まめに水換えしてカビ対策を。水耕栽培キット・ポットランド観察記(3)
室内で野菜が簡単に育てられる水耕栽培キット、ポットランドの観察記。今はプチトマトを育てている真っ最中です。
2週間前に本葉が出てきてからというもの、育つスピードがアップしたように感じます。どんな場所でものびのびと育つ植物の生命力に驚く毎日です。
そのみごとな成長っぷりを、これから紹介していきます。
急激に大きくなるプチトマト
まず、本葉が育つ様子がこちらです↓
日光に向かってぐんぐん育ちます。ちょっと葉っぱが偏り気味なのが気になりました。
しかしその後は、まっすぐ順調に成長を↓
数日だけ実家に帰ったのですが、その間にさらなる進化を遂げていました↓
ペットボトルの水も、1/4くらい減っていた気がします。
うっかり家を空けすぎて、枯らすことは避けたいです。次は実家にプチトマトを持って帰った方が良いかもしれません。
ついでに根っこも、見違えるようになっていました↓
このまま育っていったら、天空の城の根っこみたいになるかもしれません。今から楽しみです。
種を植えるときの様子はこちら⇒室内で野菜を育てよう。水耕栽培キット・ポットランド観察記。
芽が出てきたときのようすはこちら⇒トマトの本葉が出てきました。水耕栽培キット・ポットランド観察記(2)
さらに以下から、ここまで育つまでの道のりで気を付けたことなどを紹介します↓
肥料をあげよう
本葉が出てきたら、さらに大きく育てるために肥料をあげます。
私は念のため、本葉があるいていど育ってから肥料をあげました。大体、これぐらい育っていれば大丈夫です↓
本葉が出てくる前に肥料をあげてしまうと、逆にストレスとなって育たなくなります。はやる気持ちをグッと抑えて、本葉が大きくなるまで見守るのが吉です。
量は説明書によれば、水500mlに対し付属のすりきり一杯。大体、このぐらいが目安です↓
これを水に入れるのですが、ただザザッと流し込んだだけでは上手く溶けません。ペットボトルの場合、底の方に溜まってしまいます。
私が何回か試して見つけた、しっかり溶かす方法がこちらです↓
・いったんペットボトルの水を捨てて空にする
・空のペットボトルに肥料を入れる
・ペットボトル半分ほどの水を入れてよく振る
・肥料が溶けたら、ペットボトル満杯に水を入れる
ちなみにポットランドのキットに入っていた肥料は、「ハイポネックス」という製品。水に溶かすだけでよく、初心者から本格派まで幅広く使われる定番の肥料です。
もし自宅に同じものがある場合は、そちらを使ってもよいかと思います。別の肥料でも、水と肥料の分量を守れば上手く育つんじゃないでしょうか。
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ペットボトルで育てるときの意外な注意点
私はポットランドを育てるのに、500mlペットボトルを使っています。水の量を計らなくても、満杯にすれば自動的に500mlの水が入るのでとても便利でした。
ただ一つ問題があるのは、ペットボトルは口が小さいことです。これが意外と不便な事態を招きます。
水を取り替えるときには、ポットランドの本体を一度取り外さないといけません。が、それを元に戻すとき、プチトマトの根っこがペットボトルの口に引っかかってしまうのです。
特に根っこが育っていない最初のうちは、ヒョロヒョロで上手く水に沈みません。そのまま戻すと、ペットボトルの口付近に根っこが張り付いて水に浸からなくなってしまいます。
かといって無理やり押し込めると、根っこがプチっと切れてしまいそうで怖いです。なるべくそーっと、少しずつ根っこを水に沈めていくのがコツかと思います。
しかしプチトマトが育ち、根っこが長く丈夫になると、水に戻すのも楽になりました。根っこがヒョロヒョロなのは2週間~1ヶ月くらいの間なので、育つまでの辛抱です。
水の汚れ対策も欠かせない
しかし水耕栽培にとっては命とも言える、「水」に関するある問題も発生。順調にトマトが育つ陰で、これまで予想しなかったものまで出始めています。
最初に出てきたのが、こちらです↓
ペットボトルの底に、白いモロモロが溜まっています。
最初は砂がこぼれたのかと思ったのですが、日に日に増えていきました。もしかしたら、日光に当てすぎてプランクトンのようなものが発生してきたのかもしれません。
このまま放っておくと、水が腐ってしまう危険性があります。水を取り替える目安は一週間に一度ですが、汚れが気になったらマメに取り替えた方が安全です。
さらにしばらくしてからは、緑色のが↓
これも、プランクトンの一種でしょうか。
調べたところによると、この緑の物体は「アオコ」のようです。アオコは水が温かく、日光がよく当たる場所に発生します。
我が家では日がさんさんと当たる窓際にペットボトルを置いているので、まさにアオコにとっては最適な場所。水を取り替えても、数日で緑まみれになります。
アオコを防ぐには、水の温度か日光の対策が必要です。私は応急処置で、日光を遮ることにしました↓
ペットボトル全体を、取りあえず雑巾でカバー。これなら日光をシャットアウトしつつ、水温が上がることも防げそうです。
もしこれでも駄目なら、おとなしく水をマメに取り替えようと思います。
プチトマトも大きく育つにつれて、管理することが増えてきました。しかしそれはそれで、お世話できることが楽しいです。
これから本格的な夏、プチトマトにとっては旬の季節といえます。9月までにどこまで育つのか、実に楽しみです。