霰粒腫(ものもらい)は自然治癒する?しこりが消えないときの健康的な治し方。
今回は、ものもらいの1種である霰粒腫(さんりゅうしゅ)の治し方についてです。ものもらいは、ひどくなると薬や手術が必要なこともあります。
私はものもらいで薬を使いましたが、それでもしこりが消えませんでした。けれど引っ越しをして生活スタイルがガラッと変わると、自然治癒してしまったのです。
何年もしこりが残り続けたものもらいが、たったの数ヶ月でキレイに。ものもらいは、生活習慣でひどくも良くもなる病気だったのだと実感しています。
私がものもらいになった経緯
私が最初にものもらいになったのは、今から5年前。当時はエンジニアとして会社に勤め、忙しい時期でもありました。そのときは張り切って、化粧もしていたのです。
そしてふた月経った頃、片方のまぶたが赤く腫れてきました。滅多にしない化粧のせいで、毛穴が炎症を起こしたのだと思います。慣れないことはするものではありません。
医者からもらった目薬のおかげで、まぶたの腫れは引いていきました。けれど、しこりは完全に消えずまぶたに残ってしまったのです。
確かに気にはなりますが、生活に支障はありません。それ以上病院にいくのが面倒で、まぶたのしこりは結局放ったらかしとなりました。
以来5年、まぶたのしこりを見て見ぬふりをするのが通例に。鏡をチラと見ては、「ちょっと小さくなってない?」などと現実逃避を繰り返しました。
が、その後、しこりが悪化。まぶたが赤く腫れ上がり、触ると痛みまで出てきたのです。流石に「マズイ」と思って目医者に駆け込むと、また薬を渡されました。
最初は目薬で炎症を抑える
しかし、しこりを完璧に消すには「切開して取り出すしかない」ととてつもなく怖い発言が。まずは炎症を抑えるため、薬が必要だと言われました。
霰粒腫は自然治癒もあり得ますが、時間が経ってからのだと難しいです。私の場合はまぶたが炎症を起こしてしまっているので、それを抑えるのが先決とのことでした。
そこでもらったのが、以下の2種類の目薬。1日4回の点眼をしないといけなくて面倒でした。
クラビット点眼薬
ものもらいを始め、目に関する病気ではよく使われる薬です。細菌が増えるのを抑える作用があり、目への感染を防ぐために使われます。クラビット点眼薬は、数年前の治療でももらった覚えがあります。
この薬は光に弱く、「遮光袋」に入れて保管する決まりです。もしクラビット点眼薬を渡された場合は、ちゃんと専用の袋に入れて保管せねばなりません。
フルメトロン点眼薬
ステロイドの目薬で、フルオロメトロンという成分がメイン。結膜炎や角膜炎で活躍する薬ですが、花粉症などのアレルギー治療にも使われます。
通常の霰粒腫であれば、フルメトロンは使われません。私は、腫れが強かったので、処方されたんだと思います。
ステロイドと聞いて少し心配でしたが、目に問題はなさそうです。目やまぶたは大丈夫ですが、鼻が少しムズムズしました。多分副作用だと思います。
健康的な生活に変わってしこりが小さくなった
しかしその後、私は急に引っ越しで一人暮らしを開始。薬をもらいっぱなしで、治療がストップしてしまいました。
ただ目薬のおかげで、炎症は収まりました。「とりあえず痛くないから良いか」と考え、ものもらいのことはなるべく気にしないようにしていました。
一人暮らしを始めると、それまでの生活が一変。
・5時に起きて9時に寝る
・自炊デビューで、野菜とタンパク質が中心の質素な食生活
・在宅ライターでストレスのない自由な仕事環境
という暮らしが始まりました。収入は少ないですが、自分の自由にできてストレスフリーな毎日が手に入ったのです。
私の生活の変わりようは、こちらでも紹介中⇒ミニマリスト生活を始める前と後の、私の暮らしの変わりようを比較します
そんな生活を始めて、1ヶ月、2ヶ月と過ぎた頃。ふと鏡を見ると、しこりが少しづつ小さくなっていったのです。
最初は「ものもらいを治したい」と思う私の錯覚だと思いました。が、さらに時間が経つと、しこりはすっかり目立たなくなってしまいました。
まぶたが腫れたのは、2016年の2月。それが半年以上経った11月には、ものもらいは自然に治りました。
生活の乱れを正すとものもらいは治る?
5年以上もしこりっぱなしだったものもらいが、なぜたった半年であっけなく治ったのか。医学的知識のない私としては、かなりのオカルト体験です。
ちなみにものもらいは治りましたが、逆に生理が長らく止まったりも。今は復活済みです⇒生理が来ない不安やストレスは忘れよう。9ヶ月の無月経が再び来た理由とは?
ものもらいが今まで治らなかったのは、私の生活が乱れに乱れていたせいかもしれません。そのせいで免疫力が落ちて、ものもらいが治りきらなかったんだと思います。
その免疫力が、早寝早起き・粗食・ストレスフリーな暮らしで復活。ついにものもらいに打ち勝ったのだと今は考えています。
「薬に頼らないで治るなんて怪しい」という声もありそうです。が、生活の乱れが病気を治りにくくする場合は確実にあります。規則正しい生活は、私たちが思う以上に強力な病気対策です。
ものもらいがひどいときは、やはり薬や手術が必要だと思います。が、しこりが長らく消えないというときは、生活習慣を見直すと良くなるのではないでしょうか。
まずは早寝早起き生活と、バランスの良い食生活から試してみてください。