トマトを3週間放置した結果。水耕栽培キット・ポットランド観察記(4)
室内で簡単に野菜が育てられる、ポットランドの観察記。一ヶ月以上ぶりの更新だ。
8月は約3週間ほど、実家に帰って家を空けていた。その間、ポットランドのトマトはずっと放置状態となってしまった。
果たして水耕栽培で、3週間も放っておいた植物はどうなってしまうのか?その模様をご覧いただきたい。
家を空ける直前のトマト
以前にも数日家を空けたことがあったが、まだそのときはトマト自体が育ってなかったのでそこまで水も減らなかった。しかし8月に入ってからはグングン育ち、1日で水が半分くらい減るようになっていたのだ。
家を空ける直前のトマトが、こんな感じだ↓
最初はちっちゃな芽だったのが、今では立派に育ったものだ。近くで様子を見ていると、トマト特有の植物の香りもしてくる。
家を空けるときの対策
大きく育ってくれるのは喜ばしいが、問題は水だ。500mlのペットボトルでは、おそらく2~3日で空っぽになってしまうだろう。
そこで家を空ける直前、水切れにならないよう対策をしておいた。それがこちらだ↓
我が家で一番大きい容器である、たらいに一杯の水を張ってそこにセッティング。詳しいやり方は以下の通り↓
1.ポットランド本体を小さな容器に固定
2.容器をたらいの中に置く
3.ポットランドのサンドが浸からない深さまで、たらいに水を張る
4.ねっこをたらいの水に浮かべておく
根っこが水に浸かってさえいれば、水切れで枯れるということは防げる。取りあえずたらい一杯なら足りるだろうと、半ばヒヤヒヤしながらも自宅を後にした。
3週間後のトマト
その後10日くらいで帰るつもりが、ついつい3週間近くも実家に居座ってしまった。流石に10日を過ぎると、トマトのことが心配になってきた。
もし家に帰って枯れていたら、悔やんでも悔やみきれない。不安を感じつつ、家に帰った直後のトマトがこちら↓
すぐにペットボトルに戻し、肥料もあげた。ところどころ葉っぱが枯れているのが痛々しい。
たらいをすぐに片付けてしまったのは、私のうっかりだった。トマトはシオシオになり、水一面に緑の苔が広がっていたのが印象的であった。
このシオシオは水不足よりも、日光不足のために起こったことだと思っている。特に今年の8月はずっと雨続きだったので、余計にトマトも育ちにくかったんじゃなかろうか。
その後はまた窓際に置き、なるべくお日様が当たるようにしている↓
未だに葉っぱはしおれ気味だが、少し元気を取り戻したようにも見える。さらに嬉しいことに、小さいツボミが出てきた↓
これが大きくなると花が咲いて、後は受粉をすれば実がつくはずだ。だんだん収穫の時期が近づいてきたようで、ワクワクしてくる。
水さえあれば何とかなる
3週間も放っておいたらどうなるか不安だったが、「水さえ十分にあれば枯れることはない」と分かった。今後も、たらいに水を張る方法でなんとか切り抜けられそうだ。
しかし夏の間はいいが、冬は冬で寒さ対策をしないといけない。特に我が家は極寒なので、トマトが耐えられるか心配だ。
何かトマト用に、外気をシャットアウトできる容器のようなものがあると良いかもしれない。
植物を育てるというのも、動物を飼うようにそれなりの責任があると思う。今回は、トマトが枯れなくて本当に良かった。
自動水やり機などもあるが、水耕栽培ならたらいに水を張ってそこに根っこを浮かべるのが一番シンプルで楽じゃなかろうか。帰省している間、植物が心配なときは試してみてください。