Twitterで炎上したらどうする?被害者・加害者にならないために気をつけたいこと

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TwitterやInstagram全盛期の今、人々が恐れるのは炎上じゃなかろうか。Twitterで炎上しないための対策を考えてみたい。

自分が炎上したときもそうだが、それ以上に炎上・拡散ツイートを見かけたときこそ警戒しなきゃいけないと思う。

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リツイートする前に6秒考える

ツイートをリツイートするときの心理を思い起こすと、深く考えず反射的にポチッとボタンを押していることが多い。とくに怒りや悲しみを感じたツイートほど、反射的に拡散する確率が高いように思う。

そういう反射的なツイートをリアル世界の反応に置き換えると、「カッとなって言い返してしまう」「つい手が出てしまう」のようになるんじゃなかろうか。現実ではできないことでも、ネットでは平気でやれてしまうのが怖い。

カッとなったときのコントロール(アンガー・マネジメント)の方法としてよく言われるのは、「6秒数えてみよう」ということだ。その間に怒りが静まり、無用な争いを避けやすくなるという。

眼の前に怒りの原因があったら6秒待つのも難しいかもしれないが、ツイートは文面のみ。ボタンを押す前に考える余裕は十分あるはずだ。

そもそもなぜ「反射的にツイートしたくなったのか?」を考えるのもいい。自分が怒りを感じた原因を探ることで、無意識に隠された傷が見えてくる。傷ができた原因がみえてくると、反射的な行動がコントロールしやすい。

傷の話はこちらでも詳しく⇒自分が嫌いな人に読んでほしい。リズ・ブルボー著「五つの傷~心の痛みをとりのぞき本当の自分になるために~」感想

コメント付きリツイートは取り扱い注意

これは最近知ったことだが、コメント付きリツイートはツイートの発信者にコメントごと通知がいく。いい意見はもちろん、批判などもそのまま伝わるので注意だ。

相手にコメントを知られたくないときは、コメントなしリツイートをしたあと「RT>」をつけて、自分の意見をツイートするのが暗黙のルールなんだという。反対意見をいいたいときはこちらの方が安全そうだ。

自分としては批判するつもりがなくても、相手に通知がいった時点で「自分へ言われた意見」と受け取られることはある。それを踏まえた文面を考えた方がトラブルを避けられる。

逆に、自分のリツイートにも批判的なコメントが通知される可能性もゼロじゃない。その際も「自分へ言われたこととは限らない」と考えておけば、余計に悩まずに済む。

仮に自分への批判だったとしても、批判されたのは意見であって自分そのものじゃない。自分の存在そのものまで否定されたように思う必要はない。

情報源を忘れずチェック

フェイクニュースという言葉が普通に使われる昨今、何気なく見る情報のなかに嘘が紛れている可能性は高い。自分が騙されるだけならまだいいが、うっかりリツイートすれば偽情報の拡散者になってしまう。

とくにニュースのリンク先がまとめサイトの場合、情報源があいまいで不正確なことが多い。私のような個人ブログも、あくまで「個人の見解」なので正確性を保証できない。できるだけ気をつけてはいるが、自分でも調べるとより正確な情報が分かる。

私がリツイートする情報はヤフーニュースで知ったものがほとんどだ。ヤフーニュースの情報源は新聞社や大手ニュースサイトなので、まだマシな方かと思っている。

発信者の「真意」を考える

だが大手サイトでも個人サイトでも、記事を書いた人の目を通して書かれた事実であることに変わりはない。書いた人の考え方や立ち位置によって、真逆の意見になることもある。当人がどういうつもりでその記事を書いているのか、見極めることも大事だ。

記事を書く目的は、自分が望む意見に誘導することが一番にあるのかと思う。大手新聞社や雑誌の記事でもアフィリエイト目当ての記事でも、賛同者を増やすことが自分たちの生命線になるからだ。

拡散目当てで過激なタイトルを付けたり、ヘイト的な記事を書く人も多い。うっかり乗せられてリツイートすれば相手の思うツボ、これは面白くない。

そういうときは「この記事はどういう意見に誘導したいのか?」と考えながら読むと、より冷静に事実と書き手の意見を比べられる。自分が反射的に「許せん!」と思ったときほど、「誘導」を意識すると怒りが静まりやすい。

賛成・反対意見の両方を見る

皆が100%同じ意見になる記事はない。自分とは反対の意見のツイートを見ると、「こんな考え方もあるのか」と分かって面白い。

反対意見をみると自分の意見を客観視できて、「自分が正しいとは限らない」と分かる。やはり反射的な行動を抑えるのに役立つ。

SNSは意見が似た人だけフォロー・気に入らないなら気軽にブロックできるので、自分が見たい情報しか集まらない。「自分と似た考え=真実」と思い込みかねない危険性を持っている。いわゆる「認知バイアス」だ。

認知バイアスが強い人は思い込みに囚われやすく、自分と意見の合わない人を過剰に攻撃したり偏った情報に扇動されやすい。自分が当たり前と思うことほど疑ってかかるのが大事だ。

だがへそ曲がりの私は、ニュースを読むと真っ先に「これは違うんじゃないか?」と思うようになってしまった。あまり斜に構えすぎるのもよくないかもしれない。

ちょっとでも問題発言があれば、徹底的に叩くことが正義のような風潮がSNSにはある。確かに叩かれてもしょうがない人はいるが、それは叩くことを正当化する理由にならない。いいことをしているつもりでも、それは加害者になるということだ。

善悪・正邪の二元論で考えるから、自分と違うものを叩いて排除したくなるんだろう。「自分も間違ってないし、相手も間違ってない」という考え方が必要じゃなかろうか。

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Posted by yayoi