【早期発見がカギ】自宅でできる乳がんセルフチェック。

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今回は、女性にとっては他人事ではない乳がんの話をしたい。先日も乳がんのために、有名な作家が若くして亡くなっている。痛ましいとともに、乳がんの恐ろしさも感じた。

しかし乳がんは、早期発見で助かる見込みの高いがんでもある。早期発見・治療のために何ができるか、日頃からできるセルフチェックの方法なども含めて紹介したい。

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自宅でできる乳がんセルフチェック

乳がんのセルフチェックでは、自分の胸を触って異状がないか調べる。がんセンターなどのサイトは月1回のセルフチェックを勧めているが、毎日おっぱいに触ればより違和感に気付きやすんじゃなかろうか。

「乳がんチェックのため」と考えると忘れやすいので、「マッサージのついで」感覚でチェックすると続けやすい。私は生理対策のおっぱいマッサージをお風呂上がりにやっているが、忘れたことはほとんどない。

マッサージのやり方はこちら↓

・胸の下に手を添えておっぱいを支える

・片方の胸につき50回ほどやさしく揺する

揺するときは手に力を入れず、小刻みに動かすのがコツだ。力いっぱいやるとアザなどの原因になるので注意したい。

おっぱいマッサージを始めて知ったのは、生理前後で乳房の状態が変わることだ。生理前になると揺すったとき痛みがあるので、「もうすぐ生理か」と気づけるようになった。マッサージをやらなければ、ずっと胸の違和感など分からないままだったろう。

幸いにしてこれまで「なんかしこりがある」「いつもより胸がゴツゴツしている」などの異状を感じたことはない。今後もマッサージのついでに違和感チェックをしないとなと思っている。

乳がんチェックでは脇の下のリンパ節も調べるが、こちらもマッサージを習慣にすると続けやすい。おっぱいマッサージと同じく生理対策になるので、PMSでお悩みの人にもおすすめしたい。

リンパマッサージやり方はこちら↓

・首筋に反対側の手の平を当てる(右の首筋には左手、左の首筋には右手を)

・首筋から脇の下に向かってリンパをマッサージするように手の平を滑らせる

・片方の首筋につき5~10回繰り返す

図にするとこんな感じ↓

リンパマッサージも毎日やると、胸の周りの違和感に気付きやすい。やはり生理前は、乳房が張ったような痛みを感じる。脇の下はぜい肉が少ないので、毎日触っていればしこりがあったときすぐ分かるだろう。

私はお風呂上がりにマッサージしているが、身体を洗っているときが一番やりやすい。身体に石けんが付いているときの方が、手を滑らせるのも簡単だ。

健診を受けよう

セルフチェックは大事だが、それだけでは見逃す危険もある。病院での定期検診はやはり欠かせない。健診には保険がきくので、1,500円もあれば受けられる。

さらに40歳を過ぎると、2年に1回乳がん健診の無料クーポンが国から配られる。もしクーポンを受け取ってまだ健診を受けていないなら、ぜひ活用したい。

健康な生活、これが一番

がんでもそれ以外の病気でも、一番最初は自分の免疫が頼りになる。人間の体内では1日数千個のがん細胞が生まれているが、それでもがんにならないのはがん細胞を残らず免疫が倒してくれているからだ。免疫力はそれくらい大事なものである。

免疫力を保つためにも、普段から健康的な暮らしを心がけたい。健康的に暮らすコツはこちらで紹介中⇒貧乏でも健康的に生きたい!年収100万円のカレジョが実践中のコツ

基本はよく眠り・よく食べ・よく動くことだ。現代社会ではなかなか難しいかもしれないが、何事も健康あってこそじゃなかろうか。

乳製品を取りすぎはどうなの?

「乳製品の食べ過ぎは乳がんリスクを高める」という情報もあるが、これはどこまで正しいのか。乳がん学会によれば、「乳製品と乳がんとの因果関係は不明」とのことだ。

乳がん学会の見解がこちら↓

過去には乳製品は乳がんの発症リスクを高めるという報告や低くするという報告などさまざまあり,この関連性を見出すことは困難でした。しかし,最近の研究報告で,乳製品全般を多く摂取している人は摂取の少ない人に比較して乳がん発症リスクが少し低くなることが示されました。牛乳に限っては明らかな傾向は認められませんでした。また,乳製品摂取に関しては,低脂肪乳を摂取している人や閉経前の人ではより乳がん発症リスクが低い傾向が認められました。一方で,脂肪を多く含む乳製品の摂取では乳がん発症リスクは高くなるとの報告もあり,どのような乳製品をどの程度摂取すれば発症リスクが低下するかということについては不明です。

1-5 乳製品の摂取は乳がん発症リスクを高めますか。

ただ1つ気になるのは、「脂肪を多く含む乳製品の摂取で乳がん発症リスクは高くなるという報告がある」というところだ。乳製品を食べるときは、乳脂肪分が少ないものを選ぶとよさそうだ。

ちなみに大豆食品に関しては、たくさん食べることで乳がん発症のリスクを低くする効果があるという。納豆や豆腐を毎日食べれば予防になる。牛乳の代わりに豆乳を飲むのもいい。

もし乳がんと分かったら……

どんなに気をつけていても、100%乳がんにかからない保証は残念ながら無い。もし乳がんと診断されたときは、しかるべき治療を受けるしかない。

国立がんセンターの情報によると、乳がんは早期発見(ステージ1~2)なら5年生存率は90%ある。ステージ3でも80%だ。

しかしこれがステージ4になると、生存率が一気に下がって33%にまで落ちる。早期発見・早期治療がどれだけ大事かよく分かるデータだ。

乳がんと診断されたとき絶対やっちゃいけないことが、民間療法に頼る方法だ。その間にがんのステージが進み、手遅れになってから病院へ行く人も多いのだという。有名人でも、民間療法に頼り若くして亡くなるケースは後を絶たない。

標準的な治療でも完治する保証はないが、その効果は無数のデータが証明している。人の弱みにつけこんで徒(いたずら)に死期を早めるような民間療法は、害悪でしかないと思う。

乳がんは女性がとくにかかりやすいがんだ。30を過ぎた私にとっても、他人事じゃない。

がんそのものも大変だが、今の私にとっては治療費の工面の方が深刻である。今がんになったら、治療費が足りず死ぬしかないかもしれない。そう考えると、がんの一番の大敵は貧乏である。

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Posted by yayoi