引きこもり当事者が主催する支援グループ、ひき桜の女子会に参加した感想。

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先日、生きづらさを抱えた人たちの集まりである「ひき桜」の女子会に参加しました。その感想などを紹介します。

引きこもりというとまだまだ男性が多いイメージが強いですが、女性の引きこもりや生きづらさを抱えた人も多くいます。そんな中で増えてきた女子会は、今まで居場所がなかった女性たちの貴重な場となるんじゃないでしょうか。

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ひき桜とは?

ひき桜とは、引きこもりを経験した当事者の人たちが主催する引きこもり当事者グループです。毎月1回、神奈川県の横浜市を拠点に活動を行っています。

ひき桜には毎回、老若男女の色々な世代の方が参加されるようです。横浜に限らず、東京などほかの地域から参加する人もいます。

私が以前参加したひきこもり女子会でも、遠方から参加した人がたくさんいました。地方の場合、地元には引きこもりの人が集まる場所がまだ少ないのかもしれません。

ひきこもり女子会に参加した感想はこちらから⇒引きこもり女性の憩いの場、ひきこもり女子会に参加した感想。

ちなみにひきこもり女子会は女性限定ですが、ひき桜は男性も参加しています。いろいろな人と話してみたいときは良いかもしれません。

遅れて女子会に参加

私の今回の目当ては、ひき桜の女子会です。ひき桜自体は13:00から始まっていたのですが、私は大幅に遅れて14:00からの参加となってしまいました。

私が到着したときにはすでに女子会が始まっていて、皆和気あいあいとした雰囲気でした。

遅刻して途中参加いう気まずい状況でしたが、それでも気さくに話しかけてくれる人がいて助かりました。

女子会の時間は2時間ほどでしたが、時間ギリギリまで色々と会話は尽きませんでした。私と同じく漫画やゲームなどが好きな人がいたので、オタクトークで盛り上がれたことも大きかったです。

ひきこもり女子会は参加人数が数十人と多く、テーブルごとに分かれてのテーマトークが主です。ひき桜はもう少し小規模で、より気軽におしゃべりを楽しめるような場所だなと感じました。

お茶菓子が豊富にあったことも、地味に嬉しかった点です。普段が質素な食生活なので、ここぞとばかりにジュースとおやつを楽しみました。

本当は女子会の前に、男女含めた参加者全員が集まって自己紹介する時間があったようです。次の機会には、最初から参加して色々な人の話も聞いてみたいと思います。

生きづらい=居場所がないということ

今回ひき桜で話を聞いて感じたのが、「何となく生きづらい」という人のための場所というのはありそうで無いということです。

世間ではどうも「引きこもり支援=社会復帰」というイメージが強く、仕事を見つけて就職することがゴールということも多いようです。それ以前に、「まずは人と話すところから」ということだけが出来ません。

さらに趣味のグループに参加しても、他の人と話が合わせにくいという話も聞きました。

確かに生きづらさを抱えていると、プライペートについてどこまで話して良いか困ります。仕事の内容1つ取っても、定職に就いていないと打ち明けづらいものです。

私もひきこもり女子会やひき桜に参加する前、色々な集まりを探してみたことがあります。しかし30代女子が対象のグループは、婚活に近かったりOL向けだったりと、確かにしっくりこないものばかりでした。

その点でひきこもり当事者グループは、日頃抱えるモヤモヤが共有できる貴重な機会だと思います。同じようなハッキリしない生きづらさを抱えているからこそ、お互いに分かる部分もあるのだと実感しました。

この「何となく生きづらい」ということを言える場所が無いことが、まさに生きづらさにつながっているんだとも感じます。

社会に生きづらさを共有できる居場所が無いことが、引きこもり問題が解決しない大きな原因なんじゃないでしょうか。

生きづらい人のための集まりの見つけ方

それでも今はだんだん、生きづらい人のための場所が増えてきています。ただ、その場所を知る機会がほとんど無いというのも現実です。

そこで教えてもらったのが、ひきこもり新聞のイベント告知欄の存在です。ひきこもりイベント紹介というページから、全国のひきこもりイベントの情報を知ることができます。

東京などの関東圏だけでなく、北から南まで主なイベントが紹介中です。現状は、この告知ページの情報が一番詳しいと思います。

一回イベントに参加すると、そこからさらに色々な情報や人との輪が広がります。そうやって外とのつながりができると、日々の暮らしにも張りが出てくるのです。

今はネット全盛期なので、情報はそこら中に溢れています。ただそれを見つけるには、日頃から情報を集めるという意識がこちら側にも必要です。

私が最初に参加したひきこもり女子会は、たまたま見つけたネットニュースで存在を知ることが出来ました。さらにひきこもり女子会から、ひき桜の存在を知ったという流れです。

参加するまでがちょっと勇気が入りますが、一番大変なのは一番最初。まずは、一番近い場所のイベントに参加してみると良いんじゃないでしょうか。

 

自分の悩みを共有できる場所というのは、とても貴重です。今後もちょくちょく、引きこもり系のイベントに参加してみたいと思っています。

何となく社会に居場所が無いと感じたら、当事者同士のグループに参加してみると新たな発見があるかもしれません。

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Posted by yayoi