テレビを観ない生活ってどう?1年続けた枯れ女が実感するメリットとデメリット。
ほぼテレビを見ない生活を1年ほど続けてみたミニマリストが実感する、メリットとデメリットを紹介します。
据え置きのテレビはなく、スマホのワンセグのみ。そのワンセグも、ニチアサのヒーロータイムを観るためだけのツールと化しています。
子供の頃は、テレビばかり観ていると怒られたものです。が、逆にテレビを観すぎないと暮らしはどうなるのか?詳しい様子は以下からどうぞ。
メリット
まずは、テレビがなくて実感したメリットを紹介します。
1.部屋が広く使える
テレビというのは、単純に場所を取る家電です。大きな家電が部屋になければ、その分スペースを広く使えます。
我が家には、本来は家電を置くべき場所にそれ以外のものが満載です。今私が暮らしている部屋はこちら⇒「理想の女子部屋」記事を見たので、一人暮らし女子の実際の部屋を公開してみる。
広くなった部屋で何をやっているかと言えば、毎日のスクワットやヨガな、フリマに出品するための商品撮影など。運動や撮影は、広い場所がないと不便です。
特にエクササイズ系は、テーブルやテレビに手足をぶつけて邪魔。実家では運動をやろうとしてテーブルにぶつかり、挫折した経験が何度となくあります。
さらに今の我が家は、極小のワンルーム。テレビを置くことで圧迫感が増し、部屋が窮屈になるのも嫌です。
逆にテレビがない生活に慣れると、部屋が広いことが当たり前になってきました。むしろ部屋の真ん中に、何もない空間を作り出すのが爽快です。
掃除が劇的に簡単になった
また、部屋がスッキリしたことで掃除が楽になりました。
以前住んでいた団地も掃除は楽でしたが、小さいワンルームはそれに輪をかけて楽。雑巾1枚で丁寧に床磨きしても、15分もあれば終わります。
団地時代の掃除の話は、こちらで詳しく⇒ミニマリストの部屋の床掃除は、雑巾1枚と30分あれば十分終わります
逆にテレビがあると、裏を拭いたりテレビ台の下を掃除するのが大変じゃないでしょうか。大型家電は、きれいを保つにもそれなりの労力がかかります。
仮に私がテレビを掃除するとしたら、年末の大掃除のときくらいになりそうです。スッキリと楽ちんを両立したいズボラは、テレビのある生活よりも掃除の手間が減る道を選びました。
作業に集中できる
在宅ライターとして一番実感するのは、テレビがない方が作業に集中できるということです。
テレビが付いているときはもちろんですが、電源を切っていても微妙に気になる。テレビが目に入ると、ついつい「今は何を放送してるっけ?」と頭にちらついて、ソワソワしてきたりします。
テレビに限らず、視界に色々なものが入ると落ち着きません。家の荷物というのは、そこにあるだけで意外と集中力を削ぐ存在です。
集中力を上げるなら、仕事以外の脇道を塞ぐのが効果的。詳しくはこちらから⇒勉強や仕事の途中で気が散らないための、集中力を高めるコツ
特に私のような注意力散漫な人間ほど、ゴチャゴチャした部屋は危険。家での作業がはかどらないときは、視界から荷物を一掃してみてください。
引っ越しが楽
大きな家電や家具がないと、引っ越しが実に簡単。女1人と引っ越しのドライバーさん1人だけでも、20分くらいで荷運びが終わりました。
私がワンルームへ引っ越したときの話はこちらから⇒実録・一人暮らしの引っ越し当日。安い業者の落とし穴とは?
荷造りも基本は、ダンボールに荷物を詰めるだけ。苦労したことと言えば、そのダンボールを調達に少々手間取ったくらいです。
私がダンボールを調達した方法はこちらで紹介中⇒荷物が少ない人向け、引っ越し用の大きいダンボールを無料で入手する方法。
引っ越しが楽だと、その分値段も安くなるのが嬉しいところ。どんなに高く付いても、20,000円も出せば十分でした。次の引っ越しは、15,000円前後に抑えたいです。
人間は一度楽を覚えると、次も楽をしたくなる生き物。私は次回の引っ越しではさらに楽をしたいので、もっと荷物を減らそうと画策しています。
観たい番組を厳選して時間の節約に
テレビを観る時間が減って、その分時間の節約に。スマホのワンセグはありますが、長い時間テレビを観るには不便です。今はピンポイントで、どうしても観たい番組だけを観るようになりました。
ちなみに3月の始めまでは、NHKのドラマを観ていました。感想はこちら⇒親子関係に悩んでませんか?「お母さん、娘をやめていいですか?」感想まとめ。
番組を厳選したことで、テレビに費やす時間は1週間で平均1時間。その分の時間は、主に仕事・スマホゲーム・睡眠時間に充てられています。
これが大きなテレビだと、なかなか電源を切れません。お目当ての番組が終わった後も、ついつい後の番組を観続けてしまうのです。そんなこんなで、1日2~3時間は観ていたと思います。
ついでにテレビ番組を厳選するので、テレビ欄をチェックする時間も節約できました。以前は朝一番に新聞のテレビ欄を眺めて、面白い番組はないかと物色していた人間です。
1週間単位でみると、最高で20時間の差に。それだけの時間が余ったら、忙しくてできなかったことにも色々と挑戦できるんじゃないでしょうか。
電気代節約になる?
テレビを使わない分、電気代の節約にもなります。1ヶ月で数百円ていどだとは思いますが、少しでも安くなるならそれに越したことはありません。
一説によれば、テレビはエアコン並みに電気代を食うという話も。妙に電気代が高いときは、テレビの付けすぎを疑ってみた方が良いのかもしれません。
私がテレビを持たない以外にやっていた、電気代の節約方法はこちら⇒一人暮らしの光熱費を節約するため、電気料金の対策を考える。
さらに3月からは、冷蔵庫のない生活も始めています。来月の電気代がいくらになるのか、今から楽しみでしょうがありません。
たまにテレビを観るとすごく楽しい
こうしてテレビがないメリットを挙げてきましたが、元はテレビ大好きのテレビっ子。何だかんだで、今でもテレビは好きです。
なのでたまに実家に帰ったときなどにテレビを観ると、ものすごく楽しめます。普段からものがない暮らしに慣れていると、現代社会で当たり前にあるものにイチイチ感動できるのが良い点です。
そういうときは、昭和時代、街角の電気屋でテレビを観ていた人たちの気分に浸れます。贅沢のレベルを下げるのは、てっとり早く幸せを感じる良い方法なんじゃないでしょうか。
デメリット
次に、テレビがなくて困ったことなど、デメリットについてです。
世の中のニュースに時々ついていけなくなる
テレビを見ないと、世の中の話題に付いていけないことが多いです。最近だと、政治の「森友学園問題」など。「なんか学校のことが話題になってるなあ」くらいで、詳しいことが一切分かりません。
テレビは情報を勝手に流してくれる分、興味のないニュースでも耳に入るというメリットがありました。私のような面倒くさがりには、それが意外と便利だったのです。
逆にネットは、自分で調べないと何も分かりません。あらゆる情報がある分、自分で取捨選択が必要というちょっと面倒なところがあります。
さらに悪いことに、私は普段から最新情報をチェックしないズボラ。毎日のんびり過ごして、気が付いたらどんどん世の中から取り残されているのです。
そして世の中のニュースやトレンドが分からないと、そのまま人の話についていけなくなります。たまに人と会って話をするときなど、気分はプチ浦島太郎です。
ネットでライターをやっているという都合上、やはり世の中の流れはつかんでおかないととも思います。面倒臭がらずに、もっと情報にアンテナを張らないといけません。
たまの夜更かしでリズムが崩れる
私は今、遅くとも22時くらいには寝ています。
そのため深夜ドラマをたまに観たりすると、睡眠のリズムが微妙に崩れるのです。毎日同じようなリズムで生活していると、1日の狂いでも元に戻すのに時間がかかります。
夜寝るのが遅くなると、その分翌日起きる時間が遅くなります。その日も普通どおりに寝るとすると、作業できる時間が短くなるというデメリットもあるのです。
生活のリズムを取り戻すときは、朝起きる時間を同じにしなさいとよく言われます。が、私は睡眠時間が1時間でも短いと、途端に頭がポンコツになる人間です。
張り切って早起きする日が数日も続くと、だんだんイライラが激しくなってきます。結果的に仕事にも生活にも支障が出るので、最低でも8時間は寝ないとダメです。
どうしても眠いときは、仕事をサボって睡眠時間を確保します。詳しくはこちら⇒どうしても仕事をしたくないときは、気の済むまで寝てストレス解消するのも効果的。
スマホに録画機能があれば、深夜まで夜更かしせずに済むのにと思うことも。たまに、新しい携帯テレビを探すという本末転倒なことをしているときがあります。
BSが見られない
これはスマホのワンセグの限界ですが、視聴できるのが地上波のみです。BSでも面白い番組が色々とやっているのに、観ることができません。
たまにBSで気になる番組があったときは、家族に頼んで実家のテレビに録画してもらうという反則技を駆使。帰省したときに、まとめて観ています。
代わりに動画を観るとデータ通信量が余計にかかる
ただ、アニメなどは見逃しても動画配信があるので少し安心。しかしネットで動画を観ると、ガンガンにデータ通信量を削られるのがネックです。
私が今やっている、ネット代の節約対策がこちら⇒一人暮らしのネット環境、安く節約するために私が試したおすすめの方法。
今は少しでも安く済ませようと、スマホのテザリングのみでネットに接続。あまりデータ量の多い動画を観すぎると、ブログ更新などの大事な作業のときに困ります。
動画のデータ通信が大きいことを考えると、電気代だけで番組を流してくれるテレビはすごいです。一体どうやってスタッフの人件費などを捻出しているのか、ちょっと不安になってきます。
全く余計なお世話ですが、テレビも月額制にした方が働き手が増えるんじゃないかと思います。その分番組の質も良くなって、またテレビに戻ってくる人が増えるんじゃないでしょうか。
普段は観ないながら、それでも完璧には断てないテレビの誘惑。多分これからも、テレビとは付かず離れずで付き合っていくと思います。
テレビ自体はただの道具で、良いも悪いもありません。メリットとデメリットを見極めたうえで、自分なりに最も良い形で使うのが一番なんじゃないでしょうか。