分別が分かりにくい、正しい傘の捨て方~カレジョの断捨離実践記~
身近にあっても、捨てる方法が分からないものは多い。そんなものの1つ、傘の正しい捨て方を紹介したい。
地域によって多少の違いはあるのだが、そこは基準の厳しいところに合わせれば確実だろう。私の住む地域はゴミの分別がかなりシビアなので、多くの地域で通用する捨て方だと思う。
傘って何ゴミ?
傘を捨てるにしても、まず何ゴミか分からず悩んでしまう。私の地域では、こんな感じになっている↓
・布の部分…燃やすゴミ
・骨(プラスチックの場合)…燃やすゴミ
・骨(金属の場合)…金属ゴミ
・持ち手は付けっぱなしでOK
この分別を見たとき、なるほどと思った。確かに布と骨とでは材質が違うから、ゴミの分別が違うのも当たり前だった。
傘を捨てるとき混乱するのは、この2つをいっしょくたにしているからだ。最初から別々に捨てると考えれば、話は簡単だったのだ。
骨がプラスチック製というのは、最近出てきたオールプラスチック製の傘のことらしい。環境のことを考えた、金属を使わない傘も増えているようだ。
これを整理すると、傘の捨て方はこうなるだろうか↓
・布&骨がプラスチック製…そのまま燃やすゴミへ
・骨が金属製…布と骨を分けて捨てる
ちなみに折りたたみ傘の袋も、燃やすゴミで大丈夫だ。
楽に捨てることを考えるなら、オールプラスチックの傘もよさそうだ。オールプラスチックの折りたたみ傘があったら完ぺきだ。
骨が30cmを超えるときは?
傘の骨が全長30cmを超えるときも、私の地域では金属ゴミだ。粗大ゴミではないから注意したい。
おそらくほかの地域も金属ゴミだと思うが、念のため捨てる前にチェックした方が安全だ。
傘はこう捨てよう
私が先日捨てた傘は、普通の布に金属骨のものだった。長年使い込んだ、折りたたみ傘だ↓
新しく買い替えてから数ヶ月、ずっと放ったらかしにされていた。年を越したのをきっかけに、いい加減捨てようと決意した。
傘を買いかえた話はこちら⇒軽くてコンパクトな折りたたみ傘、カレジョが選んだおしゃれな一品。
用意するもの
まずは、傘を布と骨に分けるための道具がいる。候補はこちら↓
・カッター、はさみ
・糸を切れるリッパー
傘の布は、糸で骨にくくりつけられている。それを切るための道具があると楽だ。
普通のカッターやはさみでもできるが、ちょっと手間がかかる。裁縫のときに使うリッパーなどがあると、もっと楽に分解できそうだ。
傘を分解しよう
糸切りを用意したら、さっそく傘の分解だ。一本一本の骨から、糸を切って布を引きはがしていく地道な作業である。
大体20分くらいかけて分解するとこうなる↓
布はこんな感じ↓
骨はこんな感じ↓
後はそれぞれ袋に入れるなり何なりして、燃やすゴミの日と金属ゴミの日に捨てればいい。いつが何ゴミの日かは、それぞれの地域のサイトでチェックしてみてほしい。
出先で傘が壊れたら?
外出先などで傘が壊れたら、まずは家まで持って帰るのが基本だろう。そのうえで、紹介した方法で分解→ゴミ出しというのが王道じゃなかろうか。
間違ってもそこら辺に捨てたり、コンビニのゴミ箱に無理やり突っ込むなどするのは避けたいところだ。どう考えても迷惑である。
ちょっと壊れなら修理もできる
布が破れた、骨が曲がったなど、ちょっとした故障なら直すこともできる。靴の修理でおなじみの、MISTER MINUTEなどがおなじみだ。
値段は壊れ具合によって違うので、実際にお店で聞いてみるのが確実だ。お気に入りの傘なら、すぐ捨てずに直して再利用するのもありじゃなかろうか。
なるべくお金をかけたくない人は、自力で直すという手もある。傘の修理キットをホームセンターなどで買えば、1,000円かからずに修理できる。
できるなら、傘もスマートに断捨離したい。傘を捨てるときに悩んだら、参考にしていただければ幸いである。