冷蔵庫なしでもOKな食べ物10選。消費期限を身体を張って調べた結果。
冷蔵庫のない生活を始めて、早7ヶ月あまり。一番危険だった夏も、無事に越せた。どんな食べ物なら冷蔵庫がなくても大丈夫なのか、私が身体を張った結果を紹介したい。
食材は全て常温保存とし、クーラーボックスなどは一切使っていない。万が一、冷蔵庫が使えなくなったときなどの参考にしていただければ幸いである。
常温OKのもの
まずは日頃からお世話になっている、常温OKのものを紹介していく。真夏の炎天下でも2週間以上なんともなかった、優秀な食材たちだ。
1.米
まずは、日本人の心である米。いつも5kgを買っているが、最後まで問題なく食べ切れている。消化のペースは、大体3ヶ月くらいだ。
保存の方法は、袋の口を輪ゴムでしばるだけといたって簡単だ。米の袋はとても丈夫だから、よほど乱暴にしなければ耐えてくれる。ただニオイ移りはしそうなので、香りの強いものはそばに置かない方がいいと思う。
米も古くなると味が落ちるというが、グルメじゃない私には違いが全く分からない。いつも煮込んで雑炊のようにしてしまうので、あまり差が出ないのかもしれない。
2.たまご
意外と大丈夫なのが、たまごだ。1パックを1週間くらいで食べきるが、食中毒を起こしたことは今のところない。
ただ1つポイントとして、私はいつもゆで卵にして食べていたというのがある。流石に、1週間経った生卵をそのまま食べる勇気はなかった。
生卵はサルモネラ菌などの細菌が危険だと言われているが、しっかり火を通せば大丈夫だ。ゆで卵に限らず、たまご焼きなどでもイケるかと思う。
それでも3週間くらい放ったらかしにしていると、味が落ちる。やはり一週間くらいのうちに消化するのが理想じゃなかろうか。
冷蔵庫なしの生活を始めたばかりのときの話はこちら。この頃からたまごは食べていた⇒冷蔵庫なしで自炊はできるか?1ヶ月続けた一人暮らし女の感想。
3.高野豆腐などの乾物
しかし、タンパク源がたまごだけというのは心もとない。そこで私は、高野豆腐をプラスして食べ始めた。なんで高野豆腐かといえば、安くてコスパがいいからだ。
高野豆腐は乾物なので、いくら経っても無事だ。カビにさえ気をつければ、数ヶ月は余裕で持つだろう。
ちなみに食べるときは、雑炊と一緒に煮込んでふやかしている。味付けは塩のみだが、意外と美味しくいただけるものだ。
乾物は高野豆腐に限らず、お麩だったり昆布だったりとバラエティが豊富なのもいい。乾燥わかめやひじきを常備しておけば、おかずにも困らないんじゃなかろうか。
4.いも類
さつまいもなども、常温で保存しやすい。いざとなればごはんの代わりに、主食として使えるところも優秀だ。
食べるときは、少しの水で茹でるだけでOK。炊飯器でもふかし芋を作れる⇒蒸し器なしで作る、美味しいさつまいもの蒸し方~実録・一人暮らしの節約料理(26)~
注意しないといけないのは、暖かい場所に長く置くと芽が出てきてしまうということだ。
以前ダンボール入りの大量のさつまいもを常温保存していたところ、ニョキニョキと伸びてきて大変だった。常温で保存するときは、暗所の涼しい場所が鉄則だ。
5.パン類
パンも、フランスパンなどカッチカチのパンなら平気だ。食パンなどは、2~3週間なら持つ。やはり、カビには気をつける必要があるかと思う。
逆に調理パンや菓子パンは、消費期限のうちに食べないと危険だ。特にベーカリー製のものは保存料を使ってないことが多いから、早めに食べてしまいたい。
6.塩・砂糖など
調味料のなかだと、安全なのは塩と砂糖だろうか。砂糖は持ってないが、塩は毎日のように使っている。
ほかにはカレー粉など、粉系もイケるかと思う。やはり、水分があるかないかが重要な分かれ目になってくる。
ただし容器には入れよう
基本は常温保存なのだが、だからといってむき出しというのは危ない。せめて、フタの閉まる容器には入れておいた方が安全だ。
私はいつも、100円ショップのタッパーに食材を入れている↓
これは湿気対策というのもあるし、虫を避け付けないためでもある。いもなどはそのまま置いておけば、間違いなくGのエジキになるだろう。
冬ならイケるもの
次に、寒い季節なら大丈夫だったものを挙げていく。真冬の寒い時期で、3~4日なら安全な食材だ。
7.納豆
高野豆腐を食べる前は、いつも納豆を食べていた。3パック入りを買って、1日1パック消化するペースだった。
まだ3月の寒い時期なら大丈夫だったのだが、4月が近くなると危険な香りがただよい始めた。3日目になると、納豆の臭いがキツくなるのだ。多分、納豆菌以外の雑菌まで目覚めしまったんだろう。
いくら発酵食品だからって、腐るものは腐る。当たり前のことだが、自分で確かめてみて改めて実感した。冷蔵コーナーにあるものを、ムリヤリ常温保存するのは危険だ。
8.パックもやし
もやしは安いが、傷みやすいのがネックの野菜だ。やはり数日もすればダメになってしまう。真冬でも3日が限界だろう。
一度だけ春先に4日経ったもやしを食べたことがあるが、不自然に酸っぱくなっていた。その日の夜ご飯は、いろいろな意味でマズかった。
9.根菜類
にんじんやごぼうなどの根菜類も、水分が少なめで常温保存向きの野菜だ。冬なら外に出しておいても、一週間くらいは大丈夫だろう。
夏でもイケそうじゃないかと思うのだが、ナマモノは油断できないので買ってきたその日に食べきっていた。来年の夏は、ボチボチ試してみたい。
10.キャベツなど水分の少ない葉物
葉物は危険なものが多いが、キャベツや白菜など水分が少なめの葉物ならセーフだ。涼しい時期なら、3日は食べられる。水にさえ濡らさなければ、案外に持つのだ。
丸ごと買ってきた場合は、食べる分だけカットしてそれだけ洗うようにする。うっかり全体を濡らしてしまうと、傷みが早くなるので注意したい。
私は真夏にキャベツを丸ごと買うという無謀なチャレンジをしたが、やはり最後の方はギリギリだった。傷んだ部分を水で洗い流して火を通し、騙しだまし食べたものだ。
常温だと危険なもの
さらに、常温だと間違いなくアウトなものも紹介しておく。
水分の多い野菜
野菜は大体が、水分たっぷりのものだ。1日も放っておくと、もう変な汁が出てきたりする。食べ切れる分だけを買うようにしたい。
肉・魚
肉や魚は、1日どころか数時間置くのもマズい。私もたまに肉を買うときは、せいぜい夕飯づくりの2時間前くらいにとどめていた。真夏でも、4時に買い物に行って6時につくるならセーフだった。
乳製品
乳製品は、一人暮らしを始めてからずっと食べていない。当たったときが悲惨なので、試すこともしなかった。フランスだと常温の牛乳があるらしいが、ここは日本だからやはりダメだろう。
生味噌
味噌はスーパーだと常温コーナーに置いてあるが、あれは未開封だからだ。開封したものは、冷蔵庫に入れないと傷む。味噌メーカーのサイトでも、「冷蔵してください」と書いてあった。
ネットでも消費期限などが色々書かれてはいるが、実際にやってみないと分からないものだ。常温で保存できるものは意外と多い。
冷蔵庫がないと買い置きができないから、せいぜい数日で食べ切れる分しか買えない。だから常温保存でも、意外と食材をダメにするということは少なかった。
買ってきた食材をダメにしてしまいがちな人は、むしろ常温保存をメインにしてもいいかもしれない。