家計簿を付ける意味とは?独身30代がお金の使い道を記録する5つの理由。
なぜ、家計簿を付ける意味があるのか?私がお金の使い道を記録する理由をお話します。
始めは節約を頑張る目的で付け始めた家計簿ですが、家計簿を付けていても出ていくお金は出ていくなあと感じます。しかし、家計簿を付け続けて得たものも多いと思っています。
収入の少ない独身30代が、家計簿を付けて得た気付きとは?詳しくは以下からどうぞ。
1.お金の流れが目に見えると安心する
お金をどう使ったかが目に見えると、それだけで安心できます。
同じ支出でも、中身が分かっているか分かっていないかでは、精神的に大きな差が。お金の使い道について、自分の手に負えているという感覚は意外と大事です。
お金のことで不安を感じるのは、「分からない」ことが大きな原因です。自分でも良く分からないうちに貯金が減ったり、お金がなかなか貯まらないのは不安を感じないでしょうか。
私が家計簿を付けなかった頃は、当然ですが自分が何にどれくらいのお金を使っていたのか分かりませんでした。ただ何となく「毎月カード支払いが多いなあ」と思っていただけです。
実際に家計簿を付けるようになると、自分が意外とお金を浪費していることが見えるように。せいぜいオタクグッズへの出費くらいだろうと思っていたのですが、それ以外にも支出はあったのです。
実家ぐらしだった頃も、これだけのお金を使っていました。詳しくはこちら⇒年末はオタク費が高騰した。ミニマリスト・12月の財布事情
家計簿の数字を見れば、そんな支出が全てガラス張りに。数字を見れば「今月は使いすぎたな」「今月は節約できたな」と分かります。
もし、ただ毎日何となく過ごしているだけだったら、訳も分からず貯金が減りつづけてもっとイライラしていたかもしれません。
その一方で、趣味のオタク支出が年間で10万円近くに。ただ、金額が分かっていると「こんなものか」とも思います。
これでオタク支出の金額が分かっていなかったら、ゲームや雑誌を買うたびに漠然とした罪悪感を感じていたんじゃないでしょうか。
2.どれだけお金があれば暮らせるかが分かってきた
しばらく家計簿を付け続けていくと、自分がどれくらいのお金があったら暮らせるかも分かってきました。
自分に必要な生活費を知るというのは、お金の不安を消すうえでも重要です。これが分からないと、ただガムシャラにお金を増やそうとしたり、支出を削るしかなくなります。
私は、家計簿を付ける前「とにかくお金を使わないように」という考えしかありませんでした。買い物を控えれば、お金は貯まるという発想です。
未だに現金で買い物するのにはものすごく抵抗があり、「ついで買い」などが未だに怖い人間です。「今日はお菓子を買うぞ」と自分の中で決めないと、罪悪感を感じてしまいます。
しかし節約を頑張りすぎるというのは、予想以上にストレスが溜まることだと実感。今はその反動で、月イチで好きなパンを買う喜びに目覚めてしまいました。
大体の生活費が分かった今は、「あとこれくらい稼げれば生きていける」というラインも見えてきました。少しずつ収入がその金額に近づいていくのが、最近のやる気を支えています。
3.支出を削っても良い部分と削りたくない部分が見えてきた
さらに支出の合計だけでなく、大体どういうところにどれだけお金がかかるのかもチェックできます。すると、削れそうな項目と削りたくないという項目も見えてきたのです。
やはり私の場合、オタク費を削るのは難しいんだなと痛感しています。毎月何だかんだで、10,000円近い出費がありました。
逆に電気代などの光熱費やネットの通信費などは、もっと削っても良さそうだと判断。削りたくない部分は、削れる部分で何とかしたいです。
支出全体を減らそうとすると、どうしても好きなものまで抑えつけることに。逆に支出にメリハリ(?)が付けられるようになると、節約のストレスも溜まりにくいんじゃないでしょうか。
4.意外と多い使途不明金を記録できる
私は相当なヌケサクで、つい数日前の買い物内容をキレイに忘れることが多いです。たまにカードで買い物したときなど、「これは何だ?」という支出が見つかるのです。
以前有料のリサイクルを頼んだときも、リサイクル代の1,600円をど忘れ。家計簿を見ても会社の名前のみで、何の支出が思い出せませんでした。
「これは詐欺じゃないか?」と不安になり、わざわざカード窓口まで問い合わせ。しかし直後、「そういえばリサイクルを頼んだっけ」と思い出せたのです。
家計簿をつけていてもこれなのだから、もしノー記録だったらもっと使途不明金が出ていただろうと思います。それはそのまま、お金の無頓着さを放ったらかすことです。
今はそういう自分の抜けた部分が分かっているので、勢いでポチったり、レシートを即捨てしないようになりました。家計簿のおかげで、お金を意識して使う大切さを学びました。
5.日記の代わりにもなって面白い
支出の記録というのは、そのまま自分の生活の記録の役割もあります。いわば、日記の代わりになるのです。
日用品を振り返るとハッカ油にハマっていたことがあったり、5月にあったアニメイベントの思い出に浸ったり。ほとんど、過去のアルバムを見返すような気分です。
特に1年間の収支を振り返ったりすると、1月や2月の方の家計簿はほとんど覚えていません。記録された金額とともに、当時の出来事を振り返るのはなかなか面白いものがあります。
日記は3日経たずに飽きる人間ですが、家計簿は数字を打ち込むだけなので続けられました。多分また来年も、今頃の家計簿を見て色々と感慨深くなるんじゃないでしょうか。
節約目的で家計簿を頑張るのは、面白くありません。が、趣味のような感覚でマイペースに記録してきたからこそ、今も続いてるんだと思います。
単なる節約にとどまらず、自分のこれまでのあり方まで分かってくる家計簿の効果。ぜひ、あなたも体験してみてください。