なぜできない？節約とダイエットが似ている理由と、上手くいかない原因を考える。
節約とダイエットは、とても似ているところが多いです。その理由を考えてみました。
悩んでいる人は多いのに、なぜ失敗する人も多いのか？節約とダイエットが上手くいかずにお悩みの場合はチェックしてみてください。
節約とダイエットのシンプルな図式
お金を貯めるのも痩せるのも、図式はとてもシンプル。節約は「入ってくるお金＞使うお金」だし、ダイエットは「消費カロリー＞摂取カロリー」です。
要は「使わなきゃ貯まる」し、「食べなきゃ痩せる」のです。支出と食事をセーブするというのは、方法論や考え方的に似た部分が多いように思います。
ダイエットの場合、食事制限が大事になってきます⇒ダイエットは食事制限が9割。今すぐ変えられる、痩せる食生活のヒント。
しかし言うのは簡単でも、これを実際にやるのが大変なのです。なぜこのシンプルな図式が守れないのか、無駄遣いと脂肪が減らない原因もそこにありそうです。
セーブはストレスが溜まる
第一に、何かを我慢するのはとてつもなくストレスが溜まります。元々買い物が好きだったり食べるのが好きな人は、それを止めるだけで相当辛いんじゃないでしょうか。
なぜ「止めること」「我慢すること」がそんなに辛いのか。その裏には、何かしら「我慢できない！」という強い思いがあるように思います。
この「我慢できない気持ち」は、「衝動」とも言えます。その衝動がどこからくるのかが分からないと、対処のしようがありません。
「衝動」に関しては、こちらの本で知りました。詳しくはこちら⇒田房永子さん「キレる私をやめたい」感想。怒りっぽい性格を直したい人へ。
「そこまで深刻じゃないよ」と思うかもしれませんが、実際に「我慢できない」という事実は厳然とあるわけです。何がそんなに我慢できないのか、一度考えるのも良いのではないでしょうか。
実は真剣に悩んでない？
もう1つ節約とダイエットできない原因は「そこまで悩んでない」というのもあります。極端な話、「これをやらないと死ぬ」というところまで追い詰められれば誰でも真剣にやるんじゃないでしょうか。
これに関しては、私自身も痛感するところです。収入はカツカツなのに無駄遣いが未だ多いのは、それで1年近くも生活できてしまっているからです。
私の無駄遣いは、専らオタク趣味です。それについてはこちら⇒今年はこれだけ散財した。オタクのミニマリストが2016年に買った趣味のグッズを公開。
守るべき家族もいないし、いざとなれば実家という最後の砦があるし、まだ必死感がなし。私の場合、残りわずかの貯金がなくなってからが本番かもしれません。
無理をしないことが成功の秘訣
が、必死感がないとはいえ、無尽蔵に支出が増えているわけでもありません。確かにオタク支出は全く減ってませんが、それ以外でセーブしているので何とかなっています。
例えば大多数が普通に使うシャンプー・リンスは、湯シャンで済ませてタダにしています⇒頭皮の乾燥に効く湯シャンの正しいやり方とは？抜け毛や薄毛のお悩み解消。
洋服に関しても、少ない服を着まわしています⇒少ない洋服でもファッションを楽しむ、8着で着回す春のコーディネート術
ここ数年メイクもなし、髪はセルフカットと、こと見た目に関してはほとんどこだわりがありません。その分を、己の趣味に費やしているともいえます。
私が美容やファッションの支出をガンガンに減らせるのは、「そういうところにあまり興味がない」ということに尽きます。無理をしていないからこそ、見た目関連の支出を節約できるのです。
なかには「ファッション命」の人もいると思います。そういう人が同じように洋服代を減らそうとしても、上手くいかないのは確実です。
節約と言っても全体的に引き締めるのでなく、「メリハリ」が大事なんじゃないでしょうか。削れるところと削れないところを見極めれば、ストレス無く節約ができるはずです。
ダイエットの場合のメリハリは、「食べる日・食べない日」になるでしょうか。量には気を付けないといけませんが、たまには好きなものを食べる日を作って息抜きするのが良いかと思います。
節約もダイエットも、ストレスが溜まる方法はまず長続きしません。我慢できる落としどころを探したり、代わりにガス抜きできるポイントを見つけることが大事です。