赤ちゃんの黄昏泣き(コリック)の理由と対処法、日本でも紹介しろよ。
赤ちゃんの夜泣きや黄昏泣きを、簡単に対処する方法があるという。それをぜひとも紹介したい。
日本では全くと言っていいほど知られていないやり方だが、海外だと普通に多くのお母さんがやっているという。もっと日本のお母さんにも広まってほしいものだ。
赤ん坊が夜泣き・黄昏泣きする理由
赤ちゃんが夜や夕方泣き出すのには、こんな理由があると言われてきた↓
・体内時計がまだ整ってないから
・お腹にガスが溜まって苦しいから
・その他ストレス、疲れなど
このなかでも、お腹に溜まったガスが苦しくて泣くことがよくあるという。お腹が張ると苦しいのは、大人も子供も一緒だった。
しかし赤ちゃんの夜泣きというのはよく聞くが、夕方に頃泣き出す黄昏泣きというものがあるのだと初めて知った。育児に直接関わっていないと、赤ちゃん持ちの家族でも知らなそうだ。
ガス抜きカテーテル?
お腹のなかのガスが理由なら、それを抜けば黄昏泣きも収まるはずだ。そこで海外では、赤ちゃんのおしりから細い管を入れて、直接ガスを抜く方法がある↓
赤ちゃんのコリック(黄昏泣き)を解消するガス抜きチューブが日本では売られていなかった「原因初めて知った、これは産婦人科で教えるべき」
これをやると、赤ちゃんが明らかにスッキリした表情をみせるという。しかしお尻からガスを抜くなど、上の記事を読むまで全く知らなかった。
ガス抜きカテーテル、日本にないんだけど
しかし日本では、赤ちゃん用のガス抜きチューブが売られていない。代わりにガスを抜くための、ゲップという習慣がある。
しかし専用のガス抜きチューブがなくても、医療用のカテーテルでも代用ができてしまう。やり方はこんな感じだ↓
・サフィードネラトンカテーテルとオリーブオイルを用意
・オリーブオイル(ベビーオイルでもOK)をカテーテルに塗る
・カテーテルをお尻からゆっくり入れる
・ガスが出たらゆっくり抜く
詳しいやり方は、こちらが参考になる↓
カテーテルは、amazonや楽天で買える。1本2,000円前後だ。ちょっと高いが、ガスが溜まりやすい赤ちゃんにはよさそうだ。
ただ腸の粘膜はデリケートだから、乱暴にカテーテルを入れると傷ついてしまう。カテーテルでガス抜きするときは、くれぐれも注意したい。
日本はゲップをさせるのが主流だが……
前にも言ったが、日本ではゲップをさせることが主流だ。
確かにゲップを出せるに越したことはないんだろうが、なかにはゲップが出づらかったりついでに吐いてしまう赤ちゃんもいる。かくいう私も、ゲップのたびに吐くので大変だったらしい。
ゲップは個人差があるが、カテーテルのガス抜きならどんな赤ちゃんにでも効果がある。ゲップがダメなときのために、さらなる対処法として知っておくのはいいことだと思う。
もっとお母さんに情報を伝えるべき?
海外だと普通のカテーテルガス抜きが、なぜ日本では全く知られていないんだろうか。有用な情報は、どんどん発信した方が皆助かるんじゃないかと思う。
なかには、「慣れない人がカテーテルを腸から入れるのは危険」という意見もある。下手をして腸を傷つけてしまったら、ガスどころではなくなってしまう。だから日本では、比較的安全なゲップの指導が主流なのかもしれない。
しかし、ガス抜きカテーテルを使ってコリックに対処しているお母さん方がいることも事実だ。ゲップでは対処しきれないときの解決策として、知っておくのは悪いことじゃないと思う。腸が傷ついて危険だというなら、専門家が指導する機会を作ることもできる。
赤ちゃんは泣くのが仕事だというが、泣くのには泣くなりの理由があるはずだ。それを対処しようとせず、お母さんの裁量だけで何とかさせようとするのはいかがなものか。
「黄昏泣き」のキーワードで検索1ページめに出てくるサイトでも、散歩させるとかテレビを見せて気を紛らわせるとか、そんな情報しかなかった。果たして、それで救われるお母さんはどれだけいるだろうか。
日本は「そういうものよ」という、よく分からない精神論的なものが多くて嫌だ。そんなフワッとしたものでなく、具体的な対処法を教えてもらった方がよほど楽になるんじゃなかろうか。
夜泣きや黄昏泣きが減れば、お母さんの負担も減ってイライラも少なくなるはずだ。賛否両論はあれど、カテーテルを使ったガス抜きの方法はもっと広く知られてもいい。