お金から考える30代女の人生設計。ライフプランニングに必要な3つのポイントとは?
自分が今後生きていくには、どれくらいお金がかかるのか?30代からのライフプランニングに必要な3つのポイントを紹介します。
これまでも老後対策など、漠然と人生設計は考えてきました。が、「◯歳までに〇〇をやる」のような、具体的な計画がありません。やはり最低限、指標的なものがあれば安心できるかもと思いました。
自分の将来や老後が「何となく不安」という人は、一緒に考えてみてください。
無料のマネーセミナーで年金問題を考える
自分の人生設計を考えるきっかけになったのは、とあるマネーセミナーで話を聞いたことです。始めは「無料だし」と100%興味本位だったのですが、なかなか面白い内容でした。
そのなかでもためになったのが、年金に関する詳しい話を聞けたことです。
このまま高齢者が増え続ければ、やはり年金が破綻するのは必至。そのため今20~30代の世代は、年金の受け取りが70歳以上になると予測を教えられました。
もっと厳しい意見だと、年金も生活保護も破綻しているという声もあります。
どのみち国はあてに出来ないので、老後資金は自分で作らないといけません。そのための制度として、「確定拠出年金」制度も本格的にスタートしています。
確定拠出年金のことは前々から気になってましたが、やはり今後は必須の資産運用なんだと改めて実感。早く私も始める準備を整えたいです。
ちなみにセミナーが終わった後、さらに無料のライフプランニング相談の案内がありました。お金のプロにじっくり話を聞いてもらえるので、それだけでも安心かもしれません。
ただFPに相談すると、高額な保険などを進められるという話もあります。プロの言うことだからと鵜呑みにせず、ちゃんと自分で考える必要もありそうです。
ただ私は、まだその時期じゃないと思ったので相談は保留にしてあります。それ以前に、資産運用できるだけの蓄えを作らないと話が始まりません。
ほかは基本的な話が多かったですが、ライフプランニングの考え方は参考になりました。私がマネーセミナーで学んだ「ライフプランニング3つのポイント」については、以下から詳しく見ていきます。
1.自分の人生に必要なお金を知る
まずは、自分が生きるために必要な金額を知ることです。具体的な金額が分からないと、人は一生お金の不安を抱き続けることになります。実際、「老後が心配」と貯金に励む70代が現実にいると言っていました。
人生の資金というと真っ先に思いつくのは老後の資産ですが、私が参加したマネーセミナーでは約3,800万円が必要という話でした。
その他、家を買ったり結婚のことを考えたり、人によって必要なお金は変わってきます。
ちなみに私に必要な資金を考えてみた結果、現在はこんな感じになりました。
生活費…毎月約10~15万円
年金・保険料など…毎月2万円
未払いの年金…102万円
奨学金…158万円
引越し費用…50万円
ゲームの専門学校…100万円
世界一周の費用…500万円
老後の資金…ざっくり3,000万円
自分が今やりたいことや、払うべき借金などをまとめました。特に奨学金と年金は、35歳までにケリを付けたいです。
以前の返済額は、こちらで詳しく紹介しています⇒現在の借金、約300万円。奨学金と年金が両肩に重くのしかかる、枯れ女の現実
さらに「いつかやりたい」野望も込めると、それだけで600万は必要に。去年の私の年収の10倍です。夢を見るのはタダですが、実行に移すのは楽じゃありません。
老後の資金が少なめなのは、生涯現役で死ぬまで働く予定だからです。仕事が無くならない限りは、文章を書いてお金を稼ぎたいと思っています。
文章でお金を稼ぎたい話はこちらでもしています⇒生きづらい理由とは。自分の気持ちに正直になれば楽になれるか?
2.いつまでに貯めるか決める
具体的な金額を決めたら、「いつまでに貯めるか?」を考えます。基本は「短期・中期・長期」の3つごとに、お金の管理や運用の方法を変えるのが王道です。
3つの期間でお金を分ける話は、ほかのマネー本にも出てきました。詳しくはこちら⇒かなつ久美さん「38歳からの!女ひとり人生 お金&暮らしの不安が消える本」感想。
短期・中期・長期の資金を考えるときのポイントを、以下から見ていきます。
短期(すぐに使うためのお金)
まず、リアルタイムの生活費や、病気など急な出費に備えるお金。大体、生活費の2~3ヶ月分用意して下さいという話でした。
私の場合30~50万くらいで良さそうですが、念には念で倍の100万円はほしいところです。
短期の資金は、すぐ使えないと意味がありません。銀行の普通預金で管理するのが一番安全です。
個人的には、貯金専用の口座があると貯めやすいと思います。詳しくはこちら⇒お金を増やす仕組みとは?貯金がない30代女が、口座活用術を考えてみる。
中期(10年以内に使うお金)
10年以内に使う予定のお金は、中期の資金になります。主に、自分の野望のために使うお金です。
私の場合、前の「必要なお金」から考えると
・奨学金&年金の250万円
・引越し費用の50万円
・ゲームの専門学校の学費100万円
などが「中期のお金」になるでしょうか。もっと詳しく考えるなら、「35歳までに250万円」「40歳までに100万円」を貯めるのが理想です。
中期のお金を運用するときに大事なのは、「金額を減らさないこと」と教えられました。絶対にお金が減らない、定期預金などで管理するのが確実です。
緊急用のお金も貯めないといけないし、そもそも蓄えに回すお金がないしで、現状はかなり厳し目。1年後くらいに、月収が4~5倍くらいに増えてないもんかなあと思います。
長期(10年以上先に使うお金)
最後は、10年以上先に必要なお金です。主に老後の資金やマイホームの費用、子育て費などが入ります。
私は老後の資金と、将来の世界一周旅行の代金くらいかと思っています。子供を持つ予定のない独身は、自分の将来さえ心配してれば良いので気楽っちゃ気楽です。
長期の資金と中期の資金では、考え方に大きな違いがあります。ちょうkの資産は将来のインフレに備えて、「資産の価値を下げないことが大事」と教えてもらいました。
物価を考えると、20年前と今とでは今の方が値上がりしています。仮に1,000万円があっても、もし30年後に物価が2倍になっていたら、1,000万円は500万円分の価値しか無いことになるのです。
そのためインフレに備えるには、ただお金を貯めるだけでは足りません。貯めたお金を増やす方向で、投資などで運用していく必要があります。
投資というと株トレーダーなどのイメージがありますが、基本は10年以上の長い目でコツコツ増やすのがメインです。30年ほど同じ投資を続ければ、最低でも+5%は資産が増えるというデータもあります。
最初の方で話した確定拠出年金は、まさに老後専用の長期投資。60歳までは絶対におろすことができないので、ある意味安全な老後資産です。
老後以外の長期用の資産も、現状は投資信託が一番安全かと思います。期間限定ですが、NISAでお得に運用するということも考えたいです。
3.現状把握で対策を練る
将来の目標が固まったところで、今からできる対策を考えます。まずは家計の見直しをして、貯蓄に回せるお金がどれくらいか考えるのが基本です。
しかし私の場合、最低限の生活費すら稼げていないのが現実。携帯を格安スマホに変えたり電気代節約で冷蔵庫を断捨離してみたりと色々やってますが、支出を削るにも限界があります。
ちなみに私が使っている格安SIMは、楽天モバイルです。詳しくはこちら⇒年間で80,000円もお得。携帯料金を安くするなら格安SIMが一番だった。
やはりまずは、仕事で稼ぐしかありません。ブログの更新を地道に続け、クラウドソーシングで仕事を増やすのが今すぐできることでしょうか。
にっちもさっちもいかなくなったら、実家のお世話になるという手もあるにはあります。生活費30,000円ほどを家に入れて、後は月10,000円で仕事用のレンタルスペースを借りれば何とかなりそうです。
ただ、いつまで実家のお世話になれるかは全くの未知数。やはり自分の生活費は、自分で稼ぐことは必要です。
さらに私にとって最大のネックは、「年金の滞納があると確定拠出年金は利用できない」ということ。まずお金を稼げたら、真っ先に年金の滞納分を支払います。
65歳までに3,000万円と聞くと( ゚д゚ )という顔しかできませんが、まだ30年以上はあります。今は35歳までの数年間が、勝負のときだと思っています。
自分の人生設計が見えてくると、将来も安心できるんじゃないでしょうか。私も早く、そういうことをじっくり考えられる生活にシフトしたいです。
無料のマネーセミナーは色々あるので、まずは近所で開かれているものを気軽に聞きにくと良いんじゃないでしょうか。