冷凍ご飯の解凍方法と温め方。レンジなしでもフライパンで美味しくできる。
今回は、カチカチに固まった冷凍ご飯をフライパンで美味しく解凍する方法をお話します。電子レンジがない場合でも、フライパンがあれば大丈夫です。
カチカチの冷凍ご飯だけでなく、冷蔵庫に入れてパサパサになったご飯でも通用します。ご飯の解凍が面倒な場合におすすめです。
温めるときに水を入れる
とはいえ、方法は実にシンプル。フライパンに入れたご飯の上に、水をかけるだけです。後はフタをして、水蒸気を利用してご飯を柔らかく解凍します。水は、茶碗1杯のご飯におたま半分の量で大丈夫です。
しばらく蒸気で温めると、ご飯が自然とほぐれてきます。後はご飯の山を崩して平らにならし、全体が温まるようにすれば完了です。
この方法の良いところは、冷凍庫から出したてのご飯でもしっかり解凍できる点です。水の力でご飯が焦げることもほぼありません。
ご飯は冷凍保存が主流ですが、それだと電子レンジが必須。我が家には電子レンジがないので、どうしてもフライパンで美味しく解凍する必要がありました。
最初のうちは、カチカチのご飯を無理やりスパチュラでほぐして解凍。時間がかかってご飯はパサパサになるし、ごはん粒は潰れて形がなくなるしで、全く美味しい仕上がりになりませんでした。
けれど「水を足す解凍法」を覚えてからは、ご飯のクオリティが格段にアップ。炊きたてに近い仕上がりになったときは、ただの白ご飯に心から感動を覚えました。
うっかり冷凍庫から出すのを忘れた、電子レンジが故障したときなどは、蒸気を利用した解凍が便利です。
冷蔵庫保存でも美味しくなる
さらにこの方法なら、冷蔵庫で保存したご飯も柔らかくできます。パサパサに乾いたご飯に水蒸気を足して、潤いを取り戻させるのです。
温める時間は、冷凍ご飯より冷蔵ご飯の方が早いです。少しでも時間を節約したいときは、「冷蔵ご飯+水」の温め方が楽です。
いざとなったらおかゆにする
ただ、ご飯の量が多いとうまく解凍できないことがあります。いざとなったらさらに水を足して、おかゆにしてしまうのが一番確実です。お茶碗1杯のご飯に、やはり茶碗1杯の水を入れればOKです。
水の量が多いとご飯の山も崩しやすく、普通に解凍するよりも簡単に早く仕上がります。野菜やたまごを足せば、簡単にアレンジできるところも魅力です。
解凍・保存のポイント
以下、フライパン解凍で美味しく仕上げるためのポイントを見ていきます。
できれば朝のうちに冷凍庫から出しておく
冷凍庫保存の場合、朝イチで冷凍庫から出しておくのが理想です。冬なら室内で、夏なら冷蔵庫で解凍します。ご飯の自然解凍にはかなり時間がかかるので、仕事に行く前に出しておくぐらいで丁度よいです。
ただ、私のようなうっかりやの場合、ご飯を冷凍庫から出す忘れる事態がひんぱんに起こります。そのため最近では、ご飯が凍らない冷蔵保存の方が多くなりました。
無理にご飯を崩そうとしない
ご飯をフライパンで解凍するときは、無理やり山を崩そうとしないのがポイントです。あまりガシガシ削ると、ごはん粒の形がなくなります。
ごはんの山に水をかけてしばらくすれば、山は自然とほぐれます。中心は時間がかかりますが、フライパンの熱で確実にほぐれていくので大丈夫です。温まったご飯を崩すのに、余計な力はいりません。
まとめ炊きして冷蔵庫でおかまごと保存
これは、最近私がやっている方法です。炊飯器があるならまとめ炊きして、おかまごと冷蔵庫へINするのが一番簡単です。そのままだとパサパサになるので、上にラップやフタをするのがポイントです。
この方法だと、数日間冷蔵保存したご飯でも美味しく食べられます。タッパーに分ける必要もないので、洗いものが減って楽なのも良い点です。
一人暮らしであれば、ご飯をまとめ炊きすることが多いかと思います。おかまごと保存すれば、一度に大量のまとめ炊きができて便利です。
普通に電子レンジを買う方が早いとも思いますが、まだまだ粘れそうです。やる気さえあれば、フライパン1つで大体のことはできます。