ミニマリストはコーデを10秒で決める。着回しを簡単にする3ステップ。
ミニマリストを目指し、服を断捨離したのが約2年前のこと。その後コーデが10秒で決まるようになった衝撃は、今もなお忘れられない。そこで私の経験から、着回しを楽にするステップを紹介しようと思う。
毎日のコーデを楽にするのに、センスもたくさんの洋服もいらなかった。ここは基本に立ち返り、「着る服」を追求し抜くことが大事じゃなかろうか。
1.服を減らして着回し率を100%に
服を減らして、クローゼットの中の着回し率を上げる。これが一番大事だ。
しかしただ単に服を減らすのでは、着る服が無くなる危険性がある。あくまでも捨てるのは、「着ない服」だ。
おそらくコーデに悩むのは、1つの収納の中に
・着たい服、着る服
・そこまで着たくない服
がゴッチャになっているせいだと思う。テストの選択問題よろしく外れの中から正解を選ぼうとするから、余計に頭を使うハメになるんじゃなかろうか。
私も服を人並みに持っていた頃は、10~20着くらいは全く着ていない服があった。「これしばらく着てないな」と考えては、無理矢理にコーデに取り入れようとして悩みを深くしていたものだ。
私はそういう服を、「いつかの服」と呼んでいる。いつかの服に悩まされる話はこちら⇒ミニマルなファッション生活の大敵、「いつか着たい」服を断捨離する7つのコツ。
いつしかファッションに疲れ果てて自分にはコーデのセンスがないと落ち込んでいたが、着ない服を捨てると着回しの悩みはあっけなく解決した。そこで始めて、多過ぎる服がコーデを難しくすると知ったのだ。
おかげ様で今はクローゼットにあるものは100%着る服だが、何も考えなくてもコーデが決まる。選択肢が正解しかないというのは、実に愉快だ。
服を捨てる基準はこちらで詳しく紹介中⇒洋服を断捨離するには捨てる基準を知れ。ズボラなカレジョが処分するときベスト5。
2.コーデの肝はテイストを揃えること
コーデが10秒で決まるようになったのは、残した服が全てカジュアルテイストだったことも大きいと思う。とにかく着る服を最優先で残したら、私の場合はカジュアル服だけが残ったのだ。
ひと頃はチェーン付きのカッコイイ上着なども持っていたが、着ないので断捨離した。詳しくはこちら⇒洋服の断捨離、4回め。大好きなアウターやボトムスを片付けた理由とは
テイストが同じ服は、適当に組み合わせても様になりやすい。トップスとボトムスの組み合わせを考えなくても、ただ手に取ったものを着るだけでしっかりしたコーデになる。
逆に甘辛ミックスみたいなコーデは、おしゃれに手慣れた人間じゃないと難しいんじゃなかろうか。楽におしゃれするなら、安全な道を行くことだ。
もしテイスト違いの服も着たいというときは、むしろ制服化してコーデを固定するのが楽で良い。完成したコーデを着るだけだから、ゼロ秒で服が決まる。
毎日服を着続けるのも、とことん突き詰めればおしゃれだ。詳しくはこちら⇒同じ服しか着ないのは悪いこと?お気に入りの定番ファッションを着続ける5つの考え方。
私はお出かけ用の制服を一組持っているが、着るものを考えなくて良いから準備が気楽になった。ひきこもり気質の人間は「着るものがない」だけで出かける気を無くすから、しっかり目の制服は手放せない。
3.すぐ決まる収納はパッと見で服が見つかる
手持ちの服にどんなものがあるのか分かりやすいというのも、すぐ決まるコーデの大事な肝だと思う。私は収納ケースや引き出しなどを使わず、むき出しのまま服を置いている。
服が少ない上にむき出し収納だと、全体をひと目で見渡せる。「あの服はどこ行った」みたいな無駄な手間が無いから、お目当ての服がすぐ引っ張り出せて良い。
手持ちの服の種類と収納場所を暗記できる人はいくら持っていても良いと思うが、そんな離れ業が出来る人は少数じゃなかろうか。目線の高さにある収納スペースを黄金ゾーンにして、普段活躍する一軍服を厳選してしまうのが確実だ。
こんなことでコーデが楽になるんかいなと思われそうだが、本当に楽になる。特に最初のステップである「着る服を残す」をやるだけでも、着回し力がアップするはずだ。
着回しが決まらないとお悩みの人にほど、服選びが楽になる驚きを知っていただきたい。