ピラフを参考に作る、フライパンの炊き込みご飯~実録・一人暮らしの節約料理(21)~
一人暮らしの節約料理、今回はフライパンで炊き込みご飯をつくった話をします。レシピは、生米から作るピラフを参考にしました。
ご飯メニューはピラフやチャーハンばかりで飽きてしまったというときは、趣向を変えて和風にすれば新鮮さがあります。料理の雰囲気が変わるだけでも、食事は楽しくなるのではないでしょうか。
材料
今回使った材料はこちらです↓
・鮭…1切れ
・生米…120ml
・水…100ml
・えのき…1/4袋
・もやし…1/2袋
・にんじん…半分
・しょうゆ…大さじ1
例によって、具材は冷蔵庫の中の食材をかき集めたものです。節約しながら食材を余さず使い切るには、この方法が一番だからです。
通常はとり肉を入れるのが正攻法ですが、タンパク質は鮭で代用。きのこのしめじではなく、手持ちのえのきです。普通の炊き込みご飯との共通項は、にんじんくらいしかありません。
調理開始
「フライパンでピラフができるんだから、炊き込みご飯だってできるんじゃないか?」という、実に安易な発想から思いついた調理。早速始めます。
(フライパンでカレーピラフを作ったら思いのほかうまくできたので、調子づきました⇒生米からフライパンで作る、チキンカレーピラフ~実録・一人暮らしの節約料理(13)~)
鮭は焼いてほぐしておく
まずは、炊き込みの前の準備です。鮭は予め焼いておいて、身をほぐしておきます。
生で使っても良いのですが、それだと骨を外すのが大変です。中の細かい骨は、特に取りにくくなります。
石狩汁を作ったときは、生鮭を使って地味に苦労しました⇒焼鮭に飽きたときの、簡単石狩汁のレシピ~実録・一人暮らしの節約料理(18)~
焼鮭はほぐしやすく、皮と骨を取るのも簡単です。ここは「急がばまわれ」の格言に従い、軽く焼いておく方が楽かと思います。
具材は食べやすくカット
ほかの野菜とキノコも、食べやすい大きさにカット。にんじんは細切り、えのきは半分に、もやしはそのままにしておきます。
基本、にんじんは皮をむかずにそのまま使っています。特にみじん切りや細切りの場合、皮があってもなくてもあまり味や風味が変わることはありません。切る前に、念入りに洗えば大丈夫です。
生米・水・しょうゆをフライパンにIN
ここから炊き込みステップに入ります。まずはフライパンに、分量通りの米・水・しょうゆを入れます。しょうゆはお好みで、大さじ2にしても良いかと思います。
米と液体を入れたら、その上に鮭と野菜を敷き並べます。
後はフライパン炊飯の要領で、米を炊けば完成です⇒炊飯器なし。フライパンでご飯を炊くことに挑戦~実録・一人暮らしの節約料理(4)~
まずはフタをせず、弱火で数分。水分がグツグツ沸騰したら、フタをして10分ほど待機します。火は弱火のままがポイントです。フタは少しずらしておかないと、吹きこぼれるので注意です。
10分ほどすると、次第にパチパチという音が聞こえてきます。これは水分がなくなってきた証拠なので、仕上げに30~40秒の強火で炊き上げます。
その後は火を止め、さらに10分ほど蒸らせば完成です。蒸らす時間によって、ご飯の柔らかさが変わってきます。
実食
そして、完成した炊き込みご飯がこちらです↓
普通の炊き込みご飯より、やや色が薄い気もします。果たして、フライパンで炊き込みご飯も上手く作れるのか?いざ実食。
米の芯が固い。
ピラフのときは上手くいっていた、米を炊くステップがマズかったようです。米の芯がパサパサして、固い仕上がりとなっていました。
そして濃い味を警戒しすぎて、味まで薄くなりました。しょうゆを足すか、塩を加えても良さそうです。
具材の方は問題なく、しっかり炊き込みの具となっていました。もやしのシャキシャキ触感が良いアクセントとなって、これはこれで新鮮な炊き込みご飯となっていました。
フライパン炊飯に焦りは禁物だった
ご飯が固く仕上がった理由、これはおそらく、私が調理を焦りすぎたからです。この日は早く寝たくて、炊飯をじっくりやらずに済ませてしまったのです。
今思えば、沸騰の見極めや炊き込みの時間など、1つ1つのステップで「もう良いか」という妥協があったように思います。その積み重ねが、ご飯の仕上がりにも出てしまいました。
フライパン炊飯では、焦りは禁物。この炊き込みご飯で、そのことが良く分かりました。
今回はやや失敗気味でしたが、フライパンで炊き込みご飯を作ることは十分できるとも分かりました。じっくり炊き込むことが、失敗しない最大のポイントです。