着る服が決まらないクローゼット6つの特徴。思い当たったら服の断捨離を。
服はあるのに、着る服が決まらない。それは、クローゼットの中身に問題があるのかもしれません。コーディネートの悩みを深くするクローゼットの特徴を紹介します。
これから紹介するようなクローゼットに心当たりがあったら、服の断捨離を始めるときかもしれません。あなたのクローゼットはどうでしょうか?
1.収納がギチギチでスペースがない
収納がギチギチだと、それだけで着る服を選ぶのが難しくなります。クローゼットのなかがこんな事になっていたら注意です↓
・ハンガーにかけられた洋服が端から端までギッチリ
・引き出しにも洋服がぎゅう詰め
・引き出しに入り切らない服が山積みになっている
・タンスや収納ケースがいくつもある
ギチギチなクローゼットは服が取り出しにくく、不便です。取り出しにくい服ほど着る回数が減り、結局は手前の服ばかりを着るようになります。
そうして一旦着た服は、また手前の方へ収納。どんどん着る服の範囲が狭まっていきます。結果、コーディネートがマンネリ化して物足りなくなり、「服が決まらない」となるのです。
これは、服をたくさん持っていた頃に私が悩んでいたことでもあります。服はたくさんあるのに、着こなしが毎日同じようになってしまうのが不満でした。
しかし逆に、収納スペースがスカスカになってからはコーディネートが楽しくなりました。これは、着ない服が無くなって無駄に着こなしを考える必要がなくなったからです。
おそらく私が悩んでいたのはマンネリ化した着こなしではなく、着こなせない服を持ちすぎていたことなんだと思います。もったいない精神で、何とか着なくちゃと思っていたのかもしれません。
今は20着の服しかありませんが、全く困りません。私の手持ちの服はこちら⇒女ミニマリストが持ってる洋服20着を一挙公開。カレジョの普段着はこれだ。
今はクローゼット自体が無くなりましたが、服が少ないので収納も余裕です。狭いなら狭いなりに、スマートに収納する方法はあるものです。
クローゼットに頼らない収納のコツをこちらで紹介中です⇒クローゼットなしで洋服をスッキリ収納する7つのコツ。狭い部屋でも大丈夫です。
クローゼットの役目は服をたくさんしまうことではなく、服をキレイに使いやすく管理することです。まずは、7割収納を目標に服を減らしてみて下さい。
2.一部開けにくい引き出しがある
服をしまうときは、取り出しやすさも大事。クローゼットの場所や位置関係の問題で、一部開け閉めが面倒くさい引き出しなどはないでしょうか。これも、着こなせない洋服が増えるもとです。
私がかつて使っていたクローゼットにも、半分しか引き出せない引き出しがありました。奥の方の服は取り出せないので、どんどん存在感が無くなっていきました。
この反省を踏まえて考えた、収納の対策はこちらです⇒クローゼットが狭いと嘆く前に要チェック。一人暮らしミニマリスト3つの収納ルール。
引き出しが開けにくくなるのには、服を詰め込みすぎという理由もあります。開け閉めのときに服が引っかかったり、取り出すときに他の服まで飛び出てくるような場合は注意です。
3.開けたときに着たいと思う服がない
服が多すぎるクローゼットは、開けた瞬間に「着たい」と思う服が見つかりません。だからこそ、コーディネートを決めるにも時間がかかるのです。
例えお気に入りの服があっても、たくさんの服のなかから見つけるのは簡単ではありません。選択肢が多ければ多いほど、人は迷うものです。
人がストレスなく選べるのは、7つ前後の選択肢が限界とも言われています⇒物が少ない生活の方が良い理由。マジカルナンバー7±2の法則とは?
くじの中から当たりを確実に選ぶ方法は、中身を当たりくじだけにしてしまうことです。いっそ、はずれクジ(着ない服)は無くても良いんじゃないでしょうか。
4.中身を見るたびに新しい服が欲しくなる
「着る服がない」と思ったとき、ほとんど人は新しい服を買って何とかしようとします。が、断捨離しないうちから服を増やすのは逆効果です。
新しい服は、さらなる新しい服を呼び込むかもしれません。詳しくはこちら⇒つい服をたくさん買ってしまう理由と対策。節約の大敵、ディドロ効果とは?
元々服はたくさんあるのだから、その中に着る服は必ずあります。まずは、手持ちの服を100%活用することが先です。
思い切って、10着チャレンジを試してみるのはどうでしょうか⇒ミニマリスト流、10着の服でおしゃれに決めるズボラのファッションコーディネート術。
厳密に10着でなくても良いのですが、大事なことは選んだ服を余さず着こなすことです。手持ちの服をキッチリ着こなすことができれば、それだけで十分な満足感が得られます。
満足感があれば、服を欲しいという気持ちも収まってきます。「着る服がない」と思うから、余計に欲しくなるというのが人の心理なんだと思います。
5.アイテムに統一感がない
カジュアルだったりシックだったりと、クローゼットの中身が雑然としてはいないでしょうか。手持ちの服に統一感が無いと、コーディネートの難度が跳ね上がるので注意です。
かくいう私も、服の断捨離前はスタイルがバラバラの服をたくさん持っていました。詳しくはこちら⇒女ミニマリストのクローゼットの中身を公開。服を20着まで断捨離した道のり。
統一感がない目安としては、「カジュアルっぽい」「お姉さんっぽい」「可愛らしい」「マニッシュらしい」など。見た目を直感でチェックするのが分かりやすいです。
その中で、どの系統の服を一番着ることが多いのか?それを考えていけば、残す服は自然と決まります。
もしくは実際に着てみて、「しっくりくる・こない」で判断するのもあり。着ていて落ち着く服を残していけば、コーディネートの相性が良い服同士が残りやすいのです。
アイテムに統一感が出ると、クローゼットの印象がキレイになります。まずは、明らかに仲間はずれっぽい服をどんどん外に出してみて下さい。
6.もらった服が多い
自分で買った服なら、そこまでスタイルがバラバラにならないかもしれません。問題は、人からもらった服の場合です。
人の好みはそれぞれなので、当然自分の好みじゃない服をもらってしまうことも出てきます。あまり着たい気持ちが起こらないときは、もらわなくても良いのです。
もし服をもらうときは、しっかり試着して「私に似合う」というアイテムだけ厳選することが肝心。まだ着れるのにもったいないとか、そういった情けは無用です。
クローゼットが使いやすくなると、コーディネートも楽に。収納とおしゃれ、2つの大きな悩みが一気に減って心が軽やかになります。
今あなたが抱えているファッションの悩みも、クローゼットの中を片付けたらきれいに解消するかもしれません。服の悩みを消すヒントは、クローゼットの中に全て眠っています。