そこまで結婚したい理由は何?独身女性でいることが寂しいからと焦ってはいけない。
独身30代、結婚について焦りや不安が多い年代です。しかし、そこまでして結婚をしたいと思う理由は何でしょうか?
「独身女性=寂しい」という負のイメージが、未だに根強い現代社会。しかし、そんな世間の声を鵜呑みにして、焦る必要は全くありません。もしこんな理由で結婚したいのなら、ちょっと待って下さい。
将来の生活が不安
「将来、一人きりで生きていけるかが心配」。結婚すれば、将来の不安が無くなると思ってはいないでしょうか。
確かに一人よりも二人共働きの方が、金銭面の余裕は出そうです。しかし経済面の不安を解消するなら、結婚以外にも方法はいくらでもあります。例えば、
・定年後も仕事を続ける
・今から年金を払っておく
・将来に備えて貯金する
・投資で増やすことに挑戦
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また、結婚をすることで逆に将来の不安を増やすリスクもあります。
昔は、結婚して子供を産んで、将来は子供に養ってもらうという人生モデルを歩めました。が、深刻な不景気の昨今、子供に面倒を見てもらうのを期待するのは危険です。
よくニュースでも、年老いた親と子供の痛ましい事件を耳にします。ヘタをすれば、子供も親も共倒れになる可能性もあるのです。
むしろ結婚するときは、相手がいなくなっても無事に暮らしていけるほどの経済力があった方が絶対に安心です。結婚は不安を解消するものでなく、むしろ不安に備えてから踏み切るものです。
独りが嫌
単純に、独りで死んでいくのは寂しい。孤独死のニュースなどを見ると、「独りは寂しい」と思うことは確かにあります。
しかも結婚をしても、寂しさは消えるものではありません。夫や子供がいても、寂しいと感じている女性はいくらでもいます。寂しさを感じることと、家族や友人に恵まれていることは全くの無関係なのです。
「寂しい・孤独」の心理は、「誰からも必要とされない」「理解されない」という思いから出てくることが多いです。この根っこには、「自分で自分を認められない」自信のなさがあります。
寂しさ解消の「ためにする婚活」は、「つけ込まれる」危険性があります。「私を必要としてくれる人がいる!」と舞い上がってしまい、相手の問題点に気付けない可能性が高いからです。
相手に不満を抱きつつも、独りが嫌だから我慢する。これでは、いじめが嫌でグループに同調する中高生と変わりません。そんな結婚生活が、果たして本当に幸せでしょうか。
孤独の寂しさを埋めるためにする結婚は、単なる依存です。お互いに自立した関係でなければ、良い家族関係はつくれません。
世間や家族の目が気になる
「実家に帰る度に、両親が『いい人はいないの?』と聞いてくる」
「お正月は「まだ独身なのか」と言ってくる親戚がいるから、実家に帰りたくない」
血縁が多ければ多いほど、周りの外圧もひどそうです。昔よりはマシになったとは思いますが、色々言ってくる人間はどんなときも絶対1人はいるものです。
当たり前ですが、結婚は「自分がしたいからするもの」です。お家だの見っともないだの、未だに古い考えの化石頭がいることに驚きます。一体女性を何だと思っているのでしょうか。
色々なことを言う外野は、ハッキリ言って無責任です。己の幸せの保証など、絶対にしてくれません。そういう声に従って結婚など、一番バカバカしくはないでしょうか。
結婚したい・したくないに関わらず、外野のヤジはスルーするのが一番です。あまりうるさい人とは、物理的に距離を取れば大抵は解決します。
身も蓋もない言い方をすると、結婚は縁です。結婚できるときはできるし、できないときはできません。焦ったからといって、相手が見つかるものでもありません。
なぜそこまで結婚にこだわるのか?理由を突き詰めると、必ずしも「結婚しなければいけない」ことはないと、気づくかもしれません。