嫌な飲み会を断るときの上手い断り方&角の立たない言い訳
年末に引き続き、年始から飲み会に誘われて憂うつという人も多いんじゃなかろうか。そんな嫌な飲み会のうまい断り方や言い訳を紹介したい。
私も居酒屋でご飯を食べるのは嫌いじゃないが、会社の集まりなどは気が乗らなかった。帰る時間が遅くなるうえ、飲み代もバカにならないからだ。
当時はなんとなく参加していたが、嫌なら行かなければよかったと思っている。そういうとき、今ならこう断るというやり方を挙げていく。
角の立たない断り方
まずは、断るときの心意気や伝え方などをみていく↓
なるべくシンプルに断ろう
断るときは、前置きをおかずシンプルに断る。今日は行けませんと言われて、それ以上食い下がってくる人もいないだろう。
もし食い下がられても、とにかく「行けません」とくり返す。ここで迷いを出すと、そのまま押し切られることもあるから要注意だ。
たまに「なんで?」と理由を聞いてくる人もいるが、ここもシンプルに
・気分が乗らない
・最近疲れているので……
などでいい。わざわざ嘘を付く人もいるが、飲み会のたびにもっともらしい用事を考えるのも大変じゃなかろうか。正直に思うところを言えばいいと思う。
保留にはしない
逆にあいまいな態度や、行けたら行くなど持って回った言い方は相手の迷惑になってしまう。人数などがハッキリしないと、場所の確保や予約がはかどらない。
お茶をにごすのは日本の文化だが、にごされた方は「正直にいってくれりゃいいのに」とイラッとくるものだ。ハッキリ言わない人は、長い目でみると信用もなくしかねないから注意したい。
行く気がなくてもていねいに
ただ、シンプルに断るときもていねいさを忘れないようにしたい。たとえつまらなそうな飲み会だったとしても、それを正直にいうのはマズい。先頭に「申し訳ありませんが」くらいは付けても、バチは当たるまい。
また、断るとともにお礼でワンクッション置くことも忘れないようにしたい。断った後に「誘ってくれてありがとうございます」という方が、感じがよくなる。
相手に振り回されない
飲み会などの誘いを断るとき、主導権はこちらにある。相手の顔色をうかがう必要は一切ない。
この間は断ったから次は行こうなどと思ってしまうこともあるが、行きたくないなら何度断ってもいいんじゃなかろうか。自分がストレスを感じないていどに付き合うのが一番いい。
断るときの言い訳
お誘いを断るときの、無理のない言い訳もみていきたい。
しかし言い訳といっても、大ウソを付くわけじゃない。あくまで、自分の実感を率直に伝える感じだ。今の私ならこういうだろうなというものを挙げてみた↓
1.家族と過ごしたい
私は現在一人暮らしだが、なんだかんだで実家に帰省することが多い。帰省と用事がかぶったときは、家族と過ごしますと正直にいう。
家族の誕生日を始め、GW・お盆休み・年末年始と、なにかと理由を付けて帰っている気がする。ワーク・ライフ・バランスが叫ばれる昨今、家族に関する言い訳にはこと欠かない。
2.お酒がダメ
アルコールがダメな人間にとって、飲み会ほどつまらないものもない。お酒が飲めないというのは、飲み会を断る立派な理由になると思う。
私が昔働いていた会社の飲み会は、最初はビールからというような妙なルールがあった。そのときは無理やり飲んでいたが、今は飲みたくないので飲みませんと正直にいうだろう。
もし途中で酒を飲まされそうになっても、飲めませんからと断る。それでも無理に進めてくるなら、その場で席を立って帰る。その場の空気は考えない。
飲み会は社交の一貫という声もあるが、会社で大事なのは仕事することであって飲み会で仲良くすることじゃないはずだ。最低限のコミュニケーションが取れれば、仕事はできるはずだ。
逆にお酒をいっしょに飲まないと仕事がはかどらないという組織は、よほど普段の風通しが悪いんだなと思う。会社にいるときにマメに話合いができれば、飲み会など不要じゃなかろうか。
3.ただいま節約中
金の切れ目が縁の切れ目というが、実際お金がないと人付き合いが少なくなる。お金がないというのは、あらゆる誘いを断れる強力な言い訳だ。
私も毎月赤字ギリギリで、生活は苦しい。飲み会に行くお金があるなら、毎月の光熱費に回したい人間だ。今は奨学金や年金の支払いを止めているが、それを再開するとなるとさらに切り詰めないといけない。
お金を理由に飲み会を断ると、ケチのレッテルを貼られることもある。が、お金の使いみちくらい自分で決めたいものだ。イヤイヤお金を使うなど、それこそ大きなストレスじゃなかろうか。
4.急に体調が悪くなった
以前、バイト先の飲み会当日に37℃の微熱が出たことがある。そのときは、体調不良を言い訳に飲み会を欠席した。
37℃くらいなら行けるっちゃ行けるのだが、翌日の仕事を休んでしまっては迷惑をかける。大事をとるという言い分なら、文句も言われない。
その他、頭痛・めまい・生理痛など、ちょっとでも具合の悪いきざしがでたら積極的に言い訳に使う。憂うつな用事だとお腹が痛くなることもあるから、そういうときも堂々と休める。
5.楽しみにしていたイベントと被っている
オタク関連のイベントにちょくちょく参加するが、たまに平日の夜にやるという場合がある。万が一飲み会とかぶったときは、もちろんイベントの方を優先させるだろう。気の進まない飲み会より、イベントの方が大事だ。
イベントの予定というのは、数ヶ月前にはすでに決まってしまう。直前に飲み会に誘われてもチケットのキャンセルなどはできないし、楽しみにしていた分行けないときの絶望感は大きい。飲み会に誘った人に、そこまで責任は取れないだろう。
ちなみに私が以前働いていた会社で、サッカー好きでワールドカップの生中継の翌日に休む人がいるという話を聞いたことがある。試合が夜中の時間帯、やはり翌日大変らしい。
趣味で会社を休むことが許されるなら、飲み会も断れるはずだ。好きなものを邪魔する権利は、誰にもないのだ。
6.誘われる前にフェードアウトする
予定が飲み会ならあらかじめ断れるが、仕事帰りにいきなり飲む流れになることもある。そういうときは、誘われる前にフェードアウトしていた。
なんとなく飲みに行こうという空気になったら、すかさずその場から離れる。そのままオフィスから出て、エレベーターに乗ればミッションコンプリート。面倒じゃないなら、階段を使ってもいい。
飲みにいくにしても、店決めなどがあるのでいきなり動き出すことはない。その間に気配を殺して、そしらぬフリで帰るのがコツだ。
7.ただ「行きたくない」と断る
最初の「シンプルに断る」でも言ったが、最後は「気が乗らないから」でいいんじゃないかと思う。気の利いた言い訳がなくても、飲みに行きたくないときはある。
たまに「なんで?」と理由を聞かれることもあるが、ただ行きたくないのは理由にならないんだろうか。強制参加じゃない飲み会に、理由は必要ないはずだ。
そうして何度も断っていると、アイツは飲み会に行かないやつだと認定される。こうなればそもそも誘われなくなるから、こちらとしても楽だ。
飲み会は、楽しいと思う人だけでやればいいものだ。気が進まないのに、何時間もその場にいることはない。
最近は飲み会に行かない人も増えてきたが、まだまだ変わりもの扱いされるようだ。仕事は仕事、プライベートはプライベートと、しっかり分けることが当たり前になればいい。