「理想の女子部屋」記事を見たので、一人暮らし女子の実際の部屋を公開してみる。
新居へ引っ越してもうすぐ1ヶ月。30代一人暮らし女子の、新生活間もない部屋の様子を公開します。
30を過ぎても独身の女は、果たしてどんな部屋で暮らしているのか?世間一般のキラキラ女子とは一線を画した、その内部をご覧ください。
男性はこんな部屋が好きらしい
ちなみに今回、現在の部屋を紹介しようと思ったきっかけは、「理想の女子部屋」という記事を読んだからです。
「男性というのはこんな部屋にあこがれているのか」と、大変に興味深く読ませて頂きました。それと同時に、「本当に男性が考える女性像が満載だなあ」と、しみじみとしてきます。
しかし、理想と現実は大体いつもかけ離れているものです。ここはあえて、実際の女子が住んでいる部屋の現実をさらしてみようと考えました。
(既に30を超えた私が、女子に当てはまるかかどうかという疑問はありますが)
私が読んだ記事はこちら↓
30代独身女のスペック
実際の部屋を公開する前に、私のスペックを簡単に紹介します↓
・30代独身
・在宅ライター
・重度のオタク
・ミニマリスト
・ズボラ
・女子力マイナス
この時点で、一般世間の女子像とは大分かけ離れている気もします。
誰が求めているかは不明ですが、取りあえず「女子力ヒエラルキーの最下層にいる女の部屋」という参考にはなるんじゃないでしょうか。
それに不景気と晩婚化がますます進む昨今、もしかしたら私のような女性もどんどん増えているかもしれません。
実際の独身女の部屋とは?
ここからは、部屋の様子を見ていきます。
まずは現在住んでいるワンルームの全体像からです↓
こちらは、部屋の奥を見たときの景色です。おしゃれなインテリアはおろか、まともな家具さえもありません。
反対側の入口側は、こんな感じになっています↓
ダンボールを使った収納が、質素に拍車をかけています。持て余し気味の紅茶は、ビニール袋に詰めっぱなし。実家に持っていこうかと画策中です。
引っ越して4週間になりますが、未だ不要な荷物を断捨離しきれていません。日々の仕事に流されて、このままだと部屋の背景に溶け込んでしまいそうです。
そんな部屋の第一印象としては、正直「女子らしさの欠片もないな」と、自分でも感じます。かといって特別男性っぽいワケでもなく、しいて言えば「枯れ」でしょうか。
人は歳を取ると、おじいちゃんかおばあちゃんか見た目で判断できない人が出てきます。枯れると性別が分からなくなるのは、部屋のレイアウトも同じなのかもしれません。
(ちなみに、以前住んでいた団地の部屋はこちらで紹介中⇒独身女性ミニマリストの部屋を公開。一人暮らしが1年住んだ団地とは?)
さらに以下から、どんな点が枯れ部屋を枯れ部屋たらしめているのかを詳しく見ていきます。
片隅には売りさばく予定のオタクグッズ
まずは、はしごの下に堂々と鎮座するオタクグッズたちです↓
はしご下のグッズは、フリマアプリで売りさばく予定。今は「いかに相場の範囲内で高く売るか」を目標に、日々アプリでライバルチェックをしています。
私が使っているフリマアプリは「ラクマ」です。詳しくはこちら⇒楽天の便利なフリマアプリ、ラクマで出品する方法と取引のやり方を紹介。
私が売りさばきたいものは、主にフィギュア系の場所を取るグッズ。今まで迷っていたものも、新居へ移ったこの際に処分しようと決意しました。
昔は立体物が大好きでしたが、ミニマリストを目指してからは好みが微妙に変わってきました。今のコレクションは、小冊子やクリアファイルなど、ペラペラで省スペースのものがメインです。
今も持ち続けているオタクグッズは、ダンボールの中で眠っています↓
我が家はグッズを飾る場所はおろか、収納さえないというオタクには厳しい部屋です。仕方なく、引っ越しのときに使ったポテチのダンボールを収納にしています。
私が引っ越しのとき、ダンボールを集めた方法はこちら⇒荷物が少ない人向け、引っ越し用の大きいダンボールを無料で入手する方法。
ただ、持ち物や生活環境が変わっても、オタクという本質は絶対にブレません。人間、本当に好きなものはどんな状況でも手放せないものです。
家電on家電
処分しなければいけない荷物は、オタクグッズだけに限りません↓
もう、「使わなくても生活できそう」という炊飯器。下にあるのはポップコーンマシーンです。キッチンに家電を置ける場所が無いので、やはり処分することにしました。
ただ1つ問題があるのは、炊飯器が電気ケトルのちょうど良い置き台になっていることです。
キッチンのわずかなスペースは寸胴鍋で埋まっているし、かといって床に置くと実に使いづらい。コンセントが届く適当な場所が、現状いらない炊飯器の上しかありません。
電気ケトルは毎日のように使う家電なので、これ自体を断捨離するという予定は今のところなし。ケトルをスッキリ収納しつつ、使いやすい場所を何とか確保したいところです。
ゴミを隠すスペースもなし
炊飯器の隣は、燃えないゴミや古新聞置き場となっています↓
ゴミ出しが楽になる場所はどこかと画策するうち、自然とこの場所におさまりました。
どうせ毎週ゴミ出しはせねばならないので、ゴミ箱はいらないと判断。むき出しのビニール袋にポイして、そのまま捨てた方が面倒がありません。
ちなみに新聞の下のダンボールには、私が厳選した書籍が入っています。書籍はとてつもなく重いので、玄関の近くに置きっぱなしです。
玄関近くのダンボールに入れておけば、次に引っ越すときも荷物の運び出しが簡単に。引っ越しの荷造り&荷運びは実に重労働なので、今から楽できる対策をしています。
生活感丸出しの洗濯物&たらい
そして窓際にぶら下がるのは、洗濯物を干すためのロープです↓
窓の外に物干しスペースが一切ないので、こうして部屋干しするしか手がありません。無理に外に干して、数少ない衣服が風に飛ばされるのも避けたいところです。
ただ洗濯ロープがぶら下がっているだけで、その部屋の生活感が一気にアップ。窓の前に大量のプラスチックハンガーが並んでいる光景というのは、地味に落ち着かないものです。
ついでに、こちらのたらいも見逃せません↓
今は、このたらいに洗濯ものを浸け置きして手洗いです。部屋の中にポツンとたらいがある光景は、哀愁を誘われます。
もうちょっとお金に余裕があれば、近所のコインランドリーという手もあります。しかし安くても、洗濯と乾燥合わせて1回600円。私の1日の食費を、はるかに上回る金額です。
今は洗濯にセスキ炭酸を使っていますが、こちらは500円で2ヶ月は持ちます。やはりコスパを考えるなら、手洗いの方が段違いに安いです。
もう少し収入が増えたら、コインランドリーを使うことも考えたいです。しかしその場合も、洗濯ものはギリギリまで溜めるだろうと思います。
ロフトは万年床
さらに部屋の上には、おしゃれなロフトがあります。が、今はどうなっているかというと……↓
我が家の万年床と化しています。
ちょうどロフトの幅とふとんの幅が、良い具合にマッチ。ふとんをたたんでもしまう場所がないので、敷きっぱなしの方が便利だという結論に落ち着きました。
ふとんをたたむのが面倒なとき、私がやっていた対策はこちらでも⇒朝に布団をたたむのが面倒なとき、楽できる方法とは?
屋根裏を秘密基地的にしたり、おしゃれスポットにするのにも多少の憧れはあります。しかし1日に何回も階段を昇り降りするのは、やはり面倒くさいです。
すると日常生活でロフトの使いみちは、物置きスペースか寝る場所に行きつくことが多いんじゃないでしょうか。使いにくい場所には必然、使う回数の低いものが集められる運命なのです。
ちなみにベッド派かふとん派かと言ったら、今は断然ふとん派。なぜか一人暮らしの部屋にはベッドが多いイメージですが、ただ寝るだけのために場所を取る大きな家具は必要でしょうか。
ベッド下の掃除も大変だし、私はよく角に小指をぶつけて痛い思いをします。いまいち、ベッドがある生活のメリットが分かりません。
ふとんならば、邪魔ならたためば省スペース(私はたたんでませんが)。やはりベッドは、純粋なインテリアとしての意味合いの方が強いように思います。
女子力マイナスの人間に必要なのは、おしゃれよりも快適さ。現状は万年床が、私の生活にはしっくりきています。
理想と現実とは、かくもかけ離れています。私は女性の中でも異端な人間ですが、こういうケースもあるということです。
一人暮らしの部屋というのは、誰かに見せることが一番の目的じゃありません。雑誌に載っているようなキレイな部屋より、自分が住みやすいことの方が大事です。