必ず断捨離はできる。ものを捨てられない人の心理と、その乗り越え方

2018年4月4日

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断捨離したいと思っているのに、捨てられないのはなぜか?その心理と乗り越える方法をお話したい。

私がかつて大量の荷物に悩んでいたときも、捨てられない考え方にハマっていた。だがミニマリストのなろうと決めて意識を変えた結果、せまいワンルームでもスッキリ暮らせている。

理由と対策が分かれば、必ずものは減らせる。今度こそ捨てたい人は、ぜひチェックしてほしい。

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1.そもそも物が多いことに悩んでない

そもそも、物の多さに深く悩んでいない。こういう人は誰がなんと言おうが、絶対に捨てないものだ。

確かに荷物が多いからって、別に死ぬわけじゃない。本人がいいと思っているなら、別にそれでもいいと私は思う。

だが本人がよくても、周りはよくないのかもしれない。家族の物が多すぎて困っている人もたくさんいるだろう。なんとか説得して、片付けさせようとしたこともあるかもしれない。

仮に捨てられたとしても、他人から言われてやる断捨離は身に付かない。一時は減らせても、すぐ元通りになるだろう。本当に荷物を減らすには、本人が心の底から片付けたいと決意しなきゃダメなのだ。

対策.断捨離してる姿を見せよう

しかし待つといっても、そんなのん気に構えていられないときもある。もし人に断捨離してほしいときは、まず自分が断捨離することだ。

ただ、断捨離するのは自分の荷物だけだ。まちがっても相手の物を勝手に捨てちゃいけない。そんなことをすれば、ますます捨てなくなる。

人は他人がなにか始めると、気にせずにはおれないものだ。昨日まで文句を言ってきた人間が服をもくもくと片付けだしたら、なんだ?と思うだろう。自分も遅れまいと、断捨離してくれるかもしれない。

もしすぐに乗ってこなくても、行動を起こすこと自体に意味があると私は思う。家族は見てないようで、しっかり見てるものだ。

2.ほかにやることがある

減らしたい・捨てたいと言いつつ減らせない人に多いのは、忙しいという言い訳だ。じっさい、仕事や家事と、色々な用事があるんだろう。ヒマ人の私でさえ、日々の買い出しや洗濯・ブログ更新などがあるのだ。

だが同じような暮らしでも、断捨離をする人はする。その差は、断捨離の優先度が高いか低いかだ。

1日24時間、できることは限られる。断捨離の時間をつくりたいなら、ほかのなにかを諦めなきゃいけない。さいていでも、1日のなかでやることトップ3に断捨離を持ってくることだ。

対策1.ムダな時間を断捨離にあてる

忙しくても、1日のなかにはムダと思える時間もあるはずだ。たとえば、

・テレビを観てる時間

・ネットサーフィンの時間

・LINE、ツイッターの時間

・長電話の時間

・なにをしようか悩む時間

みたいなものがあるかもしれない。なかみはなんでもいいが、これってムダだなあと自分が思ったことだ。

ムダな時間は無意識なことが多いので、自分が1日何をしたかメモするといい。やったこととそれにかけた時間をグラフ化すると、ムダな時間が目に見えて便利だ。

私はスマホの手帳アプリで、行動メモを取っていた。詳しくはこちら⇒スマホアプリ「Life Bear」で、スケジュール管理とタイムマネジメントが楽になった。

メモを取るときは、なにか1つの行動にしぼるといい。テレビを観る時間が気になるなら、まずそれだけ1週間記録してみるのだ。思った以上に時間を使っていることが分かると、止める気になりやすい。

対策2.朝イチで3分断捨離

たとえまとまった時間が取れなくても、断捨離はできる。おすすめは、朝イチで断捨離することだ。

服の仕分けは、5秒でできる。詳しくはこちら⇒5秒で着ない服を仕分けるシンプルな片付け方法。1日5分で断捨離はじめの一歩を。

こちらは5分断捨離だが、3分でもいい。なんなら、1分から始めるのもありだ。その間だけ集中的にやると、意外にはかどるものである。朝は忙しいが、1分くらい時間はあるはずだ。

べつに寝る前でもいいんじゃと思われそうだが、夜は疲れて捨てる気力が湧かない。断捨離は、エネルギーのある朝やるのが効率的なのだ。

朝に断捨離を持ってくるのは、優先度をあげるためにもいい。やりたいことほど、一番先に終わらせるのがおすすめだ。

3.なんとなく面倒くさい

やらなきゃいけないことは分かっているが、面倒くさくて捨てられないという人も多いんじゃなかろうか。

私も断捨離ではないが、ブログ更新や洗濯物が面倒くさいときがある。スマホをいじくったりゲームする方が楽しいものだ。

だが、面倒・楽というのは自分の感情だ。断捨離ではときに、そういう感情も乗り越えなきゃいけない。

対策1.後回しにした結果を考える

「分かっちゃいるけど止められない」というときは、それをやり続けた結果どうなるか考えてみるといい。当たり前だが、断捨離できなかったという未来が待っているだろう。

私もこれまでは「面倒」というだけで日々の仕事をサボったりしたが、結果を考えるようにしてから冷静に動けるようになった。

たとえば洗濯ものをサボったら、明日履くパンツや着る服がない。これは確実に困るから、面倒でもやるしかないのだ。

自分の感情に振り回される人ほど、「結果」だけ考えるといい。とくに「やらずに終わったら明日後悔するかどうか?」を考えると、やるべきことが見えてくる。

対策2.断捨離の目的を持つ

ただ断捨離したいと思っても、腰は上がらない。その先の「捨ててどうしたいか」が大事だ。ゴールをハッキリさせると、一時の感情にとらわれなくなる。

私は「自立したい!」「ミニマリストになりたい!」という気持ちが、自分を断捨離に向かわせた。最初にゴチャゴチャの服を片付けたらクローゼットがスッキリして、断捨離の魅力を知ったのだ。

荷物の多さで悩むからには、片付けた後でやりたいことがあるはずだ。きれいな部屋でやってみたいことを、色々思い浮かべてみよう。

断捨離の目的の見つけ方はこちらで詳しく紹介中⇒家を片付けてどんな暮らしがしたいの?断捨離が進まない時ほど考えよう。

対策3.寝る

面倒くさい・嫌だという気持ちが全面に出るときは、疲れていることが多い。なんでいきなり寝る話なんだと思われそうだが、疲れたときこそ睡眠が大事なのだ。

私は面倒くさい・死にたいが口ぐせの人間だが、そういうことを考えるのは決まって寝不足かお腹が空いているときだ。気持ちが後ろ向きなときは「疲れてんだなあ」と思って、早めに寝るようにしている。

早寝のコツはこちら⇒早起きしたいなら早寝しろ。私が朝型生活になれたコツ。

4.断捨離のやり方が分からない

断捨離のやる気はあるが、方法が分からないから先に進めない。まずどこから手を付ければいいか悩む人も多いだろう。

断捨離はやってるうちに慣れるのだが、確かに取っかかりがないと動きづらい。自分が知らないことを始めるときは、その1歩が踏み出せないのだ。

対策1.断捨離本を読む

王道の対策は、断捨離本を読むことだ。かくいう私も、最初はこんまりさんの本を見ながら荷物を捨てていった。

参考にした本はこちら⇒近藤麻理恵「人生がときめく片づけの魔法」の感想。断捨離に悩むなら一度は読みたい一冊

ただ読むだけではダメで、読みながらじっさいに片付けることが欠かせない。もし断捨離本が山積みになっているなら、どれでもいいから書かれたことを実際に試してほしい。

一度身に付けたことは、そう簡単に忘れない。私がこんまりさんの本で学んだ片付け法は、ミニマリスト暮らしのなかでも生きている。ここまでくると、本が無くても自然に捨てられる。

対策2.片付けの順番を知る

人が断捨離できないのは、片付けの順番に悩むからじゃないか。何をどこから片付ければいいか分かれば、あんがいスムーズに捨てられる気がする。

私がおすすめの順番はこちらで紹介中⇒ズボラ流、断捨離を簡単にするやり方。この順番なら誰でも片付くよ。

断捨離は山登りといっしょだ。やみくもに捨てるのでなく、1つ1つステップを確実に踏む方が安全に進める。

5.まだ使えそう

いわゆる、もったいないというやつだ。もったいないが美徳の日本人にとって、まだ使えるものを捨てるのは難しいのかもしれない。

しかし使えそうと言いながら、じっさいは使ってないから荷物になるワケだ。もったいないはいい言葉だと思うが、ときによりけりだ。

対策1.使いきれるものは使い切る

消耗品や食べ物は、自分で使い切るのがてっとり早い。もったいないと思うなら、やはり使うのが筋だろう。

私も健康食品の「黒ごま黒豆きな粉」があまったとき、なんとか食べきった思い出がある。食事のときお白湯に溶かしたり、水で溶かして無理やりパンケーキ風に焼いてみたりと、あらゆる手を使った。

きな粉パンケーキの話はこちら⇒余った黒ごま黒豆きな粉と薄力粉でおやつ作り~実録・一人暮らしの節約料理(15)~

ただし食品は、賞味期限など安全面の問題もある。あまりに古いものはいさぎよく捨てたい。

対策2.誰かにあげる

洗剤やせっけんなら、近所の知り合いにあげるのもありだ。誰もが使うものだから、喜ぶ人は意外に多い。

いい知り合いがいなくても、ジモティーで近所の人を探せる。0円で出品すれば、あっという間になくなるだろう。

人にあげられそうにないものは、有料リサイクルという手もある。私が有料リサイクルを使ったときの話はこちら⇒断捨離した不要品の処分に、買い取り王子の宅配リサイクルを利用して感じたメリット

無料とちがって、有料リサイクルはどんなものでも処分できる。どう捨てればいいか分からないもの、使い切るのも難しいものを捨てるときはおすすめだ。

対策3.売る

売れそうなものは、もちろん売ってもいい。今はメルカリからなにから、不要品を売れるサービスが目白押しで助かる。

私は一度ラクマで不要品を売ったことがある。詳しくはこちら⇒楽天の便利なフリマアプリ、ラクマで出品する方法と取引のやり方を紹介。

いっけん売れなさそうなものも、探すと引取業者が見つかる。グッズを売った話はこちら⇒ミニマリストを目指すオタク、グッズはしっかり買い取りでリサイクル~カレジョの断捨離実践記~

売るのと捨てるのとでは、ストレスの多さがまったく違う。手間はかかるが、ゴミにするより気持ちが軽いのだ。もったいないが口ぐせの日本人にとって、中古を売るサービスは実に相性がいいと思う。

6.捨てたら後悔しそう

なかには、手放すこと自体が嫌という人もいるだろう。捨てたら後悔しそうで、迷っているんじゃなかろうか?

確かに、捨てて後悔する可能性はある。だが未来のことなど、誰にも分からない。悩むだけ時間がもったいない。

対策1.ちゃんと使ってみる

後悔しそうと思うのは、そのもの自体に未練があるからかもしれない。捨てる前に一度、ちゃんと使ってあげるのはどうだろうか。

中古に限らず、未開封のものもどんどん使いたい。古いものを使っているなら、この機に新品と取り替えよう。開封したらもったいないなどと言ってはいけない。

使った結果、気に入って捨てないことになるかもしれない。だがものを有効活用してるんだから、それはそれでいいと思う。

大事なのは、すぐに使うことだ。「そのうち……」などと放ったらかしておくようなら、即捨てをおすすめしたい。

「そのうち」がどんなときか答えにくいほど、使う確率は低くなる。いつか使うというのは、捨てられない言い訳なのだ。

対策2.お試しで捨てる

それでも使う日が来るかもと思うときは、お試しで捨てるといい。保留箱に捨てたいものを入れて、しばらく生活してみるのだ。なくても不便がないなら、安心して断捨離できるだろう。

私はオタクグッズを捨てるとき、お試し断捨離をやった。詳しくはこちら⇒断捨離で後悔しないために、大事な貴重品はお試しの片付けがおすすめ

お試し断捨離をやるときは、期限付きでないと意味がない。おすすめは3ヶ月だが、心配性な人は1年くらい見積もってもいい。それを過ぎたらちゃんと捨てよう。

しかし何でも保留箱に入れると、断捨離がはかどらない。「箱がいっぱいになったら捨てる」などのペナルティも作っておきたい。

対策3.捨てたらどうなるか考える

捨てたら後悔するというのは、自分の思い込みだ。一度冷静に、思い込みと事実を分けて考えてみてほしい。

たとえばあまっているタオルを捨てるときは、こんな感じになるかもしれない↓

思い込み…汚れたとき使えるかもしれない!雑巾が足りないとき必要かもしれない!

事実…汚れても普通のタオルが使える。雑巾が足りなくても買えば済む。

そのものが無くて困ったとき、じっさいの不便度はどれくらいなのか?あんがい、よゆうで許せる不便さじゃなかろうか。

不安や恐怖は、事実をより深刻に・ネガティブに見せる。前にもいったが、感情に振り回されないためには事実だけを見ることだ。

ついでに、逆にタオルを捨てたときのメリットも考えてみるのもいい↓

・空いたスペースに洗剤がおける

・新しいタオルをどんどん使える

・ムダな洗濯ものが減る

ものを捨てるときは、不便さと共に便利さもあるものだ。後悔しそうという人は、断捨離のいい面をもっと見つめてほしい。

ものが捨てられない理由は、人によって色々かもしれない。だがその理由は自分が作ったものだ。必ず自分で乗り越えられる。

ウダウダ悩むより、まずは目の前のものを捨ててみよう。

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Posted by yayoi