いつもの炊飯がおしゃれに変わる、麦茶や紅茶のティーバッグでご飯を炊くメリット。
炊飯のときにお茶っ葉を入れる、麦茶ライスや紅茶ライス。ティーバッグを使ってご飯を炊くメリットを見ていきます。
最初は、大量のティーバッグを何とか消化したくて試した紅茶ライス。しかしこれは、いつものご飯がおしゃれに変身する便利技だったのです。
ご飯を簡単にアレンジできる
白ご飯だけだと、何だか味気ない。米好きの日本人にもそういう人はいると思います。かくいう私も、納豆や焼のりなど「ご飯の友」が一緒でないと落ち着かない人間です。
そんなときもお茶で風味を付ければ、簡単にアレンジご飯の完成。ついでに塩やしょう油で軽く味付けすれば、茶飯風にもできそうです。
風味をつける目安としては、米5合にティーバッグ2つくらいが良いと思います。1袋だけだと、色だけが付いて味がやや薄くなります⇒ティーバッグが余ったらヘルシー紅茶ライスがおすすめ~一人暮らしの節約料理(31)~
ご飯を口に含むと、ほのかに感じる紅茶の香り。いつもの食事がおしゃれになって、家にいながらカフェランチを楽しむセレブの気分に(ほんのすこしですが)浸れます。
出がらしを使えばゴミが減る
私は新品のティーバッグの中身をまるごと使って炊きましたが、出がらしを使うという手もあります。こちらは紅茶も飲めるので、お茶好きやより節約したい人に持って来いかと思います。
生ゴミを出さずに掃除の手間を減らしたい枯れ女としては、単純にお茶っ葉を再利用できるのが魅力的です。
そもそもなぜ普通にお茶を入れてティーバッグを消化しないかと言えば、紅茶を入れるのと出がらしを片付けるのが面倒だからです。
1.お湯を沸かす
2.ティーバッグを取り出す
3.カップにお湯を注いでティーバッグをIN
4.しばし待つ
この4ステップを踏むことすらおっくうなのです。これが単なるお白湯なら、沸かしてコップに入れればすぐ飲めます。
茶葉ごと使う紅茶ライスならば、お釜にティーバッグの中身を流し込むだけ。後は袋をゴミ箱にポイ捨てするだけで、ものぐさでも簡単でした。
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お茶の栄養を手軽に摂れる
そしてお茶っ葉を使うということは、お茶の栄養を丸ごと摂れるということ。いつものご飯が、ポリフェノールたっぷりのヘルシーライスに早変わりするのです。
お茶が健康に良いのは、もはや誰もが知っています。が、お茶を毎日飲む習慣のある人は果たしてどれくらいいるのでしょうか。
私のように、お茶を淹れることが面倒に感じる人。手軽なペットボトルは、毎日となると出費が気になる人。お茶を生活習慣にすることがなかなかできないことはあると思います。
その点ご飯を炊くのは、たいていどこの家でも避けられないことです。そこに「お茶っ葉を入れる」という一手間を加えるのは、そこまで難しいことではありません。
(一人暮らしだと、ご飯を炊かない人も多いかもしれませんが……)
いつもの食事を手軽に健康効果を手に入れたい人は、茶葉ごと使うお茶ライスをおすすめします。
地震など万が一のときに役立つ
「お茶を使ってご飯を炊く」。この発想は、地震など万が一のときに役立つのではと思います。ご飯を炊くとき手元にペットボトルのお茶しかなくても、何の問題もなく炊飯できるからです。
「必要に迫られたらそれぐらいやるよ」とも言われそうですが、人間、普段やっていないことはいざという時もできないもの。だからこそ、「避難訓練」のようなものがあるのだとも思います。
水以外で炊くご飯に慣れるのは、「非日常」を「日常」に近づけることでもあります。ほんの小さなことでも、普段やっていることが非常時にもできると安心できるのではないでしょうか。
高品質な茶葉はご飯を美味しくする?
私が使っているティーバッグは普通のクオリティなので何とも言えませんが、高品質な茶葉を使ってご飯を炊くととても美味しくなるそうです。
お茶っ葉には水をきれいにする働きがあり、その水でご飯を炊くから美味しくなるようです。この場合はティーバッグではなく、もっと本格的な茶葉を使います。
使う茶葉は、1~2枚程度で十分とのこと。もし高級茶を手に入れることがあれば、1度試してみたいものです。
「ご飯をお茶で炊くなんて」と思われるかもしれませんが、何でもやってみると思わぬ発見があります。
簡単・ヘルシー・ゴミが減る。ティーバッグがあるなら試して損はないお茶ライス。次にご飯を炊くとき、思い切ってチャレンジしてみるのはどうでしょうか。