冬のトマトの寒さ対策。水耕栽培キット・ポットランド観察記(8)
室内で野菜を育てる水耕栽培キット、ポットランドの観察記。年も明け、ますます寒さが厳しくなった。それは、我が家のトマトにも容赦なく襲いかかってくる。
果たしてトマトは、この寒さを乗り切れるのか?今の様子をご覧いただきたい↓
新しい実がついた
高い場所から落ちるという大事故をのりこえ、トマトは新しい実をつけた↓
上の方だけでなく、下の方にも↓
その後も育ち続け……↓
今は真っ赤になっている↓
落ちたときにそれまでつけていた実はほぼ全て落ちてしまい、茎までボッキリ折れた。もうダメかもしれんと落ち込んだが、トマトまだ諦めちゃいなかった。
事故の話はこちら⇒トマトに起こった悲劇。ペットボトル栽培の落とし穴とは?水耕栽培キット・ポットランド観察記(7)
ただ気になるのは、実がやや小さめということだろうか。実が育たなかったのは、やはり寒さの影響だろうか。
だがトマト、枯れかけ
だが実をつける元気があるとはいえ、やはり冬。全体的にみると、トマトは葉っぱが少なくなり枯れかけだ。
年末はまだ葉っぱがあったが……↓
下の方は、枯れ葉が多い。こんな葉っぱもあった↓
こういう葉っぱをかたっぱしから間引いていたら、こうなった↓
年明け前に比べると、ずい分とみすぼらしくなってしまった。日はそれなりに当たっていたのだが、部屋の寒さには勝てないのか。
年末年始は実家に2週間近く帰省していて、その間はたらいに水を張って浸けておいた。なんとか枯れずには済んだが、枯れた葉っぱだらけのトマトは哀しいものである。
トマトを支えなければ
また、壁ぎわにトマトを置き続けることも気になっていた。
今はポットランドから茎を抜いて、100円ショップのグッズなどで支えている。しかしそれだけだと、まだ茎が不安定でグラグラだ。
ちょっと油断すると、こんな風に傾いてしまっていた↓
以前は葉っぱが多かったから、まだなんとか支えられていた。しかし葉っぱが減ったことで、自力でまっすぐ立つことが難しくなってしまった。
そこでカベに立てかけるようにして支えていたのだが、茎が伸びるときに邪魔になってしまう。壁に沿って延びてはバランスが悪い。
まずはしっかり支えるために、使った秘密兵器がこちら↓
どこにでもある、使い捨ての割りばしだ。
これを支柱の輪っかに付けて、枝と枝の間に割りばしを通す↓
割りばしで支えた結果がこちら↓
角度を変えるとこんな感じ↓
急場のしのぎだったが、意外にも安定感がある。グラグラすることもない。
これならば割りばしでトマトを支えつつ、枝が伸びる方向もあるていどコントロールできる。今のところは、ちゃんと支えられている。
支えができたことで、また日当たりのいい窓ぎわに置けるようになった。これから大きく育っても、支えを増やせばなんとかなるかもしれない。
新芽は出ている
これまでの葉っぱはほとんど枯れてしまったが、一方で新しい葉っぱが↓
葉っぱが枯れきってしまった下の方にも、小さい葉っぱがどんどん出てきている↓
まだまだ育つ気があるようで、嬉しいことである。
だが葉っぱが出てくるわりに、あまりぐんぐんと育たないのが少々気になる。気温の低さにくわえ、水温が低すぎて育たないということもあるかもしれない。
もしくは、ほかの肥料不足などが原因なんだろうか。春になっても育ちが悪かったら、今の環境をイチから見直さねばなるまい。
花もぞくぞくと
葉っぱもそうだが、花もぞくぞくと育ってきている↓
前のときよりも、花の数はかなり多い。葉っぱがなくなったことで、逆に花が育ちやすくなったんだろうか。
先日、ついに満開になった花も↓
別の角度からだとこんな感じ↓
ちゃんと受粉ができれば、1~2ヶ月ほどで実が育つだろう。これは春の収穫も期待せざるをえない。
厳しい寒さでどうなるか心配だが、今すぐに枯れるというような気配はない。植物の生命力は強いものだ。
今の大寒波を乗り切れば、暖かい春がやってくる。そのときまで、なんとしても生き延びさせたい。