每日の暮らしの中で、洋服の断捨離を簡単に続けられる方法とは?
今回は、每日の暮らしの中で洋服の断捨離を続けられる方法をお話します。
「まとまった時間ができてから」と思うと、なかなか断捨離に踏み切れない人も多いかと思います。たくさんの時間やエネルギーがいると思うと、「今は忙しいから」と尻込みしてしまうこともあります。
一気に断捨離するのが難しいとき、每日コツコツやる方が簡単に続けられるかもしれません。まとまった時間の確保は難しくとも、ちょっとしたスキマ時間なら見つけられるのではないでしょうか。
朝の5分間断捨離
朝、着替えの前に5分間集中して断捨離してみます。「5分で何ができるの?」と思うかもしれませんが、集中して1つのことに取り組む5分には意外な生産性があります。
クローゼットの前に立ったら5分のタイマーをかけ、1着づつ仕分け。1着ごとに約5~10秒で、「着るか・着ないか」を判断します。あえて短い時間でジャッジするのは、余計な思いにとらわれないためです。
「まだ着れそうなのに」「高かったのに」などと考えると、断捨離ははかどりません⇒洋服を断捨離するときにありがちな、5つの「捨てられない言い訳」とは?
「もう着ないだろう」という服は、どんどんクローゼットから出します。分かりやすいように、断捨離服用のボックスがあると部屋が散らかりません。
5分経ったら、そこで作業はストップ。「もっとやりたい」と思っても、それ以上やらないのがポイントです。「少し物足りない」くらいで止めておいた方が、明日もまた片付けをしたくなるものです。
5分断捨離については、こちらにも詳しく書いています⇒洋服の断捨離はじめの一歩。1日5分、5秒で出来るシンプルな片付け方法
1着買ったら2着断捨離
これまでにも何度か紹介した、「1in2out」ルールです。このルールは、新しい服を買うのが好きな人に効果絶大です。
服を買えば買うほど、どんどん断捨離は進みます⇒洋服の断捨離がはかどる、捨てられない人のための5つのルール。
1着新しく買うごとに、2着の手放す服を選ぶのはなかなか大変です。2着のいらない服を選ぶときはもちろん、新しい1着についても「2着手放す価値のあるものを」と慎重にならざるを得ません。
このとき手放すものは、買う服と同じカテゴリーのアイテムにします。トップスならトップス、ボトムスならボトムスという具合です。こうしないと、いつしか「手放す用」の衣類を確保するようになるからです。
その最もたる例が、「ブラウス1枚を買って、オンボロくつ下2足を捨てる」など。この場合、逆に下着を買ったら服を手放すことにしないと、割に合わなくなってしまいます。
同じカテゴリー同士で「1in2out」を続ければ、そのうち「もう手放せるものがない」状態がやってきます。それが、あなたにとって理想のクローゼットということです。
着た服用スペース
断捨離用の服を入れるボックスを用意するのは王道ですが、逆に「来た服用のスペース」を別に作るのはどうでしょうか。部屋の一画に、着た服の仮置き場を作るのです。
たたんでしまう服は、そのまま空き箱などに収納。ハンガーが必要な服は、輪ゴムなどで印を付けておけば見分けられます。
クローゼットから出して着た服は、着る服スペースどんどん置いていきます。2~3週間も続ければ、普段よく着る服が出揃ってくるはずです。
これは裏を返せば、クローゼットの中に残った服はほとんど着ない服だということ。シーズン中にも関わらず3週間1度も着なかった服というのは、今後も着ない確率が高い・もしくは無くても大丈夫な服です。
服の断捨離がうまく進まないのは、着ない服の中から着る服だけを選ぶのが難しいからというのもあると思います。そういうときはまず、実際着た服だけを別の場所に移すと簡単になります。
部屋に入る度に収納をひと目チェック
部屋に入る度に、クローゼットを1度開けて中身をチェック。たとえ断捨離できなさそうでも、とにかく開けて確かめることがポイントです。
これは、普段から断捨離のことを意識するのに役立ちます。人は視界に入らないものは忘れやすいので、こちらの方からどんどん見るようにするのです。
毎日毎日そうやって眺めていると、「断捨離しないとな」と頭が片付けモードになります。アンテナを張った状態で収納をチェックすれば、それまで見落としていた「着ない服」も見つけやすいです。
私も最近は、バスタブにお湯を張る時間でオタクグッズのスペースをチェック。每日1回はグッズスペースを見るようになりました。
以前は、保留スペースに置いたオタクグッズを、毎日眺めたりもしていました⇒断捨離で後悔しないために、大事な貴重品はお試しの片付けがおすすめ 場所は「しばらく保留スペースにおいておく」です。
すでに相当な断捨離を経たので手頃なものはなかなか見つかりませんが、断捨離を日頃から意識できる効果はあります。また、単純にグッズ鑑賞のチャンスも増え、暮らしが少し楽しくなりました。
洗濯前に、服のダメージをチェック
服を洗濯する前に、色落ちやヨレ、大きな穴がないかをチェック。傷みのひどいものは、その場で断捨離用として仕分けます。
特に下着類は、必ず洗濯前にチェックします⇒洋服の断捨離しどきを、每日の生活の中でチェックする簡単な方法とは。
洗濯前にチェックするのは、洗濯後だと「洗ったからもう1回着よう」と考えやすいから。うっかりこれを忘れて再び洗濯してしまい、さらに「もう1回」となる危険性もあります。
リサイクル行きにしてもゴミ行きにしても、まずは洗濯前にダメージを確かめるのがおすすめです。その後改めて、リサイクル行きの服だけを洗濯すれば大丈夫です。
週末や連休を利用する断捨離も良いですが、スキマ時間でも片付けはできます。断捨離の時間を見つけるのに一番大切なのは、「ものを減らそう」と常に意識することです。