寝るときメッチャ寒い。真冬に眠れないとき、速攻で効く対策。
真冬は、寝るときがつらい。寒くて眠れないとき、速攻でポッカポカになる対策を紹介する。
我が家も、厚手のジャンパーを着ないと過ごせないくらい部屋が冷え切っている。ホカホカの布団で寝るのは、冬の数少ない幸せだ。
ささやかな楽しみを守るべく、私が普段からやっている工夫などをご覧いただきたい。
1.羽毛布団、使ってる?
寒い部屋でも暖かく眠れるのは、羽毛布団を使っていることが大きいように思う。周りがどんなに冷えていようが、布団のなかだけはポカポカを保ってくれるのだ。
私の羽毛布団は、実家から持ってきたものだ。子供の頃から使っている年代物だが、寒さには十分耐えてくれている。
ネット通販でみると、1~3万円と値段の幅が広い。羽毛のグレードによって、安ものから高級品まで差があるのだ。
もちろんグレードが高い高級品の方が暖かいのだが、気軽に買えるものじゃない。自分の予算と相談して、手頃なものを選ぶのがいいと思う。
だが注意したいのは、まちがっても羽布団を買わないことだ。羽毛布団と羽布団は、全くの別物である。
羽毛布団は基本、ダウンと呼ばれる部分の羽が多く使われているほど暖かくなる。羽毛布団として売るには、最低でも50%以上はダウンが使われていないといけない。
しかしダウン率が低い羽毛布団は、寒くて羽が飛び出してくるなどの意見も多い。買う前には、ダウンが何%かはしっかりチェックしておきたい。
2.厚手の毛布は下に敷こう
しかし上からの冷気をシャットアウトしても、下からの冷気は防げない。とくにフローリングだと、ふとんごしにひんやり感が伝わってきて寒いったらない。
そこで下からの冷えを防ぐため、敷き布団の上にもう1枚厚手の毛布を敷くことをおすすめしたい。敷き布団とシーツだけだと布団の冷たさが気になるが、毛布があるとそこまで冷たさを感じないのだ。
我が家には敷き布団がないので、薄っぺらいカーペットを半分に折りたたんで使っている。冬はそのうえに、
・厚手の毛布×1
・薄手の毛布✕2
を敷いて防寒対策をしている。さすがに3枚も毛布を重ねると、冷気もそこまで伝わってこない。
3.さらに上にも毛布
なかには、毛布を上にかけて寝る人もいると思う。そういうときは、かけ布団の上に毛布をかけるのが効果的だ。
毛布というのは、外からの冷気をシャットアウトするために使うものだ。布団が体温でホカホカになったところに、毛布でフタをするというイメージである。
たまに毛布の上にかけ布団をかける人もいるが、これは逆効果だ。毛布で体温がさえぎられ、かけ布団が温まりにくくなってしまう。
敷き布団と合わせると、理想の順番はこうだ↓
・下から順番に、
1.敷き布団
2.毛布
(人)
3.羽毛布団(かけ布団)
4.毛布
かけ布団と人を、毛布と毛布でサンドするイメージだ。
私は羽毛布団のうえに、子供用のハーフサイズ毛布をかけている。やや小さめだが、これだけでも十分に暖かい。
4.スマートドライ最強
布団をもっとホカホカにするなら、あったかグッズの力を借りるのが手っ取り早い。私はよく、布団乾燥機で布団を温めている。
私が使っている乾燥機は、象印のスマートドライだ。詳しくはこちら⇒ミニマリストを目指す私が、あえて布団乾燥機のスマートドライをおすすめしたい理由
スマートドライは、ホースなどを使わず布団を乾燥できる優れものだ。羽毛布団と敷き布団の間に差し込んでおくと、1時間くらいで湿気が吹き飛んでしまう。
スマートドライで温めた布団は、入った瞬間にポッカポカだ。布団が温まるまでのタイムラグがないので、すぐに眠れてしまう。
羽毛布団は湿気が溜まりやすいので、乾燥ついでにホッカホカにするとカビ防止にもなる。もし布団乾燥機をお探しなら、ぜひおすすめしたい一品だ。
電気毛布や湯たんぽも可
もちろん布団乾燥機でなくとも、布団は温められる。手軽なのは、湯たんぽや電気毛布だろうか。
私も電気毛布は持っているが、電気代が激安で助かっている。詳しくはこちら⇒1ヶ月の暖房費が300円。一人暮らしの冬の電気代節約なら電気毛布一択でしょ
寝る一時間くらい前に布団を温めておけば、眠りが快適になるはずだ。こちらも、ただ敷いておくだけなので楽である。
ただ寝るときには、電気毛布は切っておいた方がいいかと思う。寝ている間に家電を使うのは、万が一のとき危ない。
湯たんぽも湯たんぽで、安い物が1,500円以下で売っている。純粋に布団を温めるだけなら、むしろこちらの方が手軽だろう。
しかし湯たんぽは、時間が経つと冷めてしまう。やはり寝る直前に仕込んでおいて、布団に入るときは外へ出すがいいと思う。
5.お風呂で暖まってる?
ふとんを温めるだけでなく、自身を温めることも考えたい。寒さ対策を話すときにはいつも言っているが、お風呂で温まるのは基本中の基本だと思っている。
お風呂で温まる話はこちらでも⇒【電気代節約】真冬でもエアコンなしで乗り切る。一人暮らしの引きこもりが実践する9つのコツ。
どんなに冷え性の人でも、お風呂に10~20分も浸かればポカポカになる。ポカポカMAXのまま布団に入れば、真冬でも快適に眠れるだろう。
逆にお風呂から上がって時間が経つと、湯冷めしてかえって身体が冷える。できればお風呂は、寝る直前に入りたい。
6.寝るまで足は絶対に死守
それでも人間、予定通りにいかないこともあるだろう。お風呂から寝るまで時間を取られてしまうなら、足元だけでも死守するようにしたい。
寒くて眠れないというとき、とくに冷たいのは足だ。上半身はホッカホカなのに、つま先だけ冷え切っているという経験をしたことは誰しもあるんじゃなかろうか。
我が家にもシャワー室しかないので、お風呂で暖まりようがない。寝るまでの間は、電気毛布を足に巻きつけてつま先が冷えないようにしている。
古い手ではあるが、くつ下を履くのも忘れないようにしたい。ホッカホカにはほど遠いが、裸足よりはずっとマシだ。
7.太ももを暖めよう
なるべく足を死守はしているが、すさまじく寒い日は通用しないときがある。ふとんのなかでつま先が冷たいときは、太ももを温めるといい。
私はつま先が冷たいとき、手のひらで太ももを温めるようにしている。だいたい10分もすると、足先もじんわり温まってくるのだ。
つま先が冷えるのは、血管が縮み上がって血流が悪くなるのが原因だ。私はつま先をいくら温めてもなかなかポッカポカにはならないので、末端の血管を温めても効果が薄いと思っている。
逆に太ももは、大きい血管が通っているので温め効果が大きい。太い血管が温まることで、末端まで血が通いやすくなるんじゃなかろうか。
8.暖かさはパジャマ<<<普段着
私はパジャマを使わず、普段着で寝ている。もしからしたらこれも、暖かく寝る対策になっているかもしれない。
パジャマは薄手のものが多く、どうしても身体が冷えやすい。上に一枚羽織っていないと、すぐ湯冷めしてしまう。
普段着はパジャマに比べれば、寒さに強い。とくにパンツやレギンスは、冬の心強い味方だ。
パジャマの方がリラックスできそうなイメージもあるが、普段着も慣れれば平気だ。ストレッチの利いた服を選べば、寝返りも楽にうてる。
パジャマを着ていたときは、布団から外に出たくないという悩みもあった。しかし普段着で寝るようになってからは、前ほど布団から出るのが辛くない。着替える手間もないので楽である。
普段着しか着ないメリットはこちらでも⇒楽ちんすぎて止められない。毎日同じ服を着るメリットとは?
9.寝る直前だけエアコンをON
どうしても部屋が寒いというときは、エアコンに頼るのも手だと思う。寝る3時間くらい前だけでも、エアコンを付けると快適だ。
エアコンは電気代がかかるが、一番電気をくうのはスイッチONにした直後だ。一度付けたら、なるべく長い時間ONにしておくと電気代が節約できる。
毎日数時間付けるだけなら、電気代も1,000~1,500円くらい高くなるだけで済む。よゆうがあるなら、それくらいの電気は使ってもいいんじゃなかろうか。
どんなに寒くても、布団のなかに入ると幸せだ。暖かい睡眠は、冬を乗り切るには欠かせない。
寝るとき寒いのがイヤだというときは、ぜひ試してみてほしい。