【一人暮らしの服代節約】なぜファッション費が高いのか、その理由と対策
なぜ服代を節約できないのか?その理由と対策を考えてみたい。
服代は食費や光熱費と違って、「月〇〇円が適正」と言い切るのが難しい。服へのこだわりや好みは人それぞれで、同じ服でも人によっては高くも安くもなるからだ。
ただ家計が赤字になったり、あなた自身「これは使いすぎだ」と自覚があるなら節約に乗り出した方がいい。
服代は割合で決まる
「服代が高い」と言っても、それはどこの基準なのか?単に自分の感覚で「高い」「安い」というだけでは、適正な金額は見えてこない。
人により適正な服代は変わると言ったが、一般的には年間収入の2~4%が被服費のボーダーラインだと言われている。仮に年収が300万円なら、1年間で最大12万円まで服にお金を使ってもいいことになる。年収200万円でも最大8万円だ。
「この金額を超えない範囲ならOK」と考えれば、むやみに切り詰めなくてもよくなる。高い服を買ったときはその分買う服を少なくすればいいから、無駄な罪悪感を持たずに済むはずだ。
「服代が高い」と悩む人は、試しに去年使ったファッション費を計算してみてほしい。それが年収4%以内なら、もうセーフということにしてしまおう。
ただし服代が適正なことと、着ない服ばかり買うことは別問題だ。その場合は金額ではなく、服の着方や選び方を見直す必要がある。
服を選ぶときのコツはこちらから⇒ミニマリスト女が、洋服10着でおしゃれなコーデを作る方法を完全解説
洋服が趣味の場合は?
洋服は暮らしに必要なものだが、趣味の側面もある。単純に洋服が好きで、お金を使いすぎてしまうこともあり得る。
趣味にかけるお金は人それぞれなので、これはもう口の出しようがない。家計が赤字にならない範囲で楽しめばいいんじゃなかろうか。
しかし気に入ったものを手当たり次第に買っていては、いくら予算があっても足りない。これは他の趣味にも言えることだが、買うものはできるだけ厳選したいものだ。
服がほしいとき、我慢する対処法はこちらで紹介中⇒洋服が欲しいが買うお金がない。我慢が必要なとき、私がやっていた対処法。
見た目にこだわり過ぎるのを止める
もし年収4%のボーダーを大幅に超えているなら、服代を見直すときだ。まず「見た目へのこだわりや見栄」を捨てるのはどうだろうか。
確かに見た目は大事だが、家計を脅かしてまで優先するものじゃない。自分を飾り立てるような、高級な服がなくとも、身だしなみが整っていれば十分だ。
見た目を気にするあまり見栄を張ってしまう人は、「自分には価値がない」「地味な自分では他人に受け入れられないかも」などの不安を抱えている。しかしこれは単なる思い込みだ。
試しに手持ちのなかで一番地味な服装で、街中を歩いてみてほしい。今までおしゃれな格好で出勤していた人は、思い切り地味なオフィススタイルで行ってみてもいいかと思う。
最初のうちは落ち着かないが、無事に用事を済ませられれば後は平気になる。よほど奇抜で無ければ、人の服装を気にする人はほとんどいないものだ。
もし周りの友達が同じように見栄を張るタイプなら、距離を置くのがいい。同調圧力でこちらも見栄を張らざるを得なくなり、節約が進まなくなってしまう。だが自分が見栄を張らなくなれば、そういう人たちは自然と離れていくはずだ。
買い物は一人で行く
買い物好きの友達がいると、付き合いでこちらもお金を使ってしまうことが多い。自分も楽しんでいるならいいのだが、気乗りしないときはやはり距離を取った方がいい。
また、友達と買い物に行って「これいいんじゃない?」と勧められると断りにくい。自分が着る服ほど、一人でじっくり選ぶ方が納得の買い物ができる。
センスに自信が無いからと、店員にコーディネートを頼むのは賭けだ。親切な店員なら似合うコーデを真剣に考えてくれるだろうが、たいていは売りたい服をゴリ押しされるのがオチだ。
「自分に似合う服」が分かっていれば選ぶ基準がハッキリするので、「人に勧められるまま買ってしまう」ということも無くなる。ファッションに疎い人ほど、似合う服の研究は大事だ。
骨格とパーソナルカラーの話はこちらから↓
骨格診断を自己診断する7つのコツ。自分に似合う服が分からないときの対処法とは。
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服でストレス解消するのを止める
ショップの紙袋に入ったままの服が大量にある場合、服を買うことでストレスを解消しているんじゃなかろうか。4%のボーダーを超えているなら黄色信号だ。
仕事か個人の悩みかは分からないが、ストレスの元をなんとかするのが一番の解決策かと思う。対処療法的に買い物で気を紛らわしても、キリがない。
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服にお金を使いたくなるのはどういうタイミングか、メモを取って観察してみるのもいい。イライラするときの状況と、なぜその状況にイライラするのか、理由を考えてみる。
特定の人や状況にイライラするのも、思い込みや考え方の偏りが原因だ。その偏りが修正できれば、同じ状況におかれてもストレスを感じにくくなる。
自分のファッション費は本当に高いのか?金額的にみると大して使っていない可能性もある。買った服を全部着きれないから、「無駄遣いした=服代が高い」という思いが強くなるんじゃなかろうか。
「買い物を予算内に収めた」というのと「買った服を着こなせている」というのは、全く別物なのが難しいところだ。だが単純に金額のことを考えるなら、前に言った「年収2~4%」をクリアしていれば安心していいんじゃなかろうか。