節約貯金体質になるためには、家計のキャッシュフローのシンプル化が近道?
節約や貯金ができない大きな理由の1つに、「どんぶり勘定」があります。これは現金の流れ(キャッシュフロー)が分からないために、手元にあればある分だけ使ってしまうからです。
家計のキャッシュフローのシンプル化は、節約のために欠かせません。私もさっさと赤字家計を脱して老後の生活費を蓄えるため、今までなおざりだった現金の流れの改革に乗り出しました。
水道・光熱費を口座引落しに
まずは、今までカードに頼りきりだった各種料金の支払いです。その中の水道・光熱費を、口座引落に変えました。今まで色々試した末、シンプルな方法が一番良かろうという結論に達したのです。
口座引き落としがキャッシュフローに良いところは、
・その月の分は決まった日に引き落とし
・自分の都合の良い日に引き落とし日を変えられる
・ネット家計簿にそれぞれの項目が自動的に記録される
点です。
さらに、毎月の料金から割引も。3社合計しても約160円ていどですが、安売りたまご1パックともやし3袋の代金が浮くのは地味に大きいです。
毎月ガス・電気・水道の領収書が届きますが、「そこに書かれた金額が、書かれた日付に引き落とされる」のでとても分かりやすいです。その気になれば、全て同じ日に引き落としもできます。
お給料日の後に設定しておけば、「銀行にお金が無い」という悲劇を防げます。いちいち口座の残高を確認する手間が省けるので、ズボラには大助かりです。
枯れ女・カードの限界を知る
一番最初に使っていたクレジットカードは、実際の引き落としが翌月になるのが面倒です。ネット家計簿の登録と実際の引き落としがズレるのが、微妙に気持ち悪く感じていました。
ちなみに家計簿は、「マネーフォワード」を使っています⇒家計簿はじめました。節約、ゼロからの再スタート
また、ガス・電気・水道、それぞれ同じ月に落とされないこともしばしば。今月はガスと水道だけ、翌月はガスと電気だけなど、その月の光熱費の全体像がパッと見で分かりませんでした。
そこで次に手を出したのが「即時引き落とし」のデビットカードです。たしかにタイムラグは無くなったものの、家計簿の項目が全て「デビットカード」になるという副作用がありました。
デビットカードのメリットとデメリットはこちらで紹介中⇒現金を使わない生活で役立つか?デビットカードを使って感じた、メリットとデメリット。
家計の管理を便利にするはずのカードで、余計に頭を悩ませるハメに。万能だと信じて疑わなかったカードの限界と、複雑なことがダメな自分の性質を嫌というほど思い知りました。
店頭での買い物はできるだけ現金で
これまで店頭の買い物はデビットカードを使っていましたが、前の「家計簿の項目が全てデビットカード」を反省し、なるべく現金で買うようになりました。
カード支払いは楽ですが、銀行の残高を気にしながらの買い物はちょっとしたストレスです。その度にメイン口座から入金する手間も増えるのもおっくうでした。
しかしキャッシュならば、「口座から出す→支払う」だけでOK。財布の残高も丸わかりなので、無闇やたらと買い物できなくなります。
デビットカードも現金感覚で使えはします。しかし支払いがスムーズすぎて、つい調子に乗ってしまうのです。
節約するなら、お金のやり取りはなるべく面倒にした方が効果的と知りました。これは、自由にお金を使えてしまうおひとりさまにおすすめです。
ネット通販はデビットカードをメインに
ネット通販は、よほどの高額でなければデビットカードをメインに。数百円程度ならば、楽天で貯まったポイントを使ってしのいでいます。
これは代金の支払いを先延ばさないためと、ネット家計簿に早く登録させるためです。クレジットカードは言わば「借金」なので、使い過ぎると未来の自分が困ります。
ただし家計簿の記録が全て「デビットカード」になるので、いつ何を買ったかは覚えておかねばいけません。20代の頃に増して忘れっぽくなった脳みそと格闘しながら、日々項目を埋めています。
1つの口座に引き落としを集めることで、キャッシュフローがずいぶんと見やすくなりました。後は買い物レシートを見ながら、無駄を探すステップです。
長年ケチケチ根性が染み付いた私の場合、(オタク支出を除いて)無駄な買い物というのはほとんどありません。警戒すべきは節約の反動である、「たまにはパーッと使おう」などという散財だと思います。