【一人暮らしの服】「骨格診断とパーソナルカラー診断で見つける似合う服の法則」感想

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森本のり子さん著「骨格診断とパーソナルカラー診断で見つける似合う服の法則」感想を紹介したい。

その名の通り、自分に似合う服を見つけるための診断方法が紹介されている。「いまいちおしゃれになれない……」と悩む人にぜひ読んでもらいたい一冊だ。

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骨格診断&パーソナルカラーとは?

この本では、似合う服の診断に自分の骨格と色味を使っている。それぞれの診断で分かるのは、

・骨格診断→似合う服の素材やシルエット、柄

・パーソナルカラー→似合う色(服やネイル、ヘアカラー)

セットで診断することで、自分に似合う一着を見つけやすくなる寸法だ。どちらか一方だけでももちろん役立つが、やはり2つとも知っておくのがベストだ。

本の中では、骨格とパーソナルカラーは齢をとっても変わらないと書いてある。一度分かれば一生使える診断方法だ。

詳しい診断方法については本に書いてあるほか、ネットで調べてもたくさん情報が出てくる。気になる人はチェックしてみてほしい。

こちらの本では基本的な診断の後、タイプ別に似合う色と服のジャンルを紹介してくれている。とくにカラーの方はパレットが付いているので分かりやすい。このパレットを写真に撮っておけば、店で服を買うときも役立ちそうだ。

本はこちらから↓

自己診断がけっこう難しい

だが問題は、その診断方法が難しいことだ。とくに骨格診断については、チェックリストだけを頼りに正確な自己診断をするのはほぼ無理かと思われる。「鎖骨の出具合は?」「頭の形は?」と言われても分からないのだ。

私も最初自分の骨格をウェーブだと思っていたが、プロに診断してもらった結果「ナチュラルがやや混ざったストレート」だと分かった。自己イメージとは真逆の体格だったワケである。

骨格診断を受けたときの体験談はこちら⇒自分に似合うファッションの結果に驚き。東京で安くお得に骨格診断した体験談。

骨格はプロに診てもらうと確実だが、ハードルがやや高い。だがある程度ならセルフチェックでも当たりを付けられるので、まずそちらを試すのがいいかと思う。

骨格診断の自己診断のコツはこちらで紹介中⇒骨格診断を自己診断する7つのコツ。自分に似合う服が分からないときの対処法とは。

診断の基準は「自分は平均と比べてどうか?」なので、一人きりで診断してもあまり意味がない。できれば家族や友達の骨格と比べてみると分かりやすい。

一方のパーソナルカラーについては、今回の本に診断用シートがついている。それを使えば、ほぼ確実に自分のカラーが分かるのだ。

パーソナルカラーを知るとっておきの方法はこちら⇒【見える……見えるぞ!】無料でパーソナルカラーを自己診断する方法。

手元に診断シートが必要ではあるが、骨格診断に比べれば簡単だ。本を買ってもいいし、ネットにアップされているシートを印刷して使うのもいい。印刷にはコンビニプリントがおすすめだ。

似合う服を知るメリット

骨格とパーソナルカラーから自分に似合う服が分かると、それまで難解だった服選びがあっけないほど簡単になる。シルエットと色という自分軸があるので、そのときの流行りなどに惑わされることがない。

例えば私は「骨格ストレート&カラーオータム」で、似合うジャンルはそれぞれ

・ストレート→フォーマル系でしっかりした素材・ジャストなサイズ

・オータム→秋っぽい落ち着いた色。ベージュ系やアースカラーなど

となっている。

もし「新しい冬用コートがほしい」と思ったときもこの基準を元に、

・ストレート→トレンチ系、テーラードジャケットなど。素材は綿やウール、レザー。丈はヒップが隠れるくらいまで

・オータム→ベージュ、焦げ茶、カーキ、モスグリーン

と、ターゲットのアイテムを絞り込める。流行っているからとかわいめのファー付きコートを買ったり、「とりあえずダウン」のような適当な選び方をしなくて済むのだ。

似合う服はタンスの肥やしになりにくいので、クローゼットの中の服全てを活用し切ることもできる。着ない服ばかりで着るものが決まらないクローゼットとはオサラバだ。

おしゃれ=似合う服を着こなすこと

ファッション誌やテレビなど、おしゃれに関する情報は毎日あふれるほど発信されている。だが実際のところ、参考になる情報はほとんど見つからない。それはそれらの情報が、「似合う」ことにフォーカスしてないからだと思う。

ファッション誌やサイトは流行りのアイテムや着こなしは教えてくれても、それが自分に似合うかどうかまでは教えてくれない。自分軸がないまま見ても、目先の情報に振り回されるばかりでピンとこないのだ。おしゃれ情報を使いこなすには、自分なりのフィルターが欠かせない。

多くのファッションアドバイザーも、自分の経験や基準でおしゃれ情報を発信することが多い。アドバイザーと似たようなタイプの人にはいいだろうが、そこから外れた大勢には合わないことにもなる。

もし誰かを参考にするなら、あなたと同じような骨格・パーソナルカラーを持つ人を見つけるのがいい。そういう人が発信するおしゃれ情報なら、大いに参考にもなるはずだ。

最低限「似合う」ことを意識して服を選べば、おしゃれっぽい着こなしになる。服の配色や流行りアイテムの取り入れ方などは、似合う服を着ることだけに物足りなくなってから考えればいいかと思う。

似合う服にこだわり過ぎるデメリットは?

とはいえ、似合う服にこだわり過ぎるのもデメリットはある。条件の絞り込みがシビアすぎていい服が見つからなかったり、自分が好きなジャンルの服を着にくくなることだ。

まだ純粋におしゃれを楽しむ目的なら服が見つからなくてもいいが、仕事用などどうしても必要な服もある。そういうところにまで「似合う」基準を当てはめようとすると、必要なときまでに揃わない恐れもある。ときには妥協も大事だ。

人によってはウェーブ系のかわいい服が好きなのに、骨格はストレートやナチュラルという場合もあるかと思う。そういうとき、似合う服を優先してイマイチおしゃれを楽しめないのも残念だ。

できるだけ質感を骨格に似合うものにする、一部分だけ可愛さのあるシンプルなアイテムを選ぶなど、好きなジャンルを似合う服に寄せる工夫や努力は必要になってくる。大変ではあるが、自分だけのおしゃれを突き詰めるのもファッションの楽しさの1つなのかもしれない。

似合う服を知ること。それがおしゃれの第一歩だ。これまでおしゃれに悩んできた人は、まず自分の軸を見つけるところから始めてみてほしい。今回の一冊は、その助けになってくれるはずだ。

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Posted by yayoi