料理初心者でも安心の、親子丼の簡単レシピ~実録・一人暮らしの節約料理(19)~
一人暮らしの節約料理、今回は親子丼を作った話です。親子丼は低コストで簡単にできる、自炊初心者でも嬉しいレシピです。
基本のとり肉とたまごがあれば、後はアレンジも自由自在。ボリュームのある丼ものを手軽に食べたいときにおすすめです。
材料
まず、材料はこちらです。今回は2人分をまとめて作ります。
・鶏むね肉…300g
・にんじん…半分
・しめじ…1/3袋
・もやし…1袋
・こんにゃく…半分
・卵…3個
・しょうゆ…大さじ3
・味噌…少々
本当は玉ねぎがあればベストなのですが、あいにく私の冷蔵庫にはありませんでした。しょうがないので、大量のもやしでカバーします。
より手軽に作る場合は、しょうゆの代わりに「めんつゆ」を使うのがおすすめです。めんつゆの場合、しょうゆよりも量は多めになるかと思います。
私の場合は砂糖が入っていない調味料が使いたいので、しょうゆと味噌にしています。薄味が好みの場合、しょうゆは大さじ2くらいが調度良いです。
調理開始
お腹が空いているので、なるべく早く仕上げたいところです。すみやかに調理を開始します。
野菜・肉をカット
まず、にんじん・とり肉をカットします。にんじんは薄い細切りに、とり肉は一口大にカットすれば大丈夫です。にんじんはいちょう切りでも良いのですが、細切りの方が煮る時間が短くて済みます。
しめじはそのまま、もやしは炒めやすいよう細かく砕きます。袋の中でもみくちゃにするのが一番手っ取り早いです。こんにゃくはさいの目切りでOKです。
カットした食材がこちらです↓
もやし1袋は、いつ見てもインパクトがあります。他の具材が全く見えません。この量なら、もやしととり肉だけで丼ものが作れてしまいそうです。
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野菜を先に炒める
カットした具材のうち、野菜を先に炒めます。特ににんじんは早めに炒めないと、最後まで火が通らないことも起こりえます。
具材の中にもやしがあると、水分がかなり出てきます。フライパンにフタをして、もやしの水分で蒸し煮のようにするのもおすすめです。この場合、ときどきかき混ぜないと下が黒焦げになってしまいます。
野菜がしんなりしたらとり肉IN
しばらく炒め、野菜がしんなりしたらとり肉をINします。野菜の具合が、こんな感じになればOKです↓
今さらながら、とり肉のカット具合が少々不格好です。適当なサイコロ状にカットしたのですが、もう少し繊維の方向などを考えれば見た目が良くなるかもしれません。
これから煮るステップもあるので、とり肉はさっと炒める程度で大丈夫です。表面の色が変わるぐらいが頃合いです。
とり肉の色が変わったらしょうゆを入れる
とり肉の色が変わったら、しょうゆと味噌を入れて煮込みます↓
味見して濃いと思ったら、その都度水を足して調整します。煮るうちに水分が減るので、水はやや多めでも良いかと思います。
調味料を入れたら、フタをして6分ほど待機。弱火でじっくり煮込み、食材に味を染み込ませます。
待つ間手持ち無沙汰なので、ボールや包丁を洗っておきます。煮込み料理の場合、煮る時間で洗いものができてちょっとした時短になります。
さらに、仕上げ用の溶き卵もこの間にスタンバイ。念入りに溶いて、白身と黄身を一体にしておきます。
溶き卵を流し入れ、余熱で温める
6分経ったらフタを開け、中身の状態をチェック。具材が良い感じに煮えていれば、準備した溶き卵を全体に回しがけします。
そのまま煮ると、卵がだんだんと固まってきます。40秒ほど経ったら火を止めて、フタをします。しばらく余熱で温め、卵がいい具合に固まったら完成です。
実食
仕上がった親子丼がこちらです↓
フタを開けた瞬間、思わず「おおっ」と思いました。見た目はまごうことなき親子丼です。
ご飯に乗せるとこうなります↓
食材が妙に多い親子丼です。いざ実食。
とり肉が、やや固い。
生焼けを警戒して、肉に火を通しすぎてしまったようです。適当なぶつ切りにしたのも、触感が固い原因かもしれません。
後は、しょうゆ味がかなり効いていてやや濃い目の仕上がり。ご飯と合わせると良い感じですが、少々喉が乾いてしまいました。これは、大さじ2でも良さそうです。
隠し味的に味噌を入れては見たものの、「味噌感」はほぼありません。しょうゆの濃い味にかき消されたようです。これに甘みがあれば、もっと味のバランスが良くなるようにも思います。
料理を楽にしたいときに便利な丼もの。初めて挑戦するのなら、親子丼から始めるのがおすすめです。
最初はなるべく薄味で作り、調味料は最後の方で足すのが失敗しないコツです。特にしょうゆを使うときは、気持ち少なめが安全です。