ズボラでも1年半続いた家計簿アプリ。マネーフォワードの便利な使い方5つ。
節約対策のために家計簿を付け始めて、早1年半が経ちました。私が普段使っている家計簿アプリ、マネーフォワードの便利な使い方を紹介します。
毎日手書きで記録するのは面倒でも、パソコンとスマホからであれば続けやすいです。お金の使い道がハッキリ分かるおかげで、家計のモヤモヤが晴れてスッキリします。
ただ、あまり凝った使い方をするとそれはそれで続きません。私の場合は以下のような、自分が必要な機能に絞って使っています。
1.まずは良く使う口座の連携から
マネーフォワードの機能で一番助かるのが、銀行やネットショップの情報を自動で記録してくれる点です。良く使うサービスを連携しておけば、後は勝手に支出と収入の記録が残ります。
私が連携しているのは、以下のサービスです↓
・銀行口座…三井住友銀行、ゆうちょ銀行、楽天銀行
・クレジットカード…楽天カード
・ネットショップ…amazon、楽天市場
・年金、税金など…ねんきんネット
よく使う銀行口座・カード・ネット通販の3つは、マネーフォワードに登録したら真っ先に連携しておくと良いです。これだけでも、日々の支出の7~8割は自動記録でカバーできます。
特にカード支払いや口座の引き落としは、それぞれの口座を1つ1つチェックするのが実に面倒。ズボラでも家計簿が続くのは、この手間を省けたおかげだと思っています。
ただ、使っているサービスと家計簿を連携するには、IDやパスワードを入力しておかないといけません。一番最初の、登録の手間だけは面倒くさいです。
が、これが終われば後はずっと楽ができます。私も登録のときはちょっとうんざりしましたが、その後の効果を実感した今は「連携して良かった」とつくづく思います。
さらに私は、老後の資産チェックのためにねんきんネットとも連携させました。民間のサービスだけでなく、年金とまで連携できるのは流石です。
年金に限らず、株や純金などの資産まで記録することも。支出をつけるだけの家計簿と比べて、支出と資産を丸ごと管理できるのも便利なところです。
記録にはタイムラグがある場合も
ただ1つ難があるとすると、カードの支出を記録するタイミングと実際に引き落としされるタイミングがズレること。マネーフォワードの記録が先で、後からカードの引き落としというパターンが多いです。
これは、カードを使った店やサービスによって、カードの明細に記録されるタイミングがマチマチだからです。マネーフォワードは、カードの明細に載っている分しか記録できません。
私の場合、スマホ代がカード明細に記録されるのが2ヶ月先です。そのため、スマホ代の記録だけは自分でチェックして手入力しています。
マネーフォワードが楽天モバイルにも対応すれば、この問題はキレイに解決します。最近は格安SIMのユーザーも増えているので、そろそろ楽天モバイルとの連携にも期待したいところです。
2.レシート入力は携帯アプリから
8割の支出は自動で記録できるものの、現金での買い物は手入力しないといけません。私はレシートが数枚溜まってきたら、まとめて付けるようにしています。
レシートを整理する方法はこちらから⇒金運を上げたい。お金が貯まる財布の使い方5選。
そのとき便利なのが、マネーフォワードのスマホアプリです。いちいちパソコンを立ち上げなくても、スマホ1つでチョチョッとレシートを記録できます。
レシートを撮影して記録する機能もありますが、意外と間違いが多くて直すのが手間です。どうせ大した手間ではないので、私は一から手入力しています。
レシートを記録するとき地味に役立つのが、メモ機能です。メモに何を買ったのか書いておけば、「この支出は何だ?」と後から頭を悩ませずに済みます。
かく言う私も、1週間前の買い物の内容が思い出せないことが良くあります。そういうときのために、メモに買ったものを残しておくと安心なのです。
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3.カテゴリーを仕分けて使い過ぎをチェック
家計簿に記録された支出や収入は、食費や日用品費など、どんな内容かをカテゴリー別に仕分けられます。1つ1つしっかり仕分けておくと、どんなところにお金がかかっているのか一発で分かるのです。
さらにマネーフォワードは、円グラフで支出の割合をチェックできます↓
この円グラフを見れば、どこに一番お金を使ったのかが一目瞭然。特に節約した方が良いところが、簡単に分かるのです。
私の場合は主に、家賃や奨学金の返済などの固定費に収入の大半が消えていました。しかし、固定費がどれくらいかかるか計算すれば、自分に必要な生活費もおおよそ割り出せます。
私が必要な生活費を計算してみた結果がこちら⇒老後の生活費はいくら必要?独身一人暮らしの内約を計算してみた。
さらに食費や光熱費などの変動費も、毎月の結果を見比べるとなかなか面白いです。先月は何故こんなにお金がかかったのかとか、今月は節約を頑張ったなど、お金から己の生活ぶりが分かるのです。
私が家計簿を付けて実感した効果はこちらでも⇒家計簿を付ける意味とは?独身30代がお金の使い道を記録する5つの理由。
4.項目ごとに予算を決めて管理
おおよその支出が分かると、予め予算を組んでおくこともできます。どれくらいのお金を使えるのか上限を付けることで、無駄遣いの予防がさらにはかどります。
私は今のところ、食費6,000円、水道光熱費6,000円、交通費3,000円などの予算を組んでいます。ほかにも色々と組みたいですが、まだお金が足りません。
毎月の家計簿の記録から、これくらいあれば大丈夫そうだという金額を設定できます。過去の生活から予算を割り出せるので、無理がありません。
予算を組んで余ったお金は、そのまま貯蓄に回すことも。先取り貯金に加えて、さらに節約のやる気がはかどるところも嬉しいところです。
5.確定申告とも連携して税金対策
マネーフォワードは日々の家計だけでなく、確定申告などの税金対策にも使えます。マネーフォワードの関連サービスである、MF確定申告も一緒に使うことができるのです。
私は個人事業主として働いているので、毎年の確定申告が欠かせません。が、経費がどうの控除がどうのと、自力で記録するのは正直荷が重すぎます。
マネーフォワードとMF確定申告を連携しておくと、マネーフォワードでの支出が確定申告の方にもどんどん記録されていきます。おかげで、日々の出納などの手間が省けて助かっています。
自動で記録されたものをチェックして、仕事と関係ない支出は確定申告から省いていきます。チェックにかかる時間は、大体10~30分くらいです。
毎月このチェックを一度やっておくだけで、経費の記録はバッチリ。それを元に、パソコン上で確定申告書を作れば完璧です。
2017年には、人生初の確定申告をしました。このときもマネーフォワードの記録を元に、MF確定申告から確定申告書を作りました。
かなり適当な記録だったので少々心配でしたが、問題なく申告できました。今のところ税務署から文句も来てないので、内容も大丈夫だったんだろうと思います。
個人事業主に限らず、副業があったり持ち家がある場合も、毎年の確定申告があるんじゃないでしょうか。そういうときも、マネーフォワードとMF確定申告があれば便利じゃないでしょうか。
支出が見やすくなると、節約がグッと身近に感じられます。マネーフォワードは面倒な作業をほぼ自動でやってくれるので、私たちはそれを元に節約の対策を考えれば良いだけです。
記録の手間を減らせば、お金の計算が苦手な人でも節約に乗り出しやすくなるんじゃないでしょうか。アナログ家計簿が続かない人には、ネット家計簿はおすすめです。