通販好きは要注意。amazonの1-Click注文が解禁されたぞ。
amazonではおなじみの、ワンクリック注文の特許が失効するというニュースがあった。特許がなくなるということは、他のサイトでもワンクリック注文ができるようになるということだ。
これは便利になる反面、間違って注文してしまう危険性もふえる。念のために、今からできる対策を紹介したい。
amazonの1-Click注文とは?
amazonのワンクリック注文とは、「カートに入れる」ボタンのすぐ下にある「1-Clickで今すぐ買う」ボタンのことだ。
amazonを使っているなら、こんなオレンジのボタンを見たことがあるはずだ↓
このボタンを押すと、住所の確認などを全て飛ばして商品を注文できる。買い物は何でもamazonで済ませてしまうようなヘビーユーザーには、便利な機能なのかもしれない。
が、たまにしかネット通販を使わない人間にとっては、正直よけいなお世話以外の何ものでもない。むしろ住所や支払い方法などをチェックできないというのは、ちょっと不安だ。
このボタンのおかげで、amazonの売上は5%(値段にすると数千億円ほど)アップしているという。どちらかというと、ネットショップの利益ためにあるようなボタンじゃなかろうか。
今までこの1-Click機能はamazonが特許で守っていたが、それはすでに切れている。これからは他のネット通販も、どんどん1-Click機能を取り入れるかもしれないのだ。
1-Click機能を無効化しよう
実に厄介な1-Click注文だが、amazonではアカウントページから無効化することができる。流れはこんな感じだ↓
・トップページから「アカウントサービス」をクリック
・「その他の支払い方法」の「1-Click設定」をクリック
・ログイン画面でEメールとパスワードを入力してサインイン
・「1-Clickの状態」の「すべてをオフにする」ボタンをクリック↓
これで、1-Click機能は無効になる。
もし1-Click機能を復活させたいときは、商品紹介ページなどでいつでもできる。オフにするときは手間がかかるが、オンにするときはあっけないほど簡単だ。
日用品はなるべく店で買おう
1-Clickボタンは、リピーター向けのボタンだ。おそらくは、暮らしの中で使う消耗品などを買う人が使うボタンなんじゃなかろうか。
しかし店で買えるものは、なるべく店で買った方が安全かと思う。ネット通販だとどうしても、ほかの商品が目についてしまいやすいからだ。
店でもつい他のものを買いたくなるときはあるが、ネットに比べれば無駄遣いの危険は低い。現金を使う痛みは、支出のセーブに役立つものでもある。
私も歯ブラシ一本などをネットで買ったりもするので、人のことは言えない。が、そのつど支払い方法と住所を確認して買うようにはしている。危険なのは、何となく買い物してしまうことだ。
ポチるときはボタンの確認を!
amazonでは1-Clickを無効化できるから、まだいい。が、今後1-Click機能を始めるサイトがボタンの無効化をできるようにするかは分からない。
そんななかで私たちにできる対策は、ポチる前にボタンをしっかり見ることじゃなかろうか。
おそらくは「1-Clickで注文」「すぐに注文」みたいなボタンが、「カートに入れる」ボタンのそばにあったりするんだろう。便利そうな言葉がついているボタンは、触らない方がいい。
スマホよりもPCの方がミスしにくい?
が、スマホの小さい画面だと、誤クリックということもあるかもしれない。もしパソコンを持っているなら、ネットでの買い物はなるべくそちらから済ませた方がミスが少なくなると思う。
私はパソコンの方が馴染みがあるので、未だにネットでの用事はスマホを使わないことが多い。スマホの方が手軽で便利なことは分かるのだが、何となくパソコンの方が安心感があるのだ。
スマホしかない場合は、なるべく画面の大きいタブレットなどがあるといいのかもしれない。スマホ以外でネットに繋げる端末があるのは、いい面もある。
カードより銀行振り込みの方が安全か
万が一1-Click注文をしてしまったときは、すぐにキャンセル手続きをすれば大丈夫だ。
が、カード支払いだと、すぐに商品発送まで手続きが進んでしまう。あとでキャンセルしようなどと考えると、痛い目をみるのだ。カード支払いのスピードが裏目にでるのだ。
そう考えると、ネット通販ではカード支払いよりも銀行振り込みなどの方が安全なのかもしれない。勢いで買ってしまったものも、振り込みの前に思い直せばキャンセルすることができる。
買い物が便利になるということは、その分無駄遣いの危険がふえるということだ。つい買いすぎてしまうのが悩みの人ほど、支払い方法は不便なものを選ぶ方がいい。
今amazonは、1-Clickに続く新たな注文機能を考えているらしい。定期的にトイレットペーパーなどを買うお客には、ストックが切れる頃を見計らって自動的に同じ品を送るサービスができるという話もあった。
しかし何でもかんでも自動化するというのは、その分考える機会が減るということだ。ことお金が関わることについては、なるべく自分の頭を使う余地を残しておいた方がいいんじゃなかろうか。