【大人の発達障害】もうモノを無くしたくない女の、落とし物対策10選
大人の発達障害などうっかりが多い人向けに、落とし物をしないための対策を紹介したい。かくいう私も年に2~3個はモノをなくすソコツ者だ。
ものを落とすのはショックだし、自信まで無くす。もうこれ以上苦い思いはしたくないので、これまでの経験から大真面目に考えることにした。
モノを落とす「パターン」を知る
落とし物をするときは、「落とすときの行動パターン」がある。そこを修正せずに放っておくからいつまでも落とし物が減らないのだと、最近ようやく気が付いた。
私がものを無くすパターンは、大体こんな感じだ↓
・考えごとをしながら動いている
・同時に2つ以上のことをやっている
・手になにか持って歩いている
・バッグではなくポケットに入れている
・荷物を入れたつもりが入れそこねている
etc……
要は「うっかり」なのだが、そこは元からの性格なので変えようがない。いくら気をつけようと言っても、うっかり屋がしっかり者に生まれ変われるワケじゃない。
問題は、うっかり屋という性格から出てくる行動の方だ。落とすパターンを知ってそういう行動を避けるよう意識すれば、結果的に落とし物はなくせるはずだ。
具体的にどういう風に動けば、ものを落とさずに済むのか?以下、私が気を付けていることを挙げてみる。
1.出かけるときの持ち物は5つまで
荷物がゴチャゴチャしていると探し出したり取り出すのに手間取り、落とし物の危険性が高まる。出先でも安心・快適に管理できる持ち物の数は、せいぜい5つまでじゃなかろうか。
私も荷物が多くなりがちな人間だが、今はできるだけ身軽にしている。いつも持ち歩くのはこのくらいだ↓
・カギ
・財布
・スマホ
・パスケース
・サブバッグ
(・折りたたみ傘→晴れの日は持ち歩かない)
近所でも遠くのお出かけでも、荷物は同じだ。コスメポーチなど、常にすっぴんで出歩く女の持ち物にはない。一時期はがんばって持ち歩いたりしたが、けっきょく使わずに終わるのだ。
その人が一度に管理できる荷物の量は、生まれ持って決まっている。荷物が多くてもバチッと整理できる人は、よほどのしっかりものなんだろう。私にはできない芸当だ。
管理できる量が少ないので、家のなかも常にスカスカにしている。詳しくはこちら⇒片付けられないなら片付けなくていいんじゃない?発達障害ほどミニマリストは超おすすめ。
2.落とし物しにくいバッグにしよう
落とし物が多いのは、手持ちのバッグ自体にも原因があるのではないか?そういう考えから、長年使ってきたリュックを小さいショルダーバッグに買い替えた。
ショルダーバッグに買い替えた話はこちら⇒落とし物が多いミニマリスト30女、とにかく使いやすくいバッグがほしい
リュックを処分した話はこちら⇒【8年愛用したけど捨てる】私がバッグを断捨離した6つの基準。
リュックは両手が開いて便利だが、ものをしまうときに後ろ手になることが多い。ちゃんとしまうところを見れないから、しまい損ねて落とすことが多いのだ。ちゃんとしまえても、その後ジッパーを閉め忘れたりもしやすい。
おそらく注意深い人なら大丈夫なんだろうが、注意欠陥の気がある発達障害の人間には向かないカバンだ。かれこれ10年以上リュックを使ってきて、今さらながらこの事実に気付いた。
その点ショルダーはしまうときスムーズなうえ、目視でチェックできる。リュックと同じように、両手が空くのもポイントが高い。サイズが小さいのは、荷物を減らしてシンプルにしたいからだ。
荷物の入れやすさでは手提げやトートバッグもあるが、落とし物が多い人間にはちょっと怖い。手提げはそれ自体を落としそうだし、トートはボーッとしてると中身をスられそうだ。
3.バッグの中はスッキリさせる
必需品のカギ・財布・スマホは、バッグインバッグでひとまとめにしている。しまうときがちょっと面倒だが、バッグのなかをスッキリさせるには欠かせない。
バッグのなかがゴチャゴチャしていると、ものを取り出すときゴソゴソと漁ることになる。そのタイミングで、ポロッとバッグから荷物がこぼれ落ちたりするのだ。バッグが小さいほど、その危険は高まる。
バッグインバッグはできるだけシンプルで、ミニポーチみたいなタイプが使いやすい。なかには高機能&高収納のバッグインバッグもあるが、かえってめんどうなのでおすすめできない。
私は家族からもらった雑誌の付録をずっと使っているが、必需品を入れるだけなら十分だ。家のなかにあまっている、小さな手提げもいい。
4.ポケットのアチコチにものを入れない
バッグの中身を減らすのはもちろんだが、しまう場所も1つにしぼりたい。サブポケットなどは一見便利そうだが、高確率でなにをどこへしまったか忘れる。かえって混乱するのだ。理想はやはり、バッグインバッグにまとめておいてメインの収納へしまうことだ。
バッグのデザインがもともとシンプルならいいんだろうが、今はいくつもポケットがあるバッグの方が多い。ここは自分で、メインのスペースだけ使うよう心がけるしかない。
男性だとパンツのポケットに財布をしまう人がいるが、論外だ。服のポケットなど、ものを落とすためにしまうようなものである。
ミニマリスト界隈だとノーバッグも流行っているし私も憧れるが、落とし物が多い人間には無理だ。どうしてもノーバッグというなら、それこそ丸腰で出かけるしかない。
5.荷物はすみやかにバッグの中へ
財布やパスケースなどは、用事が済んだらサッサとしまう。しまう前に買ったものをチェックする、スマホをちょっといじるなどはもってのほかだが、なぜか注意欠陥者ほどやってしまうのが不思議だ。アチラコチラに気を取られるせいだろうか。
これはもうルールとして、
・改札を通る→パスケースしまう
・レジを通る→財布しまう
のように決めるしかない気がする。それが終わるまでは、ほかの行動には絶対にうつらない。
こちらも人並みの注意力を持っている人なら、当たり前と思われることなんだろう。しかし注意欠陥者は、自分を子供だと思って1つ1つ確かめながらやらないと痛い目をみる。
6.歩きながらモノをしまわない
しまうまでは何もしないというのは、歩くことも含まれる。何気ないことのようだが、これは実に危ない。歩きスマホが危ないのと一緒だ。
「歩きしまい」するときは、当然ながら人にぶつからないよう周りに気を付けながらしまう。すると今度は、荷物への注意が逸れることになる。これは、「しまったと思ったらしまえてない」パターンにつながりやすい。
とくに改札を過ぎた後は、電車に乗り遅れまいと急ぎ足になることも多い。たとえかったるくても、一度立ち止まってちゃんとしまいたい。せいぜい数秒ほどあれば足りることだ。
7.チャックを閉めたことをしっかり確認
すみやかに・確実にものをしまえても、まだ安心はできない。バッグのジッパーは、ちゃんとしまっているだろうか。発達障害者はとくに、ここを見落としがちだ。私もリュックを使っていたときは、よく閉め忘れていた。
これを前に挙げたルールに当てはめると、
・改札通る→パスケースしまう→ジッパー閉める
までが、ひとまとまりの動作になるだろうか。慣れるまでは、いちいち頭のなかで確認しながらやるといい。
8.手には何も持たない
手にはなるべく荷物を持たないようにする。持っても片手だけ、両手は塞がない。
両手がふさがっていると、バッグから荷物を取り出すときステップが多くなる。大体の場合、
・荷物を腕に下げるor片手に持ち直す
・空いた手でジッパーを開ける→取り出す
・用事を済ませてしまう
みたいな動きだろうか。
段取りが下手くそな人なら誰しも経験があると思うが、じっさい荷物を持ってこれをやるとアタフタする。そのゴタゴタのさなかの何やかやで、落とし物が発生するのだ。
もし買い物で荷物が増えたら、サブバッグを使うといい。とにかくひとまとめにして肩にかけておけば、混乱しなくて済む。
9.座席を立つときは必ず忘れものチェックを
出先で店に入ったときも要注意だ。座席を立つときは、必ず忘れものがないかチェックするようにしたい。
とくに危険なスポットとしては、
・映画館の座席
・ファミレスやファストフード店のソファ席
・証明写真のブース
などがあるだろうか。
映画館は暗いうえに、背もたれとイスのすき間からものを落としやすい。ファミレスのソファには、ストールや帽子、小さめのポーチなどを置き忘れやすい。とくに隅っこが危ない。
証明写真のブースも、帽子や巻物をひっかけたまま忘れたりする。私はじっさい、マフラーを忘れてなくした過去を持っている。
チェックのときはただザッと眺めるのでなく、隅々まで忘れものがないかを観察したい。落とし物が多いうっかりは、さいてい3回は見直すと安心だ。
10.むやみに貴重品を持ち歩かない
消極的な対策だが、落としたら困るものをむやみに持ち歩かないことも大事だ。通帳や印鑑などは、必要なときだけ持っていけばいい。
必需品に限らず、ゲーム機や音楽プレーヤーなども然りだ。しかし今はスマホ1つでなんでもできるので、これらを持ち歩く人は少ないだろうか。
むしろ必需品のスマホが、落としちゃ困るものの筆頭が悩みどころだ。なるべく出先では、カバンから出さないようにしたい。
番外.出し入れが多いものはチェーンを付ける
出し入れが多いパスケースやカギは、チェーンを使うといいかもしれない。私は今パスケースを探しているが、やはりチェーン付きを買おうかと検討中だ。
チェーン付きのケースならバッグの外やパンツの紐通しの部分に付けることもできるが、万が一取付金具が外れたときを考えると恐ろしい。チェーン付きでも、基本はバッグの中だろう。あくまでも、バッグの中へしまいそこねたときの保険として使いたい。
最近はバイトでバタバタしていたせいで、とくに落とし物が多かったように思う。忙しいときほど、注意しないといけなくて疲れる。
落とし物が多いと、お金もよけいにかかってしまう。どんなに焦っていても、ものをしまうときだけは落ち着きを払いたいものだ。