【恐怖】健康保険料を滞納し続けたら、財産を差し押さえられかけた話。
このところ何か忘れていると思っていたら、数ヶ月くらい健康保険料を滞納していた。そんなズボラなカレジョを襲った、ちょっと怖い体験談を紹介したい。
お金がないと理由以外にも、忙しさなどで保険料の支払いを忘れている人もいるかもしれない。が、そのままにしておくと、最悪の場合は財産を差し押さえられるかもしれないのだ。
督促状の存在を忘れる
健康保険料もそうだが、期日までに払わないとまず督促状がくる。払わなかった月の翌月、20日前後に来ることが多い。
普通だったら、督促状がきた時点で保険料を払いに行く人が大半だろう。ここまでなら、役所からも特に文句を言われることもない。
しかし私は、督促状の存在も忘れて日々を暮らしていた。買い出しのついでに払おうと思い続けては忘れ、一日延ばしにしていたのだった。
ついに差押事前通知書が
督促をも無視し続けると、役所も本格的に動き出す。相手が優しい態度に出ているうちが華である。
督促状の期限も過ぎたある日、ついにこんなものが我が家に届いた↓
「差押」という字が、何とも物騒だ。納付期限までに保険料を払わないと、財産を差し押さえると怖いことが書いてある。
さらに期限を過ぎてから保険料を払う場合は、滞納金も一緒に払わねばならないという。いわば罰金のようなものだろうか。さすがに余計な出費は避けたい。
この差押事前通知書が届いたのが10月19日で、納付の期限が31日となっていた。10日あまりと少し余裕はあるものの、やはり焦る。
ちなみに1回めの督促がきた時点で保険料を支払っていても、入れ違いで事前通知書が来てしまうことがある。そういうときは、念のため役所に知らせておくのがいいかと思う。
近くの郵便局へ直行
また忘れるととんでもないことになるので、翌日の朝イチで郵便局へ直行した。さいわい延滞金を支払わされることもなかったので、ひと安心である。
滞納した保険料は、差押事前通知書に付いてきた専用の払い込み書を使う↓
銀行や郵便局などはOKだが、コンビニでは使えないので注意だ。もしこれも無くした場合は、直に役所まで行った方が早いかもしれない。
ただ1つ注意したいのが、銀行などから保険料を支払ったデータが役所まで届くには2週間ほどかかるということだ。いらぬ混乱を避けるためにも、支払ったことは役所に連絡しておいた方がいい。
健康保険料が払えないときは?
私が滞納した保険料は5,000円弱だったから、すぐに支払えた。が、中には数万円を滞納していて、一気に払えないという人もいるかもしれない。
そういうときは役所の保健係の窓口まで行けば、分割払いなどの相談に乗ってくれる。経済的に支払うのが難しいときは、免除の相談もできるのだ。
前に住んでいたところでは、私は7割免除だった⇒所得が少なすぎた枯れ女、保険料が7割減額。過払いの国民健康保険料は還付請求を。
さらに引越し後も、近くの役所へ保険料の相談に行った⇒引越し後に健康保険料が高くなって焦った話。保険料を減免されてる人は要注意。
役所へ突撃した効果があったのか、今年も無事(?)に保険料は免除された。どうしても支払えないというときは、バックレずにまず相談だ。
それでも無視し続けるとどうなるの?
差押事前通知書が来たあとも、保険料を支払わないとどうなるか?私のもとに来た通知書には、こんな説明があった↓
・有効期限の短い保険証の発行
・保険証の返還請求
・保険給付の支払い一時差し止め
有効期限の短い保険証とは、滞納者のための応急処置的な保険証らしい。期限が1~6ヶ月と短い。もちろん滞納した保険料を支払えば、普通の保険証に戻してくれる。
三番目の保険給付の一時差し止めというのは、高額療養費など特別な給付を受けている場合だ。何か大きな病気をしたときは、要注意かもしれない。
さらにネットなどで調べたところによると、こんなことが起こる↓
・督促の電話がものすごい勢いでかかってくる
・役所から人が訪ねてくる
・預金口座など、財産の差し押さえ
・医療費の10割負担
こうしてみると、ほとんど借金取りと一緒だ。
差し押さえが決まると、預金口座から家から、何もかもが差し押さえられる。保険料の滞納が、いかに恐ろしいかがよく分かる。
最終的には国民健康保険の資格がなくなり、病院にかかるお金が10割負担になる。たかが風邪の薬をもらうにも、ひと苦労だ。
差押事前通知書が来たタイミングで保険料をすぐに支払えば、まだ助かる。すぐに近くの銀行などで支払うか、役所へ相談にいくことをおすすめしたい。
たかが健康保険、されど健康保険。私も財産を差し押さえられかけた身として、今後は期限内にしっかり支払うよう気をつけたい。