一人暮らしの節約生活、30代枯れ女が考えるストレスのないお金の使い方とは?
今回は、節約生活でもストレスを感じないお金の使い方をお話します。一人暮らしの節約は周りからのプレッシャーがなく、続けるも止めるも自分の意思1つにかかっています。
かといって「お金を使わない」ことだけを頑張ると、節約は苦痛になります。がむしゃらに節制するよりも、お金の使い方にメリハリを付けることが節約を続けやすくするコツです。
買うと決めたものだけを買う
何を買うにしても、「買う」と決めて買う。これだけでも、お金を使うストレスは減らせます。
無駄遣いだと感じて後悔するのは、衝動買いなど「考えなし」でお金を使うときです。使う前に「買うべきかどうか」をしっかり考えれば、支出への罪悪感は感じにくいです。
セールなどで服の衝動買いをして、後悔することはないでしょうか?⇒服の衝動買いで失敗しない8つの方法。いつも「こんなはずじゃ」と後悔する人へ。
コンビニスイーツ1つ買うにしても「週に300円分ならOK」「週末の金曜は何を買ってもOK」など、ルールを決めて買うのがおすすめです。予め予算に組み込んでおけば、堂々と好きなものが買えます。
私も普段は、余計な買い物はしません。その分、たまの息抜きのときは「自由にお金を使おう」と開き直ると決めています。
逆にフラフラとお店に寄って何となくお金を使うのは、支出にストレスを感じる元です。これが每日積み重なると、本当に使いたいときに思い切りお金を使えなくなってしまいます。
使いたくないことには使わない
使いたくないことにお金を使う。社会人になると、こういう場面も増えるのではと思います。けれど、好きでもないことにお金を使うのは、あまり気持ちの良いものではありません。
公共料金や税金など、「払わねばならないもの」は仕方がありません。けれど中には、「本当は使わなくても良い」支出もあるのではないでしょうか。
毎月のようにある飲み会、友人に付き合ってする買い物、バレンタイン・ハロウィーン・クリスマスなどのイベント。毎回、本当に納得してお金を使えているでしょうか。
最近は、「自分へのご褒美」と称してお金を使わせようとすることもあるので注意です⇒枯れ女の私が、おひとりさまのバレインタインデーの過ごし方を考えた
100%は無理でも、どうしても嫌なときはお金を使わずにやりすごしても良いと思います。ストレスを溜め込まないためには、ときには断ることも必要です。
正直に「今はお金がない」「ちょっと疲れ気味だから」と言えば、相手も無理に誘わないと思います。
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借金をしない
借金があること。これは、ボディーブローのようにじわじわと精神が追いつめられます。なるべく前借りなどはせず、今あるお金でやりくりする方がストレスが溜まりません。
かくいう私も、奨学金と年金の滞納分がかなりの額になっています⇒現在の借金、約300万円。奨学金と年金が両肩に重くのしかかる、節約家の現実
消費者金融はもちろん、クレジットカードのリボ払いなども避けた方が安全です。返済期日や口座の残高を気にしながら生活するのは、心が重く感じるのではないでしょうか。
また、マイカーなどの大きな買い物も注意です。先行き不透明なこの時代、あまりに長いローンを組むのはリスクも高いです。なるべく頭金を多くするなど、毎月の負担を抑える工夫はできると思います。
無駄遣いしても自分を責めすぎない
たまに無駄遣いをしてしまっても、早めに気を取り直すことが大切です。「自分は意志が弱い」などと落ち込んでしまうと、そこから前に進めなくなってしまいます。
無駄遣いをしたとき自分を責めるのは、「1円でも支出を削りたい」という思いが強すぎるからだと思います。けれど、あまり必死になると節約は続きません。
特に老後に備える節約は、止めないことが何より大切です。完璧主義な人ほど肩に力が入って、途中で息切れしてしまいます。「たまには良いか」くらい気楽に考える方が、無理せず続けられます。
どうしても無駄が嫌な人は、最初に言った「買うと決めて買う」のが効果的です。月に5,000~10,000円くらいの範囲で、自由に使える予算を作ると良いと思います。
普通のお小遣いと違うのは、お昼ごはんや交際費などは含めないことです。あくまでも自分が使いたいときに使う、自分のための予算です。
不景気な今の世の中、節約は庶民の必須課題かもしれません。だからと言って何でもかんでも支出を削るのは、ストレスが溜まると思います。
「自分はどこにお金をかけて、どこを削るのか?」。自分なりの使い方を考えることが、節約を長く続ける秘訣ではないでしょうか。