ズボラでもできる、簡単着回しコーディネート。ミニマリスト志望のファッションとは
今回はミニマリスト志望でズボラな私が実践する、簡単に服を着回しするためのコーディネート方法についてお話します。なるべくアイテムを増やさず、少ない服でファッションの幅を広げるコツを紹介していきます。
いつも同じ着こなしでは飽きてしまう。そんなときは、手持ちの服をいかにアレンジするかを考えてみます。
コーディネートを考える前にやるべきこと
いつもギチギチのクローゼットの前で、「着る服がない」と悩んではいませんか?コーディネートを考えるときは必ず、「着ない服」を全て断捨離してからです。
毎朝クローゼットを開けるのがおっくうに感じるなら、早めの断捨離をおすすめします⇒今すぐ洋服の断捨離を。コーディネートを楽しめないクローゼットにありがちな5つの特徴
服に悩むのは、手持ちの服が少ないからではありません。逆に服が多すぎて、「着る服がない」となるのです。特に、スタイルがバラバラの服がごっちゃになっているとマズイです。
同じクローゼットの中に、フェミニンなチュニック・ラフなTシャツ・カジュアルなデニム・レース付きレギンスがあると考えてみてください。これらを前に、パパっとコーディネートを決めるのは難しいかと思います。
以前の私のクローゼットが、まさにこんな感じでした。トップスを1着選んだら、「これに合うボトムスはどれだっけ?」と、いちいち洋服の山をかき分けて捜索していました。
服を断捨離してからは、そんなことも一切なくなりました⇒(画像あり)枯れ女な私のクローゼット。節約の末に残った洋服たち
着る服に迷わなくなったのは、「同じスタイルの服」ばかりが残ったからだと思います。結局長く着るのは、「自分が好きなスタイル」の服だけなのだと実感しました。
自分のファッションスタイルが分からないという場合は、「10着チャレンジ」をおすすめします⇒洋服の断捨離でファッション上手。ミニマリスト流、10着で着回すコーディネート術
自分のスタイルが見つかれば、コーディネートを考えるのが断然楽になります。まずは着る服だけを残し、それ以外は断捨離してしまいましょう。
重ね着
服を減らしたら、いよいよ着回しを考えていきます。まずは定番の重ね着です。
普通の半袖Tシャツと長袖を組み合わせるだけでも、あっという間にコーディネートが完成します。少ない服で着回すには欠かせない、基本のテクニックです。
私の場合は「半袖×カットソー」のパターンでほとんど乗り切っていますが、ほかにも色々な組み合わせが考えられます。
・ニットorセーター×シャツ
・パーカー×シャツ
・ワンピース×タートルネック
・ワンピース×シャツ
・ワンピース×ニット
etc……
定番の重ね着スタイルが1つあれば、着回しが断然楽になります。Tシャツ5枚、長袖5枚なら、単純に5×5=25通りのコーディネートが増える計算です。
服を減らした後であれば、重ね着パターンを考えるのも難しくはありません。相性の良い服同士で考えるので、あれやこれやと悩まなくてもパターンが自然と決まっていきます。
ロールアップ
パンツの長さが少し野暮ったく感じる。そんなときは、少し裾を折ってみます。「今さらロールアップなんて……」と思うかもしれませんが、長さが変わると印象も随分と変わるものです。
裾を折るとシルエットがスッキリし、「脚長に見える」という効果が。思い切って足首を見せることで、アクティブな印象にもなります。
ただ単に折るにしても、折り幅や折る回数を変えるなど工夫できる点はたくさんあります。細めに2回折り、太め幅で1回折りなど、その日の気分やスタイルで気軽にアレンジができます。
ロールアップはパンツだけでなく、シャツなどにも応用できる着回し方法です。袖を軽く1回折ったり、腕まくりのように二の腕まで折るなど。前の重ね着と組み合わせれば、さらにコーディネートの幅が広がります。
ウェストマーク
同じ服でも、シルエットを変えると違う服のように見えることがあります。シルエットを変える一番簡単な方法が、ウェストマークを使うことです。
ベルトがあればそれを巻いたり、ちょっとしたリボンで縛ってみるのも良いです。ベルトの色や太さを変えれば、また違った印象になります。
丈が短めのトップスがあれば、ベルトを使わずにウェストマークのような効果を出すこともできます。短いTシャツの下に、深めのパンツや眺めのスカートを履くことでラインを上に見せられます。
逆に少し長めのシャツなら、裾の部分を前結びにして丈を短くできます。春先から夏にかけては、さわやかな印象が出るスタイルです。
トップス&インナー両用使い
シンプルなシャツがあると、季節に合わせてトップスかインナーか使い分けができます。春夏はシャツ1枚でトップスに、秋冬は上にニットやジャケットを合わせてインナーとして活用します。
重ね着の要領で、シャツの中にノースリーブや半袖Tシャツを着てアウターのように使うという手もあります。柄もののシャツがあれば、上着のようにしてもあまり違和感がありません。
手持ちの服が少なくても、服同士の組み合わせやちょっとしたアレンジでコーディネートの幅を広げることは十分にできます。後は、実践するかしないかの問題です。
同じ服ばかりでつまらないという場合は、一度「服の着回しアレンジ」を考えてみてください。