ズボラ流、断捨離を簡単にするやり方。この順番なら誰でも片付くよ。
ズボラな私でもできた、断捨離を簡単にするやり方を紹介したい。コツは、しっかり順番を決めてやることだ。
だが断捨離の順番とひとくちに言っても、その言葉からイメージできるものは1つじゃない。片付けがが上手くいかないのには、そこをゴッチャにすることに理由があるんじゃなかろうか。
なんで片付けが混乱するのか?
断捨離の順番と言われて多くの人が考えるのは、以下の2つじゃないかと思う↓
・「何」から片付けるのか?
・「どうやって」片付けるのか?
断捨離する物は何からがいいのか、それをどういうステップで片付けるのか?順番という言葉のなかには、別々の2つの意味が込められているのだ。
しかし断捨離の経験ゼロの人は、そもそも何をどう片付けていいか分からない。この2つがゴッチャになっているから、立ち往生することになるのだ。
ならばこの2つを別々に考えれば、断捨離も簡単になるんじゃなかろうか。以下、もの別・ステップ別に、私が断捨離を進めていったやり方を紹介していく↓
まず、何から片付ける?
どこから手を付ければ、断捨離がスムーズに進むのか?まずは、もの別の順番を見ていきたい。
服
特にこだわりがないなら、おすすめは服だ。ときめく片付けのこんまりさんも、まずは服からがいいとアドバイスをしていた。
私も最初は、服から片付けた。詳しくはこちら⇒ミニマリストになりたくて服を捨てたら、半分以下に減った話。カレジョの断捨離実践記
服は他の荷物と比べて、捨てる・捨てないの基準が分かりやすい。着ない服・気に入らない服かどうか、見れば自分で分かるはずだ。
ファッションアイテムは視覚にうったえるものでもあるので、直感で判断しやすいのもいい。1着につき5秒くらいで、ポンポンとテンポよく仕分けられる。
また、服は誰もが持ちすぎなアイテムで、いつも身近なところにある。だからこそ断捨離の効果が実感しやすく、その後の片付けもやる気が起きるのだ。
ごちゃ付いたクローゼットが整然と片付いたときの感動は、体験してみないとなかなか分からない。少しでも多くの人に、知ってほしいとも思っている。
本
服の次は、本を片付けた。これも、こんまりさんのアドバイス通りだ。
学生時代の教科書を片付けたときの話はこちら⇒処分に悩む教科書も、こんまりの方法でスッキリ。カレジョの断捨離実践記。
本は表紙を見て仕分けるのが、こんまり流だ。中身まで見ていると、どうしても手が止まってしまってキリがない。やはり、1冊5秒くらいで片付けるのが理想かと思う。
この方法は教科書やハウツー本など、目的がハッキリした本ほどやりやすい。最近は読んでないなという本を、どんどん捨てることができた。
しかし純粋に好きな本ほど、なかなか上手くいかない。愛着のある本は、やはり中身をじっくり見て判断したくなるからだ。
私も未だに、本の断捨離ではちょっと悩む。紙の本は場所を取るのは分かっちゃいるが、捨てられないものは捨てられない。
なので本マニアの人は、まずはほかの小物や書類から手を付けるのがおすすめだ。愛着のあるものほど最後に回した方が、断捨離はうまくいく。
小物
小物はとっておいても使いみちがほぼないから、基本は全捨てになる。しかし最初からいさぎよく捨てられる人は、そう多くはないんじゃなかろうか。
あってもなくてもどっちでもいい物だけに、まあ捨てなくてもいいかなとなりがちだ。いつか必要になるときがくるかもと、つい思ってしまったりもする。
が、服や本の片付けで断捨離に慣れた後だと捨てやすい。いる・いらないの基準がハッキリしてきて、容赦なく処分できるのだ。
こんまり流の片付け方法で、小物を断捨離したときの話はこちら⇒小物や雑貨は、ほぼ全て処分。カレジョの断捨離実践記。
かつては空き箱いっぱいに小物を溜め込んでいた私だが、断捨離とミニマリスト暮らしが進むとあっさり捨てられた。ただものを捨てるにも、スキルと経験が必要なのだと実感している。
書類
書類は捨てちゃいけないものとどうでも良いものが混じり、どうしていいやら検討もつかないものだ。だが仕分け方を一度覚えると、後はどんどん処理できるようになる。
私は例によって、こんまりメソッドのお世話になった。書類を全捨てしたときの話はこちら⇒ズボラがこんまりメソッドを試すと、書類を全捨てできる(カレジョの断捨離実践記)
さらに書類の整理・収納も簡単になった。詳しくはこちら⇒近藤麻理恵さんに学ぶ書類の断捨離の方法と、簡単・シンプルに整理するコツとは?
書類はほかの荷物と違い、暮らしのなかで増えていく。が、やはり基本は全捨てだから、扱いはそこまで難しくはない。こちらも、単純に慣れの問題かと思う。
趣味・思い出の品
あるていど断捨離のスキルが上がったところで、思い入れの深い品を仕分けていく。本好きの人は、このタイミングで本に取りかかってもいい。
昔の写真など、捨てられないものはないだろうか?⇒昔の写真が捨てられないあなたに贈る、思い出の品を上手に断捨離する7つの方法。
私は思い出の品はないが、趣味のオタクグッズが鬼門だった。断捨離に目覚める前は、どんなことがあっても捨てるなど考えられなかったのだ。
が、ミニマリストを目指すなかで、大量に処分した。詳しくはこちら⇒ミニマリストを目指すオタクが断捨離した経験談。大量のグッズを片づけは疲れます。
趣味のグッズといっても、1つ1つ見ていくと色々ある。もう飽きてしまったり何となく集めてしまったものだったり、どれもが捨てたくないワケじゃなかったのだ。
今ならそう是々非々で決められるが、昔だったら無理だったろう。こんまりさんに従い、後回しにしてよかったと思っている。
現状はかつての2割以下までコレクションは減ったが、その分密度が濃くなったと感じる。厳選し抜いたグッズは、より愛着が湧きやすい。
キッチン用品
普通の断捨離なら、思い出の品までで十分だろう。私はその先の持たない暮らしを目指し、持っていて当たり前のものまで捨てていった。まず持つのを止めたのが、キッチングッズだった。
一人暮らしを始めてからの、手持ちのキッチングッズはこちらで紹介中⇒ミニマリストに必要な、キッチングッズはどれくらい?~持ち物100個チャレンジ~
キッチン用品の断捨離で心がけたのは、とにかく必要以上のものは持たないということだ。かさばりがちな食器などは、一人分あれば十分だった。急な来客のときは、100円ショップに走ればいい。
食器洗い用の洗剤も、思い切って断捨離した。今はふきん1枚で洗っている⇒びわこふきんで洗剤なしの食器洗い。1年以上愛用してるカレジョの使い方。
キッチングッズは増やすとキリがないが、本当に必要なものは少ない。まずは、
・フライパン
・包丁
・まな板
など、これだけあれば料理ができるというものだけ持つといい。
お風呂・トイレグッズ
キッチングッズと共に、お風呂まわりの荷物も減らしていった。洗剤もそうだが、私は石けんやシャンプーなども持ちたくない人間だ。
身体を洗うときも、びわこタオル1枚だ。詳しくはこちら⇒乾燥肌の人は、びわこふきんのタオルで身体を洗うのをおすすめしたい。
髪は湯シャンで、マッサーブラシでゴシゴシ洗っている⇒頭皮の乾燥に効く湯シャンの正しいやり方とは?抜け毛や薄毛のお悩み解消。
単純にお風呂場がスッキリするだけでなく、掃除が楽になるのもいい。シャワーで軽く流せば、大体の汚れは落ちる。
家具・収納グッズ
荷物が減ってくると、それらを入れていた収納が空く。書類を入れていたファイルを始め、洋服ダンスなども不要になった。
服は、ハンガーラックに収納している。その様子はこちら⇒クローゼットなしで洋服をスッキリ収納する7つのコツ。狭い部屋でも大丈夫です。
最初の頃はまだレンタル品のテーブルがあったが、それも返してしまった。今はDIYしたお手製の収納ボックスが、テーブル代わりだ。
この段階にくると、部屋の雰囲気があからさまに変わる。ただいらない荷物を片付けるだけなら、ここまでやらなくてもいい。
家電
一人暮らしをきっかけに、家電も断捨離した。最初の引っ越しで洗濯機やテレビを、2回めの引っ越しで冷蔵庫と炊飯器を手放した。今持っている家電らしい家電は、電気毛布とドライヤーくらいだろうか。
洗い物は手洗いだし食料の買い出しは毎日だしで、不便は不便だ。が、身軽に暮らせるようになったことと比べて、私としては耐えられない不便さではなかった。
だがこれは、私が自宅で仕事をする気楽な一人暮らしの身分だからかもしれない。勤め人だったらおそらく、洗濯機も冷蔵庫も必須だったろう。
どういう順番で片付ける?
次は、どういうステップで片付けていくかを見ていきたい↓
ターゲットを決めよ
服を片付けるか本を片付けるか、今日はこれを捨てるというターゲットを決める。片付けは、もの別に集中してやった方が失敗しない。
なかには服が多すぎて、一度に片付けきれないこともあるはずだ。そういうときは、トップス→ボトムス→アウターのように、さらに細かくカテゴリー分けするといい。自分が無理なく片付けられるところまで分けるのがコツだ。
とにかく全部出せ
ターゲットを決めたら、それを全出しして1ヶ所に集める。面倒に感じるかもしれないが、これが一番やりやすいスタイルじゃないかと思う。
こんまりさんはこのとき、家中に散らばった荷物を集めるようにと言っている。こうすることで、後戻りすることがなくなり、1回で断捨離が終わりやすい。もの別に、断捨離を完結していくのだ。
また、最初に全て集めておけば、断捨離のゴールが見えやすい。後これだけやれば終わると思うと、やる気も出やすい。
1つ1つ仕分けろ
荷物を全出しするのは、その後の仕分けをしやすくするためでもある。こんまり流の片付けは1つ1つ手にとって仕分けていくので、しまいっぱなしだと面倒くさい。
目で見るだけでもいいじゃないかと思えるのだが、最初は手に取った方がいらないものを仕分けやすい。パッと見だと意外に、いらないものが見つからないのだ。
1つ1つチェックを繰り返していくと、自分がどういう基準でものを選んでいるのかだんだん分かってくる。自分のなかで基準が出来上がれば、パッと見でもいらないものが見つけられるようになるはずだ。
とにかく捨てるだけなら、手当たり次第にゴミ袋に入れてしまうのが楽だろう。が、断捨離で大事なのは捨てることではなく、ものと自分を見つめることだ。仕分けのステップは、自分と向き合う大事な時間でもある。
残したものを収納に収める
仕分けが終わったら、残すものを元の収納に収めていく。おそらく収納テクを駆使しなくても、余裕でしまえるはずだ。
もの別のところでも言ったが、ものが減ると収納が不要になるときもある。空の収納はそのままにせず、断捨離するのがおすすめだ。
収納グッズは便利だが、増やしすぎると汚部屋になる。詳しくはこちら⇒断捨離できない理由は収納が多すぎること。片付けテクが好きな人がハマる5つの穴。
捨てるものの始末を
片付けで肝心なのは、捨てるものをどう処分するかじゃないかと私は思う。ただゴミに出すだけじゃなく、売ったりリサイクルしたりで難行するからだ。
私が服を処分したときの話はこちら。なかなか面倒であった⇒断捨離で服を売るなら、まず買取業者を探せ。カレジョの断捨離実践記。
服も大変だったが、オタクグッズの処分はもっと大変だった。飽きてしまったグッズとはいえ、かつて夢中になったものをゴミにするなど絶対にできなかったのだ。
色々と業者を探し、なんでも引き取ってくれるところを見つけた。詳しくはこちら⇒アニメや漫画、趣味のグッズの買い取りなら茨城買取ドットコムがおすすめな理由
捨てることが大変だと分かると、簡単にものを増やさなくなる。疲れる作業ではあるが、この経験を通して家は片付いていくものなんだと思う。
ときどきは見直す
とはいえ人が生きる限り、片付け後も荷物は増え続ける。ときどきはいらない荷物がないかどうか見直しが欠かせない。
時間が経つと、当時は必要だったものが今は不要になるというのはよくある。暮らしのスタイルが変わったり好みが変わったりするからだ。
特に洋服など、消耗品は古くなったものが溜まりがちだ。1in1outのルールなどで、一定量以上は増やさないように気をつけたい。
断捨離も道順が分かれば、具体的にやることが見えてくる。全体を見るのではなく、目の前のことを1つづつ片付けていけばいい。
断捨離に慣れてくると、この方がやりやすいなど自分なりのスタイルが作られていく。それまでは、最初は順番を守って進めてみてほしい。