これをやってたら要注意。貧乏生活まっしぐらの、お金が貯まらない節約方法。
皆がやっているけれど、思ったほどお金が貯まらない節約法の話です。
目の前の節約にばかりとらわれていると、かえって貧乏生活が止まらなくなります。効果の小さい節約をいくら頑張っても、支出は減らないのです。
節約というと、「ガムシャラに頑張る」というイメージを考えがち。ですがその「頑張り」、単なる「見せかけ」で止まっているかもしれません。
1.スーパーで底値を狙う
私もよくやってしまう、「1円でも安いところで買う」節約。スーパーの特売を狙ったり、何件もスーパーを回って安い店を探したり。やればやるほど、「節約を頑張ってる」という気になれます。
しかしよくよく考えると、その差額はせいぜい10~100円単位。週1で買い物をする私の場合、500円の節約にもなりません。
大家族の家なら、まだ効果が高そうです。しかしそこまでものを買い込まない一人暮らしで、底値を狙っても節約効果が薄いのです。
一人暮らしを始めたばかりの頃は、近所のお店を何軒も回ったりしていました。詳しくはこちら⇒一人暮らしの食費の節約に、時間がなくても無理なくできる対策とは
たまにしか買わない日用品だったり、少々高いものを買うときは良い手です。しかし日常の食料品を買うときなど、1品1品底値を狙うのは時間がかかりすぎます。
私もひと頃は安い納豆を買うためだけに、離れたスーパーまで自転車を10分走らせもしました。しかしその差額がせいぜい10円ていどだと気付き、今は近所で済ませる方を選びました。
かけた時間と労力に対して、どれほどの支出を減らせたのか?安いものを求めてスーパーを回るときは、そういうことも考えないといけません。
2.まとめ買いする
1品あたりの単価を下げる、まとめ買い。これも王道の節約方法です。一見「お得」に見えますが、それが節約になるとは限りません。
私が最近「失敗した」と思うまとめ買いは、大量のトイレットペーパーです。少しでもお得に買いたくて、一人暮らしなのに18ロールも入ったパックを買ってしまいました。
「トイレットペーパーはどうせ使うし」と、当時は思いました。が、使うのは大体1ヶ月に1ロール。使い切るのに1年以上もかかるのです。
未だに、こんなにたくさんのトイレットペーパーのストックが↓
トイレ掃除などにも使っていますが、まだまだ無くなるのは先の話。その間にまた引っ越すことになったら、これも持っていかねばなりません。かさばるものほど、ストックは少ない方が良いと反省しています。
まとめ買いは「お得」ですが、支出そのものが減るわけではありません。「本当に使い切れるのか?」を考えないと、かえって無駄遣いになります。
3.クーポン・ポイントを貯める
3番めは、皆が大好きなクーポンやポイント。ポイント目当てで決まった日に買い物したり、ちょっと遠くの店まで出向く人は多いと思います。
しかし、ポイントは買い物のついでに付いてくる「オマケ」。オマケ目当てで買い物するなど、どう考えても余計な出費にしかなりません。
「財布の中がポイントカードでいっぱい」なのは、お金が貯まらない人の大きな特徴の1つ。ポイントカードは、週に1度以上行くお店のものがあれば十分です。
ポイントを貯めるときだけでなく、使うときも注意がいります。特にネットの「期間限定ポイント」は、ポイント数が半端で、使いにくい事このうえありません。
かつて失効間近のポイントを使いたくて、ネットでストラップを買ったことがあります。けれどそのストラップは一度も使うことのないまま、結局断捨離しました。
ポイントは確かに使えましたが、手元には何も残らず。何を買おうかアレコレ悩んだ時間だけが、無駄になったと反省しています。
割引価格で買い物できるクーポンも、厄介です。大体のクーポンは期限が短いうえ、「1,000円以上の買い物で100円引き」のような制限がつくからです。
たまたま1,000円以上の買い物があればラッキー。しかし大抵、そう都合が合うことは稀です。クーポンを使おうと思ったら、余計に何かを買い足すハメになりはしないでしょうか。
値引きはされたはずなのに、使ったお金は普通の買い物より多い。クーポンは、「余計にお金を使わせるもの」と考えておいて間違いありません。
4.送料無料にしようとする
クーポンと同じような心理でお金を落としてしまうのが、「送料無料」の罠。「2,000円以上で送料無料」の言葉につられ、余計なものを買った経験は誰しもあると思います。
中には、「送料無料にした方が安い」というケースもあります。けれど、送料をタダにするために買い足したものを、しっかり有効活用しているでしょうか。
送料をタダにする買い物は、「無駄なものが増える」というデメリットもあります。家のものが多くて散らかっているのも、貧乏な人の大きな特徴。お金を貯めたいなら、無駄なものは持たない方が良いのです。
節約は、頑張りと成果が見合わないことがあります。効果の小さい節約は、いくら頑張っても報われません。
「本当に支出を減らせているのか、それとも見せかけだけの節約か?」。やみくもに家計を引き締める前に、どれほどの効果があるのかをしっかり考える必要があります。