方。
人の話を集中して聞くのも、技術がいります。次に自分の言うことを考えて、人の話をちゃんと聞いてないことは意外と多いものです。
なのでじっくり聞くスキルを磨けば、むしろ会話の満足度がお互いに上がるんじゃないでしょうか。
大縄跳びでいうなら、跳ぶ方ではなく縄を回す人になるという感じでしょうか。跳ぶ人も大事ですが、縄を回す人あってこその縄跳びです。
5.思い切って何かお願いしてみる
なかなか会話のきっかけをつかめないときは、何かをお願いしてみると良いです。飲み物をとってほしいとかお菓子をもらっても良いかとか、ちょっとしたことで構いません。
そうして自分の存在を周りに知らせることで、相手から話しかけてくれるというパターンが結構あります。自分がアクションを起こすと、相手も何らかのアクションを返してくれるのです。
また、お礼を相手に言うことで、会話の扉が開かれるというのもあります。「ありがとうございます。ところで……」みたいな流れで、割りと自然(?)に世間話を始めることもできるのです。
何か人にお願いするというのは、会話の輪に入れない人と仲良くなるきっかけにもなります。私も初参加のひきこもり女子会でちょっとしたお手伝いを頼まれましたが、そこから他の参加者の方と話すチャンスが生まれました。
ただの会話では不自然なところ、「お願い事」というのは実に便利なテクニックです。話始めの糸口をつかみたいときに試してみて下さい。
6.いきなり友達100人を目指さない
人の輪に馴染めないというのは、自意識が強すぎるからだと自分でも思います。「こうするべき」「ああするべき」みたいな理想が多すぎて、自分で自分を縛っているんじゃないでそうか。
これが人との集まりの場合、「大勢の人と友達になりたい」「親友を作りたい」などの思いになります。良い目標なのですが、初参加から意気込んでしまうのが問題です。
コミュ障が人間関係を作っていくには、それなりの時間が必要です。いきなり大きな成果を狙うと、理想と現実との差にショックを受ける危険性が高くなります。
かくいう私も、なかなか前進しない人間関係に焦ることがあります。初参加とずっと参加している人との間でひらきがあるのは仕方ないのですが、寂しさを感じるのです。
しかし焦っても友達が出来るわけじゃないので、自分にできることをやっています。ひきこもり女子会に参加したときは、話した人と連絡先を交換することが常です。
一歩でも確実に進んではいるので、出来たことの方をまずは認めることが大事だと思っています。
次なるチャレンジは、仲の良い友人を作ることです。気さくに話す機会は増えたものの、まだ一人ひとりとじっくり話したことがないからです。
しかし集まりに参加し始めてまだ一ヶ月ほど。焦らず、じっくり進みます。