自分らしい服装とは結局どんな格好?カレジョが辿り着いた答え
自分らしい服装とは、具体的にどんな格好なのか?当たり前のように使われる言葉だが、いざ聞かれると答えられないものだ。
そこでファッションと自分らしさについて、ちょっと考えてみることにした。個性とファッションで悩む人に、ヒントになれば幸いだ。
自分らしい≠奇抜な服
自分らしいというと、個性的な格好というイメージが浮かびやすい。いかに人と違う格好をするかと考えがちだ。
が、ただ奇をてらっただけでは自分らしいとはいえない。慣れない服を着ていると無理感が目立つ。
特にオタクファッションにありがちなのだが、一部には飾りの多い服や妙なデザインの服に惹かれる人がいる。自分では個性的でカッコイイと思っているのだが、周りからみるとチグハグで変なのだ。
これは自分らしいのではなく、服に個性を食われている状態だ。張り切っておしゃれすればするほど、自分らしさというのは遠のいていくものなんじゃなかろうか。
私もかつて、かっこいいデニムジャケットを持っていたことがある。詳しくはこちら⇒洋服の断捨離、4回め。大好きなアウターやボトムスを片付けた理由とは
今思うと、そのジャケットをどこまで着こなせていたか疑問だ。服の断捨離をし続けたことで、自分らしくない服を無意識で仕分けられるようになったのかもしれない。
着ていて安心できる格好
じゃあどんな格好が自分らしいかといえば、まずは着ていて安心できるというのがポイントじゃないかと私は思う。
普段と違う格好をすると、ちょっとソワソワすることがある。これは慣れない服装だからという理由のほかに、自分らしくない服を着る違和感からくるものじゃなかろうか。
逆に初めて着るのに、妙にしっくりくる服というのもある。そういうときは、自分の個性と服の個性がマッチした瞬間なんだろう。
個性は内面もあるが、見た目的な部分もある。自分らしいことが己を知ることなら、己の見た目の個性を知ることも大事かもしれない。
肌色の個性を知るコツはこちら⇒試してびっくり。自分のパーソナルカラー診断が簡単・確実にできる超おすすめの方法。
骨格を知るコツはこちら⇒骨格診断を自己診断する7つのコツ。自分に似合う服が分からないときの対処法とは。
いつも選んでしまう服も、それが一番自分らしくて安心できるから着るんだと思う。マンネリも、自分がしっくりくるなら悪くない。
着られてる感と自分らしさの差とは?
その一方で、同じ服を着続けて自分のものにしてしまう人もいる。
水玉の絵で有名な画家の草間彌生さんは、いつも赤色に全身を包んでいる。あれは似合っているかどうかを超えて、草間さんの個性を体現しているものだと感じる。奇抜だが、それが草間さんの自分らしさなのだ。
だからといって他人が奇抜な服装に走っても、草間さんのようにはなれない。最初にもいったが、それはただの無理してる人だ。この違いはどこからくるのか。
服に個性を食われるのか、自分らしく着こなせるかの差。それはその服を着るとき、自分なりの考えをもっているかどうかじゃないかと思う。
草間さんが水玉の絵を書き続けるのは、自らの病気に立ち向かうための儀式だという。いつも赤色を着るのも、同じような理由があるんだろう。これは草間さんなりの信念だ。
芸術などの場に限らず、毎日着る服にも同じことは言えると思う。いつもの服を着るにしても、その服を気に入った理由があるはずだ。
そういう自分なりの基準を突き詰めた先に、自分らしい服装というのは見えてくるんじゃないのか。表面だけマネしてもだめなのだ。
もし自分の格好に満足できないときは、そのなかに自分なりの考えが無いからかもしれない。むやみに流行を追いかけるのと目の前にある服をただ着ること、真逆のようで根っこは同じだ。
自分らしい格好は、簡単なようで難しい。自分を知ることに通じているからだろうか。
私も色々な情報に右往左往してしまうが、これからも自分なりの考えを大事に服を選びたい。