こんなもの、家にない?物を持たないシンプルライフで捨てる方が良い7つのもの。
物を持たない暮らしを目指すとき、どんなものを捨てると良いのか?「こんなものがあったら捨てた方が良い」というものを紹介します。
ミニマリストほどでなくとも、シンプルライフで「これを減らせばもっとスッキリするのに」というものはあります。どんな暮らしでも、不要なものはない方が間違いなく楽ちんです。
これからお話するものがまだ家にあるなら、もう片付けどきかもしれません。
1.今着てない・着られない服
シンプルライフで必ず捨てたいものの代表格、それが服です。大抵の人は服を持ちすぎているので、ここを取っかかりに断捨離すると一番はかどります。
ただ、「これ以上の服を持ってはいけない」という上限があるワケじゃありません。断捨離すべきは、長らく着ずに放ったらかされている服です。
着ない服というのは、何も燃えるゴミ寸前のボロだけじゃありません。むしろ着ないけど、まだキレイだから捨てられないという服の方が多いんじゃないでしょうか。
が、収納の奥にあるような衣装ケースや、引き出しを全部引っ張り出さないといけない服はなくても大丈夫。いくら数があっても、取り出しにくい場所の服はほぼ着ないのです。
収納がスカスカだともったいない気もしますが、その分使いやすく機能的なクローゼットに。服は手に届く場所だけしまった方が、いっそうフル活用できるのです。
かくいう私も、かつては着ない服を溜め込んでいました。ボロ着を断捨離した話はこちら⇒クローゼットの洋服を再断捨離し、リサイクルした話。収納は定期的な見直しが必要です
これまでに何度か洋服の断捨離をして、最初に100着前後あった服も20着にまで激減。それだけ、活用しきれてない服があったということです。
服が減っても、全く生活には困らず。むしろ着る服だけ残した方が、ズボラでも着るものに迷いません。外出前の服選びも、ストレスフリーになりました。
服が減ると、見た目もスッキリでおしゃれにも悩まずと、効果を実感しやすいです。クローゼットがギッチリな人ほど、真っ先に服の断捨離をおすすめします。
まずは、こんな服から断捨離をするのはどうでしょうか。私が服を断捨離した基準はこちら⇒洋服を断捨離する基準を知れば捨てる量が増える。ズボラ女も成功した処分方法とは?
2.長い間「積ん読」になっている本
長いこと放ったらかしのものと言えば、「積ん読」の本もあります。もし1年以上積ん読になっているなら、捨てても差し支えありません。
特に積ん読になりがちなのが、「背伸びしてしまった系」の本。張り切って新たな資格にチャレンジしたときの名残や、小難しいビジネス書が本棚の片隅にしまわれてはいないでしょうか。
私は「積ん読」はないですが、「積み教材」ならありました↓
これは、CDで聞くタイプの英語学習教材です。
最初の2~3ヶ月までは張り切ってやっていましたが、一通り聞いた後はずっとお蔵入り。一度聞くのを止めると、なぜかその後聞く機会が激減してしまいました。
ホコリをかぶったCDを見るにつけ、「たまには聞かないとな」と申し訳ない気分に。張り切って背伸びして結局できず、ますます自分が嫌になるのは昔からの悪いクセです。
そんな見るたびに心がブルーになるような教材は、手元に置かない方が心もスッキリ。人間は不思議なもので、ものが手元にないと「ブルーな気持ち」まで思い出さなるのです。
私もCDが無くなってからは、申し訳なさやプレッシャーがなくなりました。思い出す手がかりがないと、都合の悪い記憶はサッサと忘れてしまうのが人の脳みそなのかもしれません。
プレッシャーがなくなると、逆に英語への意欲が再び目覚め始めました。今も何だかんだで、エクササイズのときに英語を聞いています。
本当に続けたいことなら、本や教材が無くなっても続けられるから大丈夫です。もし本の断捨離と同時にストップしたら、それはあなたにとっては不要なことだったんだと思います。
どうしても積ん読になってしまう人は、買う前に図書館で借りるのが良いです。シンプルライフに必須の図書館活用術はこちら⇒節約の大きな味方。図書館を便利に使う活用術
3.シンプルとは対極の、多すぎる書類
積ん読と同じように、積み重なりやすいのが大量の書類。書類の整理が全くできなかった頃の私は、こんな書類を溜め込んでいました↓
・大学生のときのプリント
・無料でもらったポストカード
・新聞の切り抜き
・洋服のタグ
・ゲーム機やオーディオ用品の説明書&保証書
・銀行口座を開設したときの案内書
・何年も会ってない知人からのハガキや手紙
・ネットでダウンロードした折り紙の解説
etc……
良く分からない紙ものを、クリアファイルや空き缶の中へ後生大事にしまっていました。しかし中身を見ることもなく、ずっとホコリを被りっぱなしだったのです。
紙ものは、こんまりさんの「書類は全捨て」の言葉に出会って処分できました。書類を断捨離したときの話はこちら⇒近藤麻理恵流の片づけ方法で、書類を再断捨離。紙ものとの戦い遂に決着(画像あり)
いくらシンプルに収納しようとしても、収納しきれないのが紙ものの宿命です。多分それは、99%の書類は取っておかなくても良いものだからじゃないでしょうか。
書類は基本、捨てることを前提に付き合った方が良いです。どうしても取っておかねばならない契約書や通帳だけ、クリアファイルやクリアポケットにしまえば十分でした。
私が今やっている、シンプルな書類の整理方法はこちらからどうぞ⇒近藤麻理恵さんに学ぶ書類の断捨離の方法と、簡単・シンプルに整理するコツとは?
4.多すぎる食器&キッチングッズ
最低限あれば十分なのに、なぜか数が増えやすい食器や台所用品。新品同然の鍋やフライパン、家族の人数より多い皿は、シンプルライフには不要です。
我が家の食器は、金網に乗る分だけを残しました。詳しくはこちら⇒一人暮らしに食器棚は必要?ないならこんなもので代用できる工夫10選。
私は自炊メインですが、フライパン1つ、鍋1つあれば、大抵なんでも作れました。まずは最低限の調理器具で料理を始めて、慣れたら少しづつ増やしていった方が失敗しません。
なぜか一人暮らしでも、食器や鍋をやたらと持っている人は多いです。雑貨屋でカワイイものを見つけたりすると、つい欲しくなってしまうんでしょうか。
おしゃれな鍋や、フライパンを買うなとは言いません。が、キッチン用具は料理に使ってこそ。もし活躍していないグッズがあったら、料理好きの知り合いにあげるのも良いと思います。
鍋やフライパンの持ち過ぎは、キッチンがますます不便な場所になる元。やはり快適なキッチンの秘訣も、必要最低限のものだけを置くことです。
5.ずっと使ってない調味料や食材
そしてキッチンというと、見逃せないのが調味料や食材です。食べごろを過ぎた食材ほど、悲惨なものはありません。
賞味期限を過ぎた食べ物や、余ったタレなどを大事にしまってはいないでしょうか。食材を使い切るコツはこちら⇒肉や魚は消費期限を過ぎても冷凍なら大丈夫。冷蔵庫の中身を使い切るコツとは?
特に凝った調味料というのは、使いどころに困ります。よほどの料理好きならばまだしも、味を調えるなら塩と砂糖があれば十分です。
私も最近、味付けは塩とハチミツのみ。料理の味付けのヒントはこちら⇒一人暮らしの料理初心者でも、自炊でおいしい食事を確実に作るコツ 場所は「凝った調味料を使わない」です。
冷蔵庫の期限切れ食材に関しては、言わずもがな。食べ物を捨てるのは辛いですが、食べられない食材はもはや食べ物ではなくゴミ。いつまでも冷蔵庫の中に、ゴミを入れておくのはよろしくありません。
食材を余らせてダメにするのは、買い物の仕方に問題があるからです。セール品のまとめ買いなどは止めて、その日に食べる分だけを買うようにしてみてください。
6.ダブりすぎの文房具
家の中で増えやすいものというと、ボールペンなどの文房具もその1つ。どこか行方不明になるたび買い足している場合は、早めにペン立ての中をチェックしてみてください。
文房具が行方不明にしないコツは、まず定位置をつくることです。定位置の作り方はこちら⇒探しものが見つからないときは、何でも一箇所にまとめる整理収納術がおすすめ
私もひんぱんにペンを使うので、イチイチ元の場所に戻すのが面倒です。そこで今は、使っている途中のノートに挟んで「仮の定位置」にしています。
今はノート2冊を使っているので、それぞれ専用のペンを1本づつ使用。こうしておくと、何かメモりたいときにすぐ書けて便利です。
ちなみに「後で書こう」と思うと、ほぼ100%忘れます。忘れっぽいものぐさには、ノートとセットのペンは欠かせません。
7.いつのものか分からないコード・充電器
新しくスマホを買い換えるたびに増えていく、コードや充電器。しっかりリサイクルはしているでしょうか。
私は壊れた充電器1台を断捨離しようとして、そのままになっていました。が、引越しのときの断捨離で、ようやく処分できたという思い出があります。
ダブったイヤホンやケーブルだのも、使わないものは断捨離。残った充電器は1台ですが、スマホくらいしか充電するものがないので十分でした。
ケーブル類がなかなか捨てられないのは、「ないと困るかも感」が強いものだから。しかし、「これって何のケーブルだろう?」と思うようなものは、大体出番がないので捨てても大丈夫です。
「捨て方が分からない」というときは、どこの地域も「金属資源」として回収しています。役所によっては小型家電用の回収ボックスもあるので、活用してみてください。
持たない暮らしといっても、何でもかんでも捨てる必要はなし。家の中にある「余計なもの」を減らせば、シンプルに暮らせるのです。
そしてものが少ない生活に慣れてくると、「余計なもの」の範囲がどんどん広がってくるように。すると自然に、物を持たないスッキリした生活がやってきます。
まずはいきなり大量に捨てるのではなく、「これは余分だな」と思うものから断捨離してみてください。